https://youtu.be/A41nJ8Iopxo
●作文学習の意義
勉強は成績がよくなるだけだが、作文と読書は頭がよくなる。
頭がよくなれば、学年が上がるにつれて成績も上がる。
逆に言うと、成績だけ上げていると、学年が上がるにつれて成績は下がる。
●小学校低学年のうちは、コントロールしすぎない
親のペースで子育てをしていると、勉強のよくできる子になるが、やりすぎると、小4のころから反発するようになり、かえってうまく行かなくなることがある。
低学年のころは、直したり指示したりすることは少なくして、褒めることと自主性を活かすことを中心に、。
●小学校中学年は、家庭学習の習慣をつけ、毎日決まったことをやれるようにする。
そのためには、勉強の量は少なく、決まりきったことができるようにする。
勉強以外のお手伝いの習慣も同じ。
そういう習慣がつくと、夏休みの宿題なども計画的にやるようになる。
●中学生高校生は、読書が重要。
特に、小説ではなく説明文意見文の読書を中心に。
難しい本の読書をしていると、読書とは関係ないように見える数学や他の教科の成績も上がる。
その理由は、読書によって考える力がつくので、数学の解法なども考えて理解できるようになるから。(読む力がないと、解法を読む気がしなくなることもある)
●勉強の目標を、大学入試に置くのではなく、その先の独立起業に
昔は、いい大学に入ることが勉強のゴールだったが、これからはそうではなくなる。
本当のゴールは、社会に出て第一人者になることで、わかりやすく言えば独立して起業すること。
●ベーシックインカムの時代は、遠い先の話ではないから、メシの食える大人になることよりも、楽しい人生を送る大人になることが目指す目標になる。
楽しい人生の条件は、常に向上心を持ち、創造的に生き、社会に貢献すること。
●学力の基礎は日本語。
日本語の力をつけるには、読書と対話と作文と暗唱。
読書には読み聞かせも含む。
日本語の力がつくと、精神が安定し、人の言うこともすぐに理解するようになる。
学校でなにかのお知らせのプリントが配られるようなときに、すぐに読み出すような子は読む力がある。
逆に日本語の力がないと、落ち着かない、言うことを聞かない、怒りっぽくなるなどの問題が出てくることがお多い。
●今後の学力はAIで大きく変わる。
わからないことは先生に聞くよりもAIに聞くようになる。
勉強を発展させたいときも、AIと相談するようになる。
勉強は、家庭学習+AIが基本になる。
●AI時代のオンラインクラスの意義
基礎学力クラスは、低学年からの勉強仲間作り。
総合学力クラスは、能率のよい国語算数英語創造発表の学習。
全科学力クラスは、同じく能率のよい国語数学英語理社の学習。
プログラミングクラスは、これまでのコード学習から、これからはAIを使った作品づくりへ。
創造発表クラスは、理科・社会・プログラミングの勉強をAIで発展させて発表する学習に。
●AI時代の作文
作文の本質は考えることで、書くことはその結果。(書きながら考える面はあるが)
構想メモを手書きで書くことが作文の中心になる。(考える作業は手書きと相性がいいので)
将来は、人間が、構成と実例と意見と名言を考え、それを書くのがAIという役割分担になる。
●AI時代の英語
英語教育は、伝達のための英語から、文化を身につけるための英語になる。
英語以外の外国語も、文化のための外国語を学ぶ学習になる。
文化のための外国語の学習には、外国語の文章の暗唱が重要になる。
●AI時代の入試
知識のテストは基本的なことがわかっていればいいということになる。
具体的には、オール4の成績か、共通テストで7~8割の成績。
あとは、自分の得意分野があり、それに熱中した実績など。
ただし、得意分野は、スポーツ的音楽的なものよりも学問的なもので。
将来は、作文小論文が入試の中心になる。
現在、作文が入試の中心になっていないのは、評価に手間がかかるから。
作文検定試験が広がれば、作文力が学力と見なされ、読解や記述の試験も作文に統合されるようになる。
思考語彙のうち、「たら」という言葉が、原形の「た」という言葉で集計されている例が多かったので、思考語彙からはずしました。
表現語彙のうち、「の」が名詞として集計されていますが、「の」と表示されてもわからないと思うので、表現語彙からはずしました。
ほかに、あらかじめはずしているものは、数字の1、2、3……などです。
以上の調整をしたあと、全学年のほぼ中間に位置する中1の1~2月の採点をし直し、新しい平均点と標準偏差の数値を作りました。
その新しい基準で、2月からの森リン点を採点し直します。
なお、それぞれの語彙の簡単な説明は次のとおりです。
・思考語彙……考える言葉、説明、意見、感想など。
・知識語彙……知識実例、調べた話など。
・表現語彙……話題の多様性。語彙の多様性。
・文化語彙……具体的な例。主に体験実例。
これらの語彙は、単純な個数の集計ではなく、種類の数の集計なので、同じ語彙がある場合は1つとして数えています。
どの語彙も多いほうがいいと思うかもしれませんが、多すぎるとかえってマイナスになることがあります。
・思考語彙が多すぎると……理屈の多い、読みにくい文章になる可能性があります
・知識語彙が多すぎると……難解な言葉や知識実例が多く、読みにくい文章になる可能性があります
・表現語彙が多すぎると……話題は豊富ですが饒舌で、考える内容の薄い文章になる可能性があります。
・文化語彙が多すぎると……身近な実例や体験実例が多く、浅い内容の文章になる可能性があります。
しかし、現在はまだ、特定の語彙が多すぎることによるバランス上の減点は行っていません。