臆病とは |
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JIRO | / | あすな | 中3 |
臆病心は,恐怖がたとえごく小さいものであっても,われわれがそれに気を取 |
られ出すと,すぐ増大してくることから生じる。人間は理由のない不安や恐怖 |
から臆病になっている。友達ができない理由についての第一は劣等感や臆病さ |
である。他人から尊重されるには,まず自分で自分を尊重することが第一であり |
,友達というものは,まずこちらから何かを,しかも何らの報酬を期待すること |
なしに与えることによって成り立つ。与えることが,無際限に-与えること自体 |
が悦びであるのが真の友情というものである。 |
いったい友達を作ろうと意識している人はいるのだろうか。私は今まで友 |
達を作ろうと思って友達になったことは一度もないし,友達というものは自然 |
に集まってくるものだと思っていた。けれど,もし家族も友人もいない外国に一 |
人ほうり込まれたら,一番にほしいと思うのはやはり自分をわかってくれる友 |
達ではないかと思う。他人になにかをして欲しくて友達になること、それは友 |
達ではなくて,こちらにとっての都合の良い友達であり「それは何等かの形で相 |
手に気付かれてしまう。それは自分の時でも同じで,本能になにか感じるもの |
があるのだと思う。よこしまな理由や自分の都合で友達を作ってはいけないし |
,相手になにかを求めてはいけない。 |
「白雪姫」というお話の中で白雪姫は継母に捨てられ,森の中で七人の小人 |
と友達になったが,これは白雪姫の小人を思う慈愛の心が小人に伝わったから |
であり,このように相手を思う気持ちが相手に伝わった時,人は友達になれるの |
だと思う。 |
「大切なのは,健康らしい外見ではなく,健康自身である」とあるように,一 |
番大切なことは友達をたくさん持っているということではなく,互いに分かり合 |
える友達を持つことであると思う。友達は自分の財産であり永遠になくならな |
いものだから,大切にしなければならないと思う。 |