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インターネットの未来と言葉の森 as/1242.html
森川林 2011/04/21 18:06 
修 削


 インターネットの本質は、コミュニケーションです。その特徴は、手軽で、広範囲で、整理しやすく、リアルタイムなのに、相手の邪魔になりにくい、というところにあります。

 だから、インターネットは、特別なものではなく、電話や葉書やファクスの発達したものとして考えられます。今はまだ古い世代はそのリテラシーがありませんが、やがて全世代が、電話やメールのような日常的なプラットフォームとしてインターネットを利用するようになるでしょう。



 従来の教育は、ひとつの解答に向かって全員が狭い道を競争し、速さと正解数を競う知識の勉強でした。こういう形の知識の勉強は、これからも残りますが、未来の教育の中心になるものは、単なる知識の勉強ではなく、その知識を土台とした創造の勉強になります。



 従来の教育でインセンティブ(意欲刺激)になっていたものは、強制、競争、賞罰でした。今でもほとんどの先生、親、子供が、そういうものが勉強の本質的な要素であるかのように考えています。しかし、それは歴史的なものにすぎません。

 未来の教育でインセンティブになるものは、発表、交流、賞賛です。この賞賛のやりとりのひとつとして、「いいね」ボタンのようなものがあるとも考えられます。インターネットは、オープンソース思想などのように未来の社会の先取りをしている面があります。



 知識の教育は、解答がひとつでしたから、大勢の生徒に対して、教材もひとつで(細分化してはいても)、先生もひとりで(少人数学級であっても)、一斉指導という能率のよい勉強ができました。知識の教育は、マスプロ的なやり方の方がうまくいっていたのです。

 しかし、創造の教育は、創造する内容がひとりひとり違うので、その個人と対話できる特定の先生、特定の親、特定の人間が必要になります。



 知識の教育においては、勉強の予習は試験範囲を覚えることで、復習は答えあわせをすることでしたから、任意の先生による一斉指導が可能でした。

 創造の教育においては、予習は対話で、復習も講評という形の対話ですから、特定の先生と保護者による手作りの教育しか対応できません。



 知識の教育で生徒に点数をつけて成績順に並べるだけならば、どの先生でも多数の生徒を教えられます。今、行われている作文指導のほとんどは、このような知識教育時代の方法に依存しています。その典型的な例が、作文コンクールや感想文コンクールです。

 しかし、コンクールのように上手な作文を表彰して、その作文をひとつの模範解答と見なす指導法によって作文の力がつく子はまずいません。創造の教育では、もっと個別化した対話の指導が必要になるのです。



 創造の教育で子供の作文を読んでコメントを付け加えることができのは、その子供に関心のある親がいちばんで、次が担任の先生で、次がその子供をよく知っている友達です。つまり、創造の教育では、特定の個人との対話が勉強の重要な要素になってきます。



 言葉の森の作文指導でこれから最も力を入れていく分野は、対話の教育です。その対話とは、生徒と先生の対話、生徒と親の対話、生徒どうしの交流の対話です。」

 そこで、今後その対話の教育のために、対話のツールとしてのSNS(mixi、twitter、facebook、ブログ)を本格的に活用していく予定です。



 言葉の森は、ホームページの開設が19966年だったことにも見られるように、もともとインターネットの利用が早く、メーリングリスト、掲示板、チャット、生徒や先生の個人別のページなど、SNSの方向で通信教育の教室作りをしていました。

 今後は、独自のホームページ作りを進めるとともに、既存のSNSをホームページに組み込む形で、生徒や保護者との対話の学習を充実させていきたいと思います。



 しかし、対話の本質はコミュニケーションそのものであり、インターネットはあくまでもそのための手段です。ですから、当面、敷居の低い電話でのコミュニケーションを充実させ、次に携帯メールなどのコミュニケーションを充実させ、その延長でSNSのコミュニケーションに発展させていきたいと考えています。



 リアルとバーチャルという言葉で考えると、これまで、通学の教室はリアルな教室で、通信の教室はバーチャルな教室のように思われてきました。しかし、リアルとは、相手の意思がわかる関わり方であって、場所と身体を通しての関わり方に限るわけではありません。

 その証拠に、通信の教室では、電話によるコミュニケーションだけで、一度も会ったことのない生徒と先生が深いコミュニケーションを築いています。

 今、facebookやtwitterなどの新しいSNSの登場によって、インターネットのリアル性が更に増してきました。近い将来、通信教室と通学教室の区別はあまり意味のないものになり、リアル化されたインターネットによって、より充実した対話の教育が可能になると考えられます。



 言葉の森は、今回facebookで会社のファンページを作りました。今後、twitterとfacebookを言葉の森のホームページに連動する形で対話のある教室を運営していきたいと思っています。



twitter

http://twitter.com/#!/kotomori

(正式アドレスは上記のとおりです。4/27追加情報)

http://twitter.com/#!/kotobanomori_j



facebook

http://www.facebook.com/kotobanomori

(正式アドレスは上記のとおりです。4/22追加情報)

http://tinyurl.com/3qn6cjh

(facebookの上記のURLは一時的なもので、正式のアドレスは後日お知らせします)



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