寺子屋オンラインの毎週の生徒の授業と発表と交流の場の話です。
google+、facebook、workplace、chatwork、slackなどいろいろ検討してきましたが、どれも一長一短なので、当面は自作SNSでやっていくことにしました。
それをこれから作ります。
ただ、社長がそんなのを作る仕事をやっていていいのかという声はあります(笑)。
本当は、第一に経営をしなければいけないのですが、自分の傾向として足元を見るよりも、つい遠くの方を見てしまうのです。
そして、その遠くの目標に合わせてシステムを作ってくれる人がまだいないのです。
幸い、言葉の森の事務局のメンバーは、毎日の仕事を確実にやっていてくれて、言葉の森の講師は親身に生徒の指導をしているので、何とか回っています。
私だけが、みんなの足を引っ張っています。
しかし、いずれ、遠いビジョンと、足元の経営が結びつくようになる日が来ます。
だから、遠いビジョンの方が優先です。
言葉の森と同じ分野で作文指導をうたっている作文講座というのもありますが、いちばんの違いはこの目標の違いです。
言葉の森は、日本をよりよい国にするために、子供たちによりよい教育をしたいと思っています。
他の通信教育や学習塾は、その子の(他人と比べての)成績が上がったとか下がったとかいうことを目標に教育を行っています。
しかし、そういう他人との比較はどうでもいいのです。
自分の教えている子がよくできるようになって、自分の教えていない子よりも成績が上がるというのは、視野の狭い目標です。
すべての子ができるようになることが本当の目標で、他人との比較は参考にする程度の話です。
すべての子ができるようになるということは、つまり、すべての子が創造的であるということで、そこでは他人に勝つとか負けるとかいう低レベルの話はありません。
私は、やがてそういう時代が来ると思っています。
競争は、ゲームとしては面白いのでこれからも残ると思いますが、もともと人間社会には、創造だけが本当に必要なもので、競争は必要ないのです。
向上のために競争が必要だというのは、まだその人が未熟だからです。
真に成熟した人は、競争なしでも日々向上していけます。
教育とは、そういう成熟した人間を育てる場なのです。