言葉の森作文ネットワーク(facebookページ)のグループに、「高校大学入試小論文の岸」があります。
ここは、公開グループなので、どなたでも参加できます。
今回は、そのグループの記事の一部を紹介します。
もう、ここでバンバン、小論文のコツを教えちゃおう。ただで。
しかし、試験をする側の高校の先生も大変だろうから、森リンを使えばいいのになあ(笑)。
とりあえず、よくあるパターンから。
まず、書きようがないテーマ。これが実はいちばん書きやすい。
例えば、「あ」なんてテーマが出たら、君はどうする。これで800字か1200字を書けなんて言われても困る。しかし、こういうテーマが実は簡単。
それは、次回のお楽しみに。ヽ(`◇´)/
「あ」というような書きにくいテーマが出されたときのコツは、「人間の生き方に結びつける」です。
例えば、「私は、『あ』という言葉のように、何でも率先していちばん最初に出てくるような前向きな人生を歩みたい」というような主題です。
そして、その主題に合わせて展開する中断は、もう、。「あ」とは関係なく進めていって、そして、最後の段落で、また。「あ」という言葉に戻ってまとめるという形です。
この書き方は、うまく決まると、自分でも驚くほどいい文章になります。
小論文の採点は、実はかなり大変です。
文章力に一応自信のある生徒がそれぞれ力作を書くのですから、読む方もかなり頭脳を使います。
そのときに、明らかに上手でなさそうな作文を見ると、ほっとするというのが、正直なところだと思います。
その上手でなさそうな作文の条件は、
1、誤字が2か所以上あること
2、字数が短いこと
3、文章が途中で終わっていること
です。
誤字というのが実は、通常の漢字力とはかなり違います。中学校で習う漢字が完璧にできている子でも、小学生のころに習った漢字を勘違いして覚えていることがかなりあります。
作文の誤字は、一般的な漢字の勉強では見つけることができません。実際に作文を書いていみて初めてわかるものです。
ですから、勉強法は、実際に作文を手で書いて、身近な人に見てもらうことです。毎週1回作文を書いて、そのつど誤字を直して、最終的に誤字がすべてなくなるのは、1年ぐらいたってからです。
次回は、逆に、上手な小論文のコツを。
さて、今日は、上手な小論文のコツ。
それは、結びの10行を盛り上げることです。
読む人は、文章の最初の部分で、大体その文章の実力をつかみ、途中はどんどん飛ばし読みをして、結びの部分で全体の印象を決めます。
だから、結びの10行がしっかり書いてあれば、途中多少こけていても、高評価が得られます。
そのコツは、光る表現を入れること。
これは、その場でももちろん思いつきますが、普段の練習でいくつも自分の得意な技(というか表現)を作っておき、それを応用することです。
文章のうまい子は、自然に、この結びに力を入れるというコツがわかっているようです。
※そのほかの記事は、「高校大学入試小論文の岸」で。
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