ひとこと(7月3週)
アイスは外来語
ウグイスの広場
がっちゃんてな中2
日本があらゆる点で西洋の文化文明を取り入れたにもかかわらず、日本は結局
雑種文化の国になることなく世界に類例の少ない併存文化の国になった。しか
し、多くの日本人にとって、欧米の文化や風俗習慣は、依然として自分達の生
き方の目標や憧れの対象であるようだ。日本人の多くがいまだに日本語にとっ
ての漢字のありがたさを十分に理解していないことは残念と言うほかない。
 
 小学校の時に国語の勉強で、「~と外来語」という勉強をした。(話の題名
は思い出せない。)そのとき、先生が「じゃあ、今日一日外来語を使わないで
過ごしてみよう」と、言った。それで私はわずか14分で「アイス食べたい」と
、言ってギブアップしたのを覚えている。あのとき、私は日本にどれだけ外国
の文化が多いかを実感した。そして、私たちがそれを当たり前にはなしている
のにもびっくりした。
 
 日本の有名な昔話に「かぐや姫」というのがある。その話は、じいさんたち
が見つけたかぐや姫は実は月の世界の住人で、月から来た人々がかぐや姫を連
れ戻しにくる。それを聞いたじいさんや、かぐや姫と結婚したいと思っていた
男達は必死になって月の人々に対抗するが月から来た人々との力の差が大きく
、かぐや姫は月へ帰ってしまう。このことは、日本文化と西洋文化にも言える
のではないか。まだまだ力不足の日本は、自分よりも発展している欧米の文化
を取り入れるのだ。
 
 大切なのは、健康らしい外見ではなく、健康自身である、という言葉がある
ように日本人は「漢字よりもカッコいい」という理由で外来語を取り入れた。
しかし「カッコ」を気にする前に、昔からある漢字を大切にしていくことによ
って、他国の文化にはない日本の文化の良いところがわかってくるのではない
か。