鶏口のよさと牛後のよさ |
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FD3S | / | あしあ | 高1 |
日本人はほとんどが牛後の方が良いと感じているようである。だからほとん |
どの人が一流大学に入って、決してつぶれないような大企業に就職しようとす |
る。しかし私はこれを良いとは思わない。なぜなら牛後に付いていてはいつに |
なったら大きな仕事ができるようになるかわらないし、いまの時代ではいつリ |
ストラされるかわからない。それになんとなく周りに流されてしまいがちであ |
る。 |
それよりも私は鶏口(つまり中小企業かまたはそのような性質を持つ大企業 |
にはいる)の方が良いと思う。そのほうが仕事もやりがいがあるだろうし、な |
により自分の意志で仕事ができると思うからである。リストラが恐くて自分の |
好きな仕事ができない大企業などに入ってしまったら、私はきっと毎日が退屈 |
でしかたがなくなってしまうであろう。 |
それに社会が牛後中心では有能な能力を持つ人でも大企業に入るので、その |
能力が埋もれてしまう可能性もあり、これはおおいに日本の発展を妨げる。で |
はどうすれば鶏口が大切と思われるようになるのであろうか。 |
その方法として我々はもっとチャレンジ精神を持つべきだ。そうすれば大企 |
業に入って一生を平穏に暮らすより、多少苦労してでも自分のやりたい仕事を |
したほうが良いと思うようになるであろう。例えば、桃太郎にチャレンジ精神 |
がなかったらどうなっていたであろう。犬・猿・きじの親分(つまり鶏口)な |
どにならずにもしかしたら当時の大企業のような所(たぶん仕立て屋など)に |
奉公にでていた(牛後になった)かもしれない。 |
もう一つの方法として、我々はまわりに流されないようにするべきだ。自分 |
の意志を持たずにとりあえず大企業に、というように大して考えずに自分の将 |
来を決めてしまう様では誰も鶏口にはなれない。つまり今の社会には中小企業 |
は危ないと言う風潮があるが、これに流されていては鶏口にはなれないという |
ことである。 |
確かに大企業は可能性があるし、視野が広くなるという利点もあるが、それ |
にも増して弊害が大きい。以上の事から考えて、やはり私は鶏口の方が良いと |
思う。人の能力を最大限に引き出すのは牛後ではなく鶏口だ。私も将来はすぐ |
に自分の能力をつかえる職場に就きたいと思う。もっと人々は自分のやりたい |
ことは何なのか考えるべきであろう。 |