ひとこと(5月3週)
勉強の意味
アジサイの広場
正之おき高3
 
 我々日本人は、いつも勉強をしているが、勉強というといつも嫌なイメージ
を思い浮かべるであろう。あんなにも勉強が嫌われるのは、学ぶということに
対しての面白味が薄れていることや、親から勉強をするようにしばしば責め立
てられることにあるのではないだろうか。今こういった情勢にある日本である
がこのまま行けば更に勉強を避ける人々が増えることが予測される。
 
 だから、そうしないためにも、学ぶということがなされる現場である学校で
、教師が生徒に対して学問の面白さを教えたり、勉学の中に出てくる一つ一つ
の論理を公式だけでなく、その根本から教えて理解させる必要があると思う。
例えば、私は化学を勉強している中で、水素と酸素を化合させると水ができる
ということを学んだ。しかし、どうしてそうなるのかということを根本的には
知らないし、そういったことを実験して実際にそうなる過程を見たこともない
のである。だから、先生が上で述べた化学反応などを実際に実験して生徒を驚
かせて興味をもたせたりすることで、生徒の勉強に対する概念が変わり、勉強
が関心を寄せ付ける対象となると思う。
 
 そして、学問を日常生活の一つ一つと関連させて学ぶことで、より面白味の
あるものとなると思う。例えば、ニュートンは、りんごが落ちるのを見て、地
球には重力が働いているという物理的現象があることを発見したのである。こ
うして、我々の周りで起きている一つ一つの現象がどのようにしておきている
かということを考えて勉強していれば、学問も大変楽しいものと感じられるよ
うになると思う。
 
 確かに、勉強は理解することができてもそれを覚えることが難しく嫌悪感を
覚え、勉強を嫌う人が多いのかもしれない。しかし、「辞書のような人間にな
ることではなく、辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目的であ
る。」というように、学問において大切なことは、知識を頭に入れることでは
なく、それをうまく活用することなのである。また、覚えることが大変である
と思う人が多いかもしれないが、それは我々が興味あることはすぐ覚えてしま
うのと同じように、勉強に対する関心を寄せることで容易になることなので、
そうしたもとで、勉強をすればよいと思う。