ログイン ログアウト 登録
 国語力アップの秘訣(7)――小学1年生の作文指導 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
Onlineスクール言葉の森・サイト Onlineスクール言葉の森
記事 3053番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/4/25
国語力アップの秘訣(7)――小学1年生の作文指導 as/3053.html
森川林 2017/09/28 08:18 

 まず作文を書く以前の、文字を書く練習を始める時期についてです。

 文字は小学校に上がってから書けるようになればいい、という考えがあります。

 しかし、子供は周囲の家族や親や兄弟のしていることを真似したがります。

 兄や姉がノートに字を書いているのを見ると、必ず自分も同じようなことをしてみたくなります。

 子供が文字に興味を持って書き始めた時期が、文字の練習を始める時期です。

 なぜかと言うと、自己流に文字を書く時期が長いと、整った字の書き方を身につけにくくなるからです。

 勉強の開始時期は、機械的に決めるのではなく、本人が興味を持った時期ということを基準にしておくといいのです。

 さて、小学1年生のころは、経験すること、話をすること、読むことが勉強の中心で、書くことはそのあとの勉強です。

 ところが、学校によっては、1年生の早い時期から作文を書く指導を始めるところがあります。

 そのときに、既に読む力が十分にある子は、作文の勉強についていけます。
 しかし、読む力がまだ不十分だと、作文は直されるだけの勉強になり、苦手意識を持ってしまうことがあるのです。

 だから、1年生のころから正しい書き方をできるようにしておく必要があります。

 しかし、それは苦しい思いをさせてやるものではありません。

 1年生の作文の勉強の基本を一言で言えば、楽しく勉強しながら正しい書き方を身につけるということです。

 また、1年生で、作文を上手に書くことを目標にする必要はありません。

 学校の作文の宿題などでは、上手に書くことを求められる面がありますが、小学一年生の子供に上手さを要求すると勉強に無理が出てきます。

 それは楽しく書くことと相反することが多いのです。

 特に1年生のころは、作文のコンクールに入選するというところまでを目標にしないことです。

 コンクールの入選を目標にすると、どうしても親が口を出したくなります。

 子供が自主的にできる範囲を超えて親が作文のアドバイスをすると、確かに上手にはなりますが、子供が自分で書く喜びを失わせる結果になります。

 親が子供の教育に関わることは大事ですが、その関わりはあくまでも子供の自立心や自主性を尊重する方向でやっていく必要があります。

 そのためには多少不十分なところがあっても、本人が自分の力でやれる範囲に留めておき、それ以上の要求はしないという姿勢が必要になります。

 こういう関わり方を続けていけば、子供が高学年になってからも親子で協力して勉強を続けていくことができます。

 さて、作文を書く勉強の第一は、書くことを準備することです。

 時々、よく書ける子の中に、本をよく読んでいるので、実際の自分の経験を作文に書くのではなく、頭の中に浮かんだ物語を作文として書く子がいます。

 小学1年生のころは、読んだものがそのまま頭に入っているので、読んだ本と同じような文章がすらすらと出てきます。

 そういう作文も、もちろん書いていいのです。

 しかし、実際の自分の経験を通して見たり聞いたり行動したりしたことを書くことで、書き方の工夫ができるようになります。

 ですから、作文に書くことは、自分の経験を中心にしますが、たまたまその週にあったことに任せるのではなく、家庭で意識的にそれぞれの季節の行事や遊びなどを取り入れていくといいのです。

 言葉の森では、実行課題集というものを作り、それを参考にして家庭でいろいろな取り組みができるようにしています。

 自然の観察に出かけたり、家で料理を作ったり、工作や実験をしたりというような経験を作文の題材として使っていくのです。



コメント欄

森川林 2017年9月28日 8時28分 1 
 小学1年生のころの子は、何も教えていないときは、みんな作文が好きです。
 しかし、教え始めると、好きになる子と嫌いになる子が出てきます。
 そして、熱心に教えると、それに比例して嫌いになる子が増えてきます。
 作文のような答えのない勉強は、教え方の工夫が必要なのです。


nane 2017年9月28日 8時45分 1 
 体験学習に来た子に、「作文を書くのは、好き? 普通? 苦手?」などと聞いて、「好き」と言う子は、これまであまり作文指導を受けてこなかった子です。
 ですから、表記もできていないことが多いのですが、その代わり教えられていないから、作文が好きなのです。
 逆に、「苦手」と言う子は、正しい書き方がきちんとできます。
 しかし、作文が嫌いで苦手と思っているのです。


コメントフォーム
国語力アップの秘訣(7)――小学1年生の作文指導 森川林 20170928 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
ふへほま (スパム投稿を防ぐために五十音表の「ふへほま」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
国語力読解力(155) 家庭学習(92) 作文教育(134) 
コメント1~10件
作文検定のプレ あお
お返事ありがとうございます。暗唱検定が早くできてほしいです。 4/9
記事 5493番
作文検定のプレ 森川林
 日本語教育で、簡単なのは会話で、次が読書で、最後が作文です 4/8
記事 5493番
作文検定のプレ あお
日本語作文検定は、日本語を学ぶ外国人のための作文教育にも対応 4/8
記事 5493番
【合格速報】東 ふつ
合格おめでとうございます。 毎週真剣に取り組み、どんどん上 1/7
記事 5403番
国語力、読解力 森川林
読検の解答は個別れんらくでお送りください。 12/29
記事 4331番
国語力、読解力 すみひな
本日の読解検定を受け忘れてしまいました。回答をどちらに送れば 12/27
記事 4331番
森リン大賞が示 森川林
作文力を上達させるコツは、褒めることでも直すことでもなく、書 12/13
記事 5398番
作文コンクール 森川林
 子供たちの教育で大事なのは、知識の詰め込みではなく、読書と 12/10
記事 5395番
読書と作文が子 森川林
 小学生時代は、勉強よりも読書。  中学生以上は、勉強と同 12/9
記事 5394番
子どもの文章力 森川林
今の受験は知識の詰め込みの勉強になっています。 考える問題 12/8
記事 5392番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
走水神社 森川林
 走水神社に行ってきた。  神社の横の山の途中に、弟橘媛( 4/24
森川林日記
明治製菓の人が 森川林
 明治製菓の人が、なぜか試供品の飲み物を3つも届けてくれた。 4/24
森川林日記
2026年4月 森川林
https://youtu.be/2kGf4ZJ 4/22
森の掲示板
行機雲 森川林
 飛行機雲が、  希望のように飛んでいる。  真っ青な空 4/21
森川林日記
脱線の人生 森川林
 大学入試で千葉大学園芸学部を選んだのは、単純に花が好きだっ 4/12
森川林日記
語学の勉強の未 森川林
 語学は、社会科のひとつの章になる。  「言語による文化の 4/12
森川林日記
推薦図書検定の 森川林
 小学校低中学年の図書検定では、本の内容を読めている、読み取 4/12
森川林日記
日本の教育改革 森川林
 教育の目的の重要なものは、子供たちの学力を育てることです。 4/12
森川林日記
これからのロマ 森川林
 これまでのロマンは、悪い敵と戦うときのロマンだったり、 4/12
森川林日記
数学やプログラ 森川林
 数学が大事なのは、物事を考えるときに数学的に考えることがで 4/12
森川林日記

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン