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鶏口のよさと牛後のよさ
アジサイの広場
小原おき高3
 我々は、いつも鶏口と牛後のどちらを選ぶであろうか。日本人は、一般的に
安全で良く評価されやすい鶏口を選ぶ傾向にあるようである。就職にしても、
大企業の方が安定感があり世間から見た目では良いために、人員の少ない中小
企業への就職や自営業をするなどといったことは、失敗も多く、経済的安定性
がないので、避けられがちになってしまう。しかし、大会社はその反面大きな
成功が得られにくいが、中小企業は一つ一つの仕事がやり甲斐があり、成功し
た時の喜びは大きいものになろう。
 
  われわれ日本人は、自分の意見を他の人にあわせるような傾向があるので
、他人と違った大胆なことは避けるのである。そのために、小会社の長所に気
付いていないというのが問題であると思う。
 
  だから、大企業にないその良さに気付くために、他人にあわせるのではな
く、自分の行動は常に自分自身で考えていくべきであると思う。例えば、私の
学校のクラスで卒業アルバムに載せるための写真をどこでとるかという問題で
、クラスメイトの一人がみんなに意見を求めていた。しかし、意見を言うのは
ほんの一部であり、ほとんどの人がどうでもいい、他の人にあわせるというよ
うな感じであった。(実は、自分もそうであった。)だから、そうでなくほん
のわずかいた人のようにもっと自分自身の意見を持ってしっかりしていく必要
があると思う。
 
  また、常に責任感を持って行動し、積極的に思いきったことをしていく必
要もあると思う。例えば、昔話桃太郎で、桃太郎たちは鬼退治に行くことが危
険にもかかわらず、思い切って行動したのであった。このように、危険と思わ
れるようなことでも積極性をもって行動することが大切である。
 
  確かに、牛後は、極めて良い安定性があり、危険に会う可能性も低い。し
かし、失敗は成功のもとであり、大成功を遂げる過程で、失敗はつきものであ
って、その数が多ければ成功は自分にとってそれだけ価値あるものになり、大
きな喜びを得られるものだと思う。