今日のfacebook記事の紹介から。
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これまでの勉強は、学校や塾で、問題を解く形の宿題を出されて、覚えた知識によって、○×式で選択し、その結果を試験で採点する、という勉強でした。
これからの勉強は、家庭で、文章や図を読む形の自習をして、自分なりに考えることによって、記述し、その結果を対話で締めくくる、という勉強になるでしょう。
そういう勉強が、これからの創造性を必要とする時代に対応できる勉強です。
言葉の森で今、公立中高一貫校受験用の「読解-記述-対話」型の自習教材を作っています。
しかし、従来の「記憶-選択-試験」型の教材で勉強してきた子には、こういう勉強法は戸惑うものになるかもしれません。
そこで、考えたのが、小学校高学年からではなく、もっと低学年のうちから、「読解-記述-対話」型の勉強に慣れておくことです。
しかし、そういう勉強法にふさわしい教材が今はまだほとんどありません。
そこで、こういう勉強法に関心のある人が、互いにオープンに教材や長文を作り合い、紹介し合うような場を作っていきたいと思っています。
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これまでの勉強は、塾に通って、漢字や計算や様々な知識を先取りするという勉強でした。
それは、それで悪くはありませんが、勉強をそういう知識的なものに限定して、そこで得点や順位を競うようにすると弊害が出てきます。
知識型の勉強は、ある程度まで到達すればいいという勉強で、それ以上に順位を争うようなものではありません。
むしろ、知識の勉強はほどほどにして、余った時間を思考型の勉強にふりむけていくことが大事です。
ところが、そういう思考型の勉強に向く教材というものがあまりありません。
少し近いのが、新聞を教材にした勉強です。
しかし、新聞は、時事性が強すぎるということと、年を越えた蓄積ができないという弱点があります。
例えば、お兄ちゃんが勉強した過程を、弟が参考にするというようなことができません。
ほかにも、科学読み物、図鑑、年鑑、理科や社会の教科書や参考書、学習漫画的なものといろいろ教材の候補はありますが、どれも一長一短があります。
総じて言えば、共通するいちばんの問題は、切り貼りがしにくいということです。
そこで、こういう勉強をしたい人のために、オープンな教材作成をする場を作ることにしました。
ここで、互いに長文を教材を作り合い、それらをオープンに誰でも利用できるものにしていきたいと思います。
現在、言葉の森には、小1~小3の読解マラソン長文があります。
また、今、小5~小6対象の公立中高一貫校受験対応の自習教材を作っています。
今後、力を入れていきたいのは、
(1)小4~小6の読解マラソン長文
(2)小1~小4の自習教材
です。
関心のある方は、ぜひご参加ください。
【教材作成ページ】
facebookグループでは、「言葉の森オープン長文」
http://www.facebook.com/groups/okaot/
ホームページの掲示板では、「オープン長文チョウチョの丘」
https://www.mori7.com/okaot/
【参考ページ】
言葉の森の読解マラソン長文のページ
https://www.mori7.net/marason/marason_sample.php
自習講座の趣旨と方法の記事
https://www.mori7.com/an/16.html
公立中高一貫校のオープン教材のページ
https://www.mori7.net/juken/