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日記を書かせる指導よりも、本を読ませる指導が大事、そして「何を書くか」ではなく「どう書くか」を考える――齋藤孝さんの(4)「こども文章力」の日記指導ではすぐに書くことがなくなる as/4863.html
森川林 2023/11/27 06:46 

センリョウ

●動画:https://youtu.be/_AqE5OhYYrw

 大人は、「書く」という結果を見がちだが、「書く」前提として「読む」がある。
 読む量が少なければ、うまく書けない。
 そのうまく書けないことを添削でいくら直しても、やはりうまく書けるようにはならない。
 しかし、読む量が増えれば、直さなくてもうまく書けるようになる。

 小学校では、2年生ぐらいで日記を書く指導が増える。
 たいていの親子は、そこで、何を書いていいかわからなくなる。
 「何を書くか」というところに目が向くから、書くことがなくなる。

 作文通信教育講座ブンブンどりむの監修者、齋藤孝さんの「こども文章力」でも、「日記は『したこと』を思い出すところからスタート」(P16)と言っているが、これは日記指導の本質を知らない人の話。
 「(  )を食べた、(  )を見た、(  )に行った」などいくら穴埋めの言葉を入れても、すぐに書くことはなくなる。

 日記は、「何を書くか」ではなく、「どう書くか」と考えるのが大事。
 例えば、「たとえを入れて書く」「会話を入れて書く」「どうしてかというとという言葉を入れて書く」「色や音を入れて書く」「ダジャレを入れて書く」という書き方だ。

 これなら、毎日、その日の朝ごはんのことを書いたとしても、毎日新しいたとえやダジャレを思い出して書ける。
 そして、何よりも、目標があることと、自分なりの創造があることが楽しくなる。

 勉強は、つまらないことを義務感としてやらせるのではなく、主体的で楽しくできることを親や先生が工夫してやらせることだ。


※私は、人を批判するのは好きではありません。
 批判するよりも、自分で新しいものを創造することが大事だからです。
 しかし、勘違いした作文教育の方法が広がれば、それは多くの人にとってマイナスです。
 だから、あえて名前を挙げて、どこが問題なのか、そしてどうしたらいいのかを書くことにしました。



コメント欄

森川林 2023年11月27日 7時31分  
 日記指導なんてさせるものではないというのが私の持論です。
 面白くも何ともないし、またそれで文章を書く力がつくわけでもないからです。
 では、どうしたらいいかというと、読ませる指導と親子の対話の指導をすることです。
 教育の根本はシンプルなのです。

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