ログイン ログアウト 登録
 小学4・5・6年生の特徴――オープン教育掲示板連動記事 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
Onlineスクール言葉の森・サイト Onlineスクール言葉の森
記事 3839番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/7/13
小学4・5・6年生の特徴――オープン教育掲示板連動記事 as/3839.html
森川林 2019/09/04 11:59 

 これから、しばらくの間、小学4・5・6年生の勉強と読書と生活に関する記事を書いていきます。
 ただ、私(森川林)が接してきたのは、自分の子供(男の子)2人と、言葉の森で作文の勉強を見てきた子供たちだけですから、ある意味で接してきた範囲が偏っていると言えないこともありません。

 そこで、小学4・5・6年生の子育てを経験されたか、あるいは今している方々の意見を参考にしながら、この「小学4・5・6年生の勉強と読書と生活」というテーマを考えていきたいと思います。

 そのために、オープン教育のページに、閲覧書き込み限定の掲示板「小学4・5・6年生の勉強と読書と生活」を作り、
https://www.mori7.com/ope/index.php?k=1
 それを、facebookグループの「オープン長文」にも連携させ、
https://www.facebook.com/groups/okaot/
 クローズドな環境で、ときに脱線しながら、交流と研究を進めていきたいと思います。
 また、小学4・5・6年生の読書についても、子育ての経験のある方から、おすすめの本などの情報を聞きながら研究を進めていくために、オープン教育の掲示板「小学4・5・6年生の読書紹介」と、
https://www.mori7.com/ope/index.php?k=3
 facebookグループの「読書の好きな子になる庭」グループで、
https://www.facebook.com/groups/dokusho/
 自由に意見交換をしていきたいと思っています。

 オープン教育の掲示板の方には、これから、ほぼ毎日約4000字の記事を載せますが、言葉の森のホームページには、その一部を掲載していきます。
 このテーマに関心のある方は、上記の掲示板やfacebookグループにご参加ください。

 今日の記事は、「小学4・5・6年生の特徴」です。
 この記事について、賛成のエピソードや、反対のエピソードや、別の視点からの感想などのある方は、掲示板又はfacebookグループでご意見をお寄せください。
(ご意見は、ホームページの記事のコメント欄に書いていただいても結構です。)
====
……
 例外を作らないのが小学校の最初の3年間だとすると、小学校の最後の3年間は子供に例外を許容する力がついてくる時期です。この時期は、親の言うことよりも友達の方に関心が向きはじめる時期です。3年生まではまだ親の言うことを素直に聞きますが、4年生からは、時々、特に大きな理由もなく親の言うことに反発するようになります。それは子供が自立心を育てる練習をしている時期だからです。親の言うことが気に入らないからという理由だけではなく、自分の意見を言う力がついたことを試してみたいという気持ちから親の考えに反対を述べることがあるのです。この3年生から4年生に変わる時期が、同じギャングエイジとはいっても微妙に違う時期なのです。

 小学4年生の子供は、作文に書く題材も小学1年生の頃とは変化していきます。1年生の頃は、そのときにあった出来事を淡々と事実のままに書いていくだけです。ですから、字数も自然に長くなる傾向があります。長く書けたことがうれしいというのが小学1、2、3年生の作文の勉強の特徴です。もちろん、まだ指の力が弱い低学年の時期は、誰もがそれほど長く書けるわけではありません。しかし、小学1、2年生の子供たちは、ほとんどの子ができれば長く書きたいと思っているのです。

 ところが、小学生4年生になると、長く書くことには次第に興味がなくなります。では、どこに興味が出てくるかというと、面白いことを書くというところに出てくるのです。そして、お父さんやお母さんや先生の失敗談など、権威のある大人の弱点を取り上げることが面白いというような感覚を持つようになります。そのため、小学4年生のころの作文には、お父さんやお母さんを笑うような話が出てくることがよくあります。これも子供が自立した世界観を持つようになった一つの表れです。

 小学5、6年生になると、自分の考えがはっきりしてくると同時に抽象的なものの見方ができるようになります。例えば、「私の友達」という題名で作文を書く場合、小学4年生までは友達との出来事をただありのままに書くだけですが、5、6年生になると、そこに、「友達とは」「友情とは」というような抽象的な要素が入ってきます。これが5、6年生の特徴です。

