■海外で暮らすときも、日本語が学力の基礎という前提を忘れずに
どこの国の人も、生まれつきの母語をもとにしてものごとを考えます。
日本の子供は、日本語で考えたときに、最も深く考えることができます。
小中学生のころは、考える内容がそれほど深くないので、どの言語も同じように使えます。
しかし、その使い方は、主に伝達の道具としての使い方です。
言葉には、伝達の道具としての役割とともに、思考の道具としての役割があります。
学年が上がり高校生以上になると、日本語の力という思考力がそのほかの学力の基礎となっていきます。
ですから、日本語力は、常に勉強の前提として育てておく必要があります。
その日本語教育の方法は、日本語を話す友達や先生と、日本語を使って自分の好きな勉強を学ぶことです。
そのひとつが、言葉の森のオンライン作文少人数クラスです。
■海外帰国子女枠での受験という見通しを持った勉強を小学1年生から
都立の中高一貫校で人気の高い白鴎高附属中と立川国際中は、海外帰国子女枠の入試を行っています。
受験の条件は、海外在住2年以上、帰国後2年以内ですから、該当する可能性のある人は多いと思います。
しかも、一般枠が全教科の受験であるのにに対して、海外帰国子女枠の試験は作文と面接だけです。
また、一般枠では5倍から7倍の倍率であるのに対して、海外帰国子女枠の倍率はわずか2倍です。
このような海外帰国子女の生徒を対象にした受験は、ほかの都府県の公立、私立の学校にも広がっています。
また、中学入試だけでなく、高校入試や大学入試でも同じような形の試験が増えています。
海外在住で今後帰国する予定のある方は、将来の受験の見通しを立てて準備を進めていくことが大切です。
その準備は、都立中高一貫校の試験にもあるように、日本語の作文力と面接力を育てていくことです。
この作文と面接の勉強を、小学1年生から楽しい勉強として取り組めるのが、言葉の森のオンライン作文少人数クラスです。
■作文力だけでなく、読解力、面接力もつく言葉の森のオンライン作文指導
これからの受験勉強は大きく変わります。
従来の知識の詰め込みと、その再現力を評価するような試験は次第に少なくなり、読解力、思考力、作文力などを重視した総合的な学力を評価するものになっていきます。
言葉の森の作文指導は、長文を読んで感想文を書く形の読解力をつける練習を兼ねています。
また、作文の準備として親子の対話を勉強の一部として重視しています。
更に、オンラインの少人数クラスでは、先生と生徒とのやりとりだけでなく生徒どうしの発表や意見の交換ができるようにしています。
このような読解、対話、作文、発表という勉強を毎週続けることによって、読解力、作文力、面接力が自然に育っていきます。
これらの学力が、小学1年生からの楽しい勉強として進めていけるところに、言葉の森の作文指導の特徴があります。
海外のオンライン作文少人数クラスは、当面、日本人の子供たちが対象ですが、オンラインクラスには誰でも参加できるので、将来は、日本語を学びたい現地の外国人の生徒も対象になります。
そして、夏休みなどは、那須合宿所のサマーキャンプに一緒に参加してもらうのです。
その前に、2020年のオリンピックに向けて、オンライン作文で一緒に勉強している生徒の家族どうしが(気心が知れてくるので)、「じゃあ、日本に来るときは、家に泊まったら」というようになるかもしれません。