ひとこと(8月2週)
親子関係
アジサイの広場
さやかあおべ中3
 人間は他人と自由に交わることができるが、親子関係だけは宿命的に与えら
れたものであり、親子関係はごく自然なものであった。しかし、現代の親子関
係には深い溝が生まれてきている。昔は自分が育てられたのと同じように子供
を育てれば良かったが、現在は育児書のもとで子供を育てている。そのため親
子のあいだには一種の緊張関係が生まれてゆく。
 
  子供と親の住む世界が違うのは世代が違うからであるが、親はそのことを
もっと理解するべきである。もしも子供が自分が体験しなかったこと、新しい
ことに興味を持ったら、まず子供の興味の持ったものを一緒に体験してみれば
良いのではないか。私もパソコンに結構興味があるが、親はあまり関心がなく
て、「おもしろい?」と聞いたりするときがある。
 
  しかし、子供が親の言うことに関心をもってみるというのも大切である。
親が言っていることは長年の経験で物事をいっているので、耳を傾けてみるこ
とも大切である。童話に「北風と太陽」とゆうのがある。北風が旅人のコート
を脱がせようと一生懸命風を吹いたが無理で、太陽が光を照らすと旅人はコー
トを脱いだという話であう。このように無理強いをしないで、他から与えられ
たものを素直に受け入れることは大切である。
 
  確かに今私達の親子関係は難しい立場におかれているが、私達はその場に
与えられた環境をフルに使うことが一番よい。「自分の心のうちに持っていな
いものは何一つ自分の財産ではない。」と言う言葉の通り、私達は与えられた
環境を生かすことが大切である。