5月1日のfacebook記事に、手書きの話を書きました。
どうやって書いたかというと、手書きで書いたのです(笑)。
やり方は、まず、スマートフォンでNoteAnytimeβを起動。mazec2βという文字認識ソフトとつなげているので、指で書いた文字がすぐに認識されます。
(いずれのアプリも、android、iOSに対応しているようです。このアプリを作ったMetaMojiは、一太郎の浮川さんの作った会社です。さすが。)
同音異義語の変換と選択という作業がないので、キーボード入力より、考えの流れが中断されません。これは、日本語入力にとって画期的なことです。
英語などは、同音異義語が少ないので音声入力も簡単なのですが、日本語の音声入力は、同音異義語に加えて漢字で書くか仮名で書くかという選択もあるので、かなり大変です。
その点、手書き入力はそういう煩わしい、文章を書くのに本質的なことではない操作で頭を悩ますことがありません。
手書きで書いてテキスト変換した文章をコピーして、そのあとtumblrというブログサービスに投稿してみました。これでインターネットに接続すれば、いつでもどこからでも利用できます。
手書き入力の利点は、文字以外に、絵や図も簡単に書けることです。そして、小学校1年生でも、テキスト入力ができることです。
漢字変換機能もあるので、自分の書いたひらがなの文字を漢字に変換すれば、漢字も覚えられます。(たぶん、そういう勉強的な使い方をする子はあまりいないと思いますが)
これで何がいちばん変わるかというと、小学校1年生から森リンという小論文自動採点ソフトを使えるようになることです。森リンは、文章を解析して、表現の多様性や思考性や語彙の難易度を数値で表します。だから、自分の書いた文章が客観的にどういうレベルにあるかということを判断できます。
これまでの作文指導は、人間が評価する形しかありませんでした。人間が評価するときのいちばんの欠点は、評価力のない人が文章を評価すると、欠点を指摘するだけで終わってしまうことが多いというです。これで、多くの子が作文嫌いになってきたのです。
これから、家庭でもタブレット端末を使うことが多くなると思います。
たぶん、今年あたりから、小学校1年生の子が、自分で手書きで書いた作文を、言葉の森の「作文の丘」からテキストで送り、「今日の作文の森リン点は、80点だった」などと喜ぶような日が来るのではないかと思います。
【参考ページ】(宣伝するわけではありませんが)
「あらゆる端末で使える手書きノートアプリNote Anytime」
http://product.metamoji.com/ja/anytime/
====facebook記事、ここから。
これからは手書きの時代になりそうです。
特に日本語は音素数が少ないので、同音異議語が多いからです。
それがダジヤレを作りやすいという利点にもなっていますが。
むかーし、十五年程前ですが、やはリタブレットで、小学校低学年の子に手書きでパソコン入力をしてもらったことがあります。
当時の子供たちが今年ちょうど大学四年生ぐらいです。
そのころはまだ機能が低くて手書きはストレスがたまりました。
でも、今の手書きは全く快適です。
たぶんこれからの作文は、タブレット作文になると思います。
もう、字がきたないとか、漢字を使わないとかいった小言はなくなります(笑)。
キーボードの歴史は、せいぜい数十年。手書きの歴史は、その百倍はあります。
新しいツールによって古い文化がよみがえってきたのです。