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一人ひとりの個性が光る教育を日本から as/3425.html
森川林 2018/10/10 09:35 

 寺子屋オンラインの発表学習クラスにいる子供たちの発表は、毎回個性的なものが数多くあります。
 子供の力だけでなく、お父さんやお母さんが協力していることももちろんあると思いますが、基本は子供が自主的に考えて自分らしい内容を研究し発表しています。
 ですから、みんなの前で自分の実験や研究成果を発表する様子が、どの子も生き生きとしています。

 読書もよくするし、学力も高い子供たちが多いのだと思いますが、普通の勉強で答えのある問題を解くときよりもずっと生き生きとした勉強になっていると思います。
 これは、子供でも大人でも同じで、与えられた仕事や決まりきった仕事をやるときはあまり熱意が湧きません。
 その代わり、新しい問題に取り組むときや、自分には少し難しい問題取り組むとき、又は創造的に取り組まなければ解決できない問題に取り組むとき、人間は生き生きとしてきます。
 それは、人間には本来、向上心や創造心というものがあるからです。

 これからの学力というのは、まさにこういう向上心、創造心をもとにした学力です。
 最近の入学試験では、作文試験とともに面接試験が取り入れられているところがあります。
 従来は、面接試験というと、極端に問題あることを言わない限り合格になるというものが多かったと思いますが、今の面接試験はその子の考える力を確かめるようなものになっています。

 発表学習クラスでは、互いの発表や読書に対して質問や感想を述べる段になると、ほとんどの子が積極的に自分らしい発言をします。
 ところが、ごく少数ですが、質問や感想を聞くと、深く考える様子もなくすぐに、「ありません」と、あっさりと言う子がいるのです。
 こういう子供たちが、どうして生まれるのかというと、ひとつは、作業的な勉強をやらされすぎているために、自分から進んで何かをしようという気持ちが失われてきているのだと思います。その証拠に、そういう子供たちは成績はいいのです。
 もうひとつは、何かをすると親から細かく欠点を注意されるので、できるだけ積極的に自分から進んでやろうとしないようになっているのです。
 その反対に、どんなに質問や感想の述べにくい場面でも、聞けば必ず自分なりの話ができる子がいます。
 こういう子供こそ、問題を発見する力や、まだないものを創造する力を持っている子です。

 自分の実験、観察したものを発表したり、感想を述べ合ったりする勉強は、数値で表せるような評価が伴わないので、かつてのゆとり教育のように単なる遊び半分の交流になってしまう可能性もあります。
 これを、学問的、創造的な交流に深めていくというのが、これからの教育の目指す方向で、現在それが発表学習クラスの中では実現しつつあると思います。

 今後、この発表学習クラスと、作文の少人数クラスと、国語・算数・英語などを学ぶ自主学習クラスを、オンラインの少人数教育として進めていく予定です。

 しかし、そのためには、参加する子供たちを励まし、少人数クラスを活性化する役割を果たす多くの講師が必要です。
 そのため、現在、森林プロジェクトの作文講師を募集しています。

 これからの教育は、一斉授業で同じことを一律に教わるものではなく、また個別指導で深く狭く教わるようなものでもなく、少人数の交流の中で、子供たちが自主的に学んでいくものになっていくと思います。
 そういう一人ひとりの個性が光る教育が未来の教育です。
 日本発のこの新しい教育をこれから広げていきたいと思っています。


日本語作文検定
英検、漢検、数検に続く第四の検定試験 日本語作文検定。
全国初、小1から高3までの系統的な作文指導と客観的評価。
 

コメント欄

森川林 2018年10月10日 10時13分  
 日本にはもともと寺子屋教育という優れた教育法がありました。
 それは、基礎学力を誰でも自分のペースで確実に身につけることのできる教育でした。
 この学習法を、現在のインターネットの技術を生かして、より創造的に復活させていく必要があります。


nane 2018年10月10日 10時26分  
 発表学習クラスの一人ひとりの発表時間は5分ぐらいのものです。
 しかし、その発表の準備のためにかけた時間は、何時間どころか何日もかかったものもあると思います。
 それらをすべて、子供たちが生き生きと自分から進んでやっているのです。
 こういう勉強の様子を見ていると、人間にはもともと知的向上心があるのだということがわかります。
 少なくとも、その子供たちには、そういう本来の知的向上心を育てるような家庭環境があるのだと思います。


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