ひとこと(7月3週)
人間は他の人間と自由に
アジサイの広場
隆史きね中3
 人間は他の人間と自由にまじわることができる。あるいは、まじわる相手を
自由にえらぶことができる。しかし、そのように自由な人間関係の中で、ひと
つの例外がある。それは、血縁の関係、とりわけ親子の関係である。人が生ま
れた瞬間に、親子の関係は宿命的にあたえられてしまっている。こればかりは
、誰にも、どうにもならない。しかし、現代のひとつの特徴は、親子という関
係が「問題」化してきた、ということであろう。乳児経験の段階から、親子の
あいだには、大きな落差がつくられているのだ。
 
  問題が起こらないようにするには、第一に、親が子供に対してもっと自由
にしてやればいいと思う。例えば、勉強をしていなくても、速く勉強しろなど
といわないで自由にやらせるということである。友達のなかには、何をするに
も自由な家がある。なのに、自分から勉強をしているので親とも問題がないの
である。
 
  第二に、子供が親の言うことを馬鹿にせずにもっとよく聞くことが必要だ
と思う。例えば、「姨捨て山」などという童話のように、おばあさんを捨てな
いでおばあさんの知恵を生かしたりするということが必要だと思う。このよう
に、大人の人は自分よりも長く生きているので、いろいろな知恵をくれるので
ある。
 
  確かに、時代が変わるとまたいろいろな問題が出てくるが、「脱皮できな
いヘビは滅びる」という言葉があるように、親子関係も時代の変化についてい
かないと問題が起きてしまうのである。だから、親子はお互いに分かり合って
生きていかなければならないのである。
 
 
 
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