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 勉強力は、小1の最初で決まる Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
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勉強力は、小1の最初で決まる as/1376.html
森川林 2011/11/08 17:36 



 これは、早期教育をすすめるものではありません。低学年のころに勉強的なことをしすぎるのは、かえって問題があります。

 低学年のころは、勉強の内容そのものよりも、勉強の仕方を身につける時期です。だから、決して長い時間勉強する必要はありません。というよりも、できるだけ勉強などさせずに、楽しく遊ばせておいた方がいいのです。

 しかし、勉強をするときは、小1のころの勉強の仕方がその後の土台となるのだと考えて、慎重に行っていく必要があります。



 では、小1の勉強の仕方では、どういうところに気をつけたらいいのでしょうか。

 第一は、日本語を読む、そして聞くという学習を最重点にすることです。極端に言えば、日本語の力さえしっかりつけておけば、そのほかの勉強はあとからいくらでも間に合います。

 第二は、明るく楽しくやるということです。叱ったり小言を言ったりしてさせた勉強は、すぐに忘れてしまいます。そして、暗い気持ちで勉強させられると、大きくなっても勉強が好きになれなくなります。勉強というのは、本来自分の知性が向上するということでだれにとってもうれしいものです。そういう気持ちが持てるようになるには、小1の最初のころの勉強を楽しくやっていく必要があるのです。

 第三は、毎日同じ時間に同じようなことを行い、極力例外を作らないようにすることです。あるときは1時間もがんばらせ、あるときは何もしないという形では勉強の習慣ができません。平日も、土曜・日曜日も、祝日も、できるだけ同じことを同じようにやっていくことです。

 第四に、親と子の間で言葉にして言ったことは必ず守るということです。


 保護者からの相談でとても多いのが、「子供が親の言うことを聞かない」というものです。その原因の多くは、親が言ったことを守らなかったことによるものです。

 これは、微妙なことなのでなかなか自覚しにくいのですが、次のようなことです。

 親が、子供に、「そろそろテレビを消しておもちゃをかたづけなさい」と言ったとします。子供は、普通、「はあい」と言います。

 ところで、ここで、子供が何も返事をしなかったり、あいまいに「うん」などと言ったとしたら、親は即座に、「返事は、『はい』とはっきり言いなさい」と教える必要があります。このひとつだけでも、その子の家庭や学校での生活態度はしっかりしてきます。

 さて、子供が、「はい」と言ったあと、時間がそのまま5分、10分とたったとします。すると、ここで、子供は無意識のうちに、「返事さえしておけば、すぐにしなくてもいいんだ」「返事だけしておけば、うやむやにしてもいいんだ」ということを学習してしまうのです。

 一度でもこういうことがあると、その後、子供に言うことを聞かせることは難しくなります。いい習慣はつけ続けなければつきませんが、悪い習慣は、たった一回でつくのです。



 では、こういうときの言い方は、どうしたらいいのでしょうか。それは、「あと10分たったら、テレビを消しておもちゃをかたづけなさい」という言い方です。そして、時計の針がどこに来たら10分たったことになるかということを教えます。

 この言い方なら、子供は負担を感じません。そして、ときどき時計を気にしながら、10分たつとしっかり自分の意志でテレビを消しておもちゃをかたづけ出します。親はそれをたっぷり褒めてあげるだけです。

 しかし、もし、子供が10分たっていても忘れてしまったらどうするのでしょうか。そこは、強く叱ることです。しかし、そこで、「今度から××をさせない」などという罰を与えて、叱ることを長期化させるのはよくありません。強く短く叱って、すぐに明るくフォローするというやり方をするのです。一度だけしっかり叱れば、素直に言うことを聞く子になります。



 こういう習慣ができるのが、小1の最初の時期なのです。そして、小1の時期を逃がすと、このような生活習慣は急速につけにくくなります。

 だから、作文の勉強も、小1の最初のころに、言葉の森で始めておくのがいいのです。

 なぜかというと、言葉の森は、小1の最初のころから、日本語の読みを中心とした単純な短い時間の自習を毎日するようにしているからです。

 ほかの習い事では、日本語を読むことを中心にしていなかったり、子供の興味を引くために毎回やることが変化するプリントだったり、毎日ではなく週に何回かの練習であったり、子供が嫌になるぐらい長時間やるものであったりすることも多いからです。



 小1の最初のころに、親がちょっと努力して、子供が楽しく毎日やれる勉強の仕方を工夫しておくと、そのあとの勉強はずっと楽にできるのです。



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