ひとこと | (6月3週) |
行列を減らしていくための工夫 |
イチゴ | の | 谷 | の広場 |
りさ | / | あいす | 中2 |
行列は、今日の都市生活に欠かせない社会現象となっている。例えば駅の切 |
符売り場やタクシー乗場や学生食堂などで行列は欠かせないものとなっている |
。これは平等主義であるということを表している。平等とは、身分も権力もか |
んけい無い民主的なものでとてもすばらしいものである。例えば銀行でおかね |
をおろそうとすると、必ずといっていいほど列をつくって並ぶ。横入りされる |
心配もなく、ただただ、自分の番をまっていればいいのだ。これは、信号機な |
どでもいえる。赤信号だったら、前の車にならって、後ろに並び、青に変わる |
のをまてばいいのだ。 |
しかし、たくさん並んでいるところに並び時間をかけて自分の番をまつとい |
うことは、良い気持ちはしないだろう。急いでいる時に、赤信号にでもなって |
しまったら、腹がたってくるのは私だけではないと思う。車が通っていないの |
に、わざわざ赤信号でとまっているのはばからしくなってくる。つい誰もが、 |
信号無視をしてしまいがちだ。やはり、このことを、考えていくと平等という |
ことは、一見とてもすばらしいものに考えがちだが、裏には、こんな短所があ |
るのだ。 |
このように、行列についてかんがえていけば、行列は必要でない、という意 |
見がでてくるかもしれない。しかし、そういうことではなく、行列をつくって |
いる原因を取り除いていく努力をしていく必要があると思う。例えば、先ほど |
の銀行での例を使うと、行列をつくらないようにするために、お金をおろす、 |
又はお金を入れる機械の台数を増やすという工夫をすることができる。「でき |
あがった規則をなんとか守ろうとすることよりも、実態に合わせて規則を変え |
ていくことが、しんに規則を生かす道である。」というように、場合によって |
は行列の秩序よりもその場合に合ったやり方を臨機応変に使うことが必要なの |
である。 |