メジロ
●動画:https://youtu.be/1-lejLltNQc
言葉の森に、小学校低学年から来る子供たちは、みんな優秀です。
クラスでも、1番か2番という子も多いです。
しかし、その子たちが、受験勉強に入ると、だんだん頭が悪くなっていくのです。
成績は良くなっていくのですが、それに反比例して頭が悪くなっていくのです。
それがわかるのは、話をするときの中身が、次第に表面的になっていくからです。
要するに、考えない、知識中心の話が多くなっていくのです。
その路線で、大学入試までは、やっていくことができるでしょう。
大学入試は、答えのある勉強なので、その頭の使い方で十分なのです。
しかし、大学入試の先は、もう答えのある勉強はありません。
就職試験によっては、答えのある勉強で、成績だけで合否が決まる科挙のようなものもあるので、過去問対策で対応できますが、その先はもうありません。
過去問対策ができない現実の世界で大事なのは、考える力と行動する勇気です。
では、考える力はどこで育つかというと、それはやはり読書です。
中学生高校生以降は、特に難読です。
「難読」とは、難しい本の読書という意味の造語です。
先日、算数の成績も、読書力によるという記事を見ました。
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【算数】なぜ「読書をする子」は「算数に強い」のか?
https://news.yahoo.co.jp/articles/4863d1cfdb8568e4ab2df9322e13de6dca9068c9
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この記事に納得する人は、読書をしてきた人です。
読書力(特に難読力)があると、考える力ができるので、算数数学の解法のややこしい説明も理解することができます。
読書力がないと、解法の難しい説明を理解しようとしなくなります。
この理解力が、算数数学の学力の差になります。
言葉の森の読書記録のページにも、説明文の本が多くなってきました。
特に、小学校高学年の生徒は、かなり難しい本を読んでいる子もいます。
もちろん、読書は楽しく読むことが大事なので、無理に難しい本を読み続ける必要はありません。
難しい本を読もうとして、読書量自体が少なくなってしまえば、その方がマイナスだからです。
試みに、小6の読書記録を見てみると、次のようなリストになっています。
【例】小6の読書記録(11/14現在1109件)
https://www.mori7.com/teraon/ds.php?gakunenn=%E5%B0%8F6
※読書記録は、学年のところをクリックすると、その学年の記録だけが表示されます。タイトルの「読書記録」という文字をクリックすると全学年の表示に戻ります。
ただし、読書が大事だとは言っても、中学生の定期テスト対策などで言うと、読書力だけでは、いい成績は取れません。
それは、今の学校のテストは、生徒に差をつけるために行われているので、テストのための勉強をしなければ対応できないからです。
このテスト対策の勉強で役に立つのは、暗唱力です。
小学校低中学年までに暗唱力をつけておけば、中学生になってからの知識の勉強も、楽にできるようになります。
【例】暗唱検定のページ
https://www.mori7.com/askt/