ひとこと(7月3週)
言語
アジサイの広場
さやかあおべ中3
 今、日本の国際化社会の中で言語は、外国語、特に英語に干渉させられてい
る。それは異文化に対する憧れや文化への願望であり、明治以来色々と努力し
てきたが、強大な西洋文明を圧倒的に受けてきた日本が雑種文化にならなかっ
たのは、日本に漢字が存在したからである。現在、日本語が英語化してきてい
るが、私たちが、日本語にとって漢字のありがたさを十分に理解していないの
が残念である。
 
  日本は外国のまねばかりしてきたが、日本にも良いところがあるのではな
いかと思う。例えば、花火というのは、外国語ではfire worksという
が、それは本来日本の文化であり、日本独特のものであると思う。私もよく花
火大会にいくが、花火は本当にきれいで日本の良い習慣、文化であると思う。
日本は、外国の文化ばかり真似しているが、日本の文化というのもとても良い
ことだと思う。
 
  又、日本の昔話の中に、「舌きり雀」と言う話がある。「良いおばあさん
がある時雀を助けたが、隣の悪いおばあさんが雀のしたを切ってしまった。雀
の親鳥が、良いおばあさんに、重い重箱と軽い重箱、どっちがいいかと聞くと
、おばあさんは遠慮して、軽い重箱をえらんで、悪いおばあさんもまねをして
、すずめの親鳥にあった。そして、重い重箱を選んで、得をしようと思った。
しかし、良いおばあさんの重箱には小判がぎっしりで、悪いおばあさんの重箱
にはヘビなどが、入っていた。」という話である。この話からもわかるように
、人の真似をしなくても自分の道をまっすぐに進めば良いと思う。
 
  日本は外国の文化ばかり真似してきたが、日本文化にも良い所というのは
あるのではないかと思う。「大切なのは、健康らしい外見ではなく、健康自身
である。」と言う言葉があるように、まねして、外見を良くするのではなく、
大切なのは日本自身の良い文化を持つことだと思う。