 ですから、5、6年生の子は、時に、きわめて純粋に物事を考えることがあります。従って、親が子供に何かを指示する場合でも、単に強制的に、または、褒美などで釣って指示するようなやり方ではなく、正しい建前を中心にしていく必要があります。その建前も人間の生き方のような大きな原則をもとにしたものを述べていくと、子供はそれを素直に理解するところがあります。小学5、6年生は、親子が対等に話す準備ができてくる時期になるのです。
……
====


 低学年から学力の基礎を作る
幼長、小1、小2、小3の基礎学力をひとつの講座で学ぶ。
読書の習慣、国語算数の勉強、暗唱の学習、創造発表の練習をオンラインで。


コメント欄

森川林 2019年9月4日 12時12分  
 子供が、小学4年生あたりから、急にお母さんの言うことを素直に聞かなくなります。
 しかし、それは、本人の成長の表れです。
 その反発が強く表れる子は、低学年のときには、特によく言うことを聞いていた子です。
 反発が全然表れない子は、もとからあまり言うことを聞いていなかった子です。
 子供は、自分なりのバランスをとって大きくなっていくのです。


nane 2019年9月4日 12時12分  
 掲示板連動記事という初の試みです。
 これから毎日4000字の文章を書いていきますから、読まれた方で何か思いつかれた方は自由にコメントを書いていってください。


コメントフォーム
小学4・5・6年生の特徴――オープン教育掲示板連動記事 森川林 20190904 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
りるれろ (スパム投稿を防ぐために五十音表の「りるれろ」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
小学456年生(0) 
コメント1~10件
コメントは24時間以内に表示
掛け声だけでな 森川林
 あおさん、ありがとう。  読書会、確かにいいですね。 6/12
記事 5344番
掛け声だけでな あお
読書会っていいと思います。私は2年ほど前から地域の読書会に入 6/10
記事 5344番
【合格速報】東 ののはな
東北大学へのご入学、おめでとうございます。 晴れ晴れとした 4/10
記事 5324番
【合格速報】東 とうこ
Yちゃん、ご入学おめでとうございます! 嬉しいご報告を、あ 4/10
記事 5324番
【合格速報】兵 匿名
すごい 3/26
記事 5281番
新しい教育のビ 森川林
 この勉強の目的は、どこかいい大学に入るようなことではありま 3/17
記事 5309番
これからの学力 森川林
発表広場に発表作品を入れています。 (カメラオフの発表のみ 3/5
記事 5306番
暗唱のコツは早 音楽
本当にありがとうございました。 テスト合格できそうな気がし 3/3
記事 700番
優しい母が減っ 森川林
あきろあさん、コメントありがとうございます。 子供は、もと 2/13
記事 979番
優しい母が減っ あきろあ
森リン先生の投稿をみて、母は甘やかしていいんだと、初めて気付 2/7
記事 979番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
 朝日中高生新 satoko
 朝日中高生新聞7/13の「天声人語で200字作文」で紹介さ 7/12
森川林日記
第十番 冬が近 あういと
問三のBと問4のBが分かりません。 教えてください。 7/9
国語読解掲示板
りくくんの山の 森川林
 こんにちは、りくくん(^o^) 夏休みは楽しい予定(よてい 7/9
森川林日記
読書のレベルを 森川林
 変な本を読んでいる子がいたので、聞いてみると、「ビブリオバ 7/6
森川林日記
「世界の教育は 森川林
 著者の白井さんは、よく調べて勉強している。  現在の 7/4
森川林日記
asgaros 森川林
https://www.mori7.com/wordpres 7/3
森川林日記
BAND 森川林
https://www.band.us/band/99161 7/3
森川林日記
フォーラム 森川林
https://www.mori7.com/wordpres 7/3
森川林日記
以超、以満とい 森川林
 「以超」は、以上、以降、以後だが、そこを含まずそこを超えた 7/2
森川林日記
2025年6月 森川林
●サマーキャンプ、8/14満員、8/15ほぼ満員。 6/23
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン