ログイン ログアウト 登録
 頭をよくすれば短期間で成績が上がる 作文検定 | 言葉の森 | 作文教室【公式】
 
作文検定 | 言葉の森 | 作文教室・サイト 作文検定 | 言葉の森 | 作文教室
記事 3872番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/9/2
頭をよくすれば短期間で成績が上がる as/3872.html
森川林 2019/10/06 09:47 

 勉強の成績に関係があるのは勉強そのもののように見えますが、実はそうではありません。
 勉強そのものは、最後の仕上げのようなもので、その勉強の土台に頭のよさというものがあるのです。

 それは決して生まれつきのものではなく、頭をよくする習慣を作っていけば誰も同じようによくなります。
 それは一言で言えば、理解する力をつけることと、覚える力をつけることです。

 理解する力は、ある程度の難しさを持った文章を読むことによって育ちます。
 わかりやすい練習方法が長文の音読で、併せて問題集読書を続ければ理解力は更に深まります。

 東北大学の川島教授の調査によれば、読書をしている子は短時間の勉強で成績が上がるのに対し、読書をしていない子は長時間の勉強をしなければ同じようには成績が上がらないという結果が出ています。

 人間が物事を理解するときは、それが理科の分野や算数の分野であっても、結局は言葉によって理解しています。
 だから、言葉を理解する力を高めれば、国語だけに限らず勉強全体の成績がよくなるような理解力がつくのです。

 理解力をつけるためには文章を読むことが大事ですが、その文章も軽い読み物ではなく、難しい説明的な文章を読んでいく必要があります。
 だから、読書も大事ですが、それと並行して長文音読や問題集読書を続けていくとよいのです。

 理解する力が深まると短期間で成績が上がるというのは、次のような例を考えてもわかります。
 小学校低学年のころに算数の難しい問題の理解に何時間もかける子が、小学校高学年になるとそれを同じような問題をもっと短時間のうちに理解できるようになります。
 年齢による理解力の差はどこから出てきているかというと、読む力がつくことによって理解が早くなったということなのです。

 ですから、同じ学年の生徒でも、難しい算数の問題を早く理解できる人となかなか理解できない人がいたとしたら、それは読む力の差なのです。

 頭をよくするためのもうひとつの力は覚えておく力です。

 勉強の体系は学年が上がるほど複雑に広がっていきますから、ある箇所の知識が他の箇所の理解に影響するということは高学年になるほど多くなってきます。

 算数の難問と言われるものも、その問題自体が難しいのではなく、ある解法と別の解法を組み合わせて解かなければならないから難しいという仕組みになっています。
 すると、いったん理解した一つの解法を覚えておくことが、複数の解法を利用する勉強では必要になってきます。
 覚える力がある人は、複雑な問題になればなるほどその覚えた力を生かすことができるようになります。

 本多静六は、東京山林学校(現在の東大農学部)に進学したとき、それまで家の仕事ばかりをしていたため数学がほとんどわからず落第の点数を取ってしまいました。
 しかし、それから一念発起して、数学の問題集を解法ごと暗記する練習をしたのです。
 すると、その後の数学の成績はほとんど満点を取れるようになり、数学の先生から、おまえは数学の天才だから授業は聞かなくてよいとまで言われるようになりました。

 静六は、貧しかった家の手伝いで米をつくような退屈な仕事をさせられているときに、することがないので、ずっと暗唱を続けていたというのです。
 山林学校に受かったのも、暗唱力をいかした作文の点数がきわめてよかったためで、暗唱の力による作文力と理解力と記憶力で、その後の勉強をカバーしていったのです。

 言葉の森では、この暗唱力の大切さを早くから考えていたので、暗唱の学習がしやすいように当初から音読用の長文と暗唱用の短文を作っていました。
 今は、それを発展させて、暗唱長文をもとにした暗唱検定を行っています。

 この暗唱検定に合格する力と、頭のよさは比例していると思います。

 頭のよさは生まれつきのものではなく努力によって作られるものですから、小学校低中学年の生徒は、単なる勉強の時間は削ってでも、この暗唱の勉強を行っていくとよいと思います。



コメント欄

森川林 2019年10月6日 10時23分  
 ちょっと不遜な言い方になるかもしれませんが、小学生の子供の学力は、テストなどしなくても、音読と暗唱をすればわかります。
 小学校低学年で、文章を読むときにつっかえながら読む子は、勉強だけしても成績は上がりません。
 ところが、そういう子に限って、勉強だけをしているのです。

 小学校高学年以上で暗唱がすぐにできる子は、今は特に成績がよくなくても、本気で勉強を始めればすぐに成績が上がります。
 暗唱力と学力は比例しています。
 更に言えば、暗唱力に難読力の加わったものが、その子の学力の核になっています。


nane 2019年10月6日 10時28分  
 音読、暗唱、読書は、学力を高めるだけではありません。
 例えば、低学年で落ち着いて勉強できない子も、読む力がついてくると、自然に落ち着いてきます。
 どんな子にも読む力をつける最も最初の方法が、読み聞かせと語り聞かせです。
 自分で文章をうまく読めない子には、お母さんがまず楽しく読み聞かせや語りきかせをするところから始めていくといいのです。


コメントフォーム
頭をよくすれば短期間で成績が上がる 森川林 20191006 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
けこさし (スパム投稿を防ぐために五十音表の「けこさし」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
暗唱(121) 音読(22) 問題集読書(33) 
コメント1~10件
作文自動採点ソ 森川林
なっつさん、投稿ありがとう。 でも、ここでは森リンの採点は 8/8
記事 89番
森林プロジェク 森川林
かじかわさんへ、投稿ありがとう。 しかし、もとの記事と関係 8/8
記事 1496番
森林プロジェク かじかわ
改めて考えよう。所得の超過累進課税制による、資本主義と社会主 8/5
記事 1496番
作文自動採点ソ なっつ
母の過去から学んだ      令和の闇に負けない社会   8/3
記事 89番
作文検定で作文 森川林
評価サンプルはこちら。 6/25
記事 5538番
なぜ公立中高一 森川林
 志望校の過去問に特化した受験対策を進めるためには、まず「春 4/28
記事 5498番
作文検定のプレ あお
お返事ありがとうございます。暗唱検定が早くできてほしいです。 4/9
記事 5493番
作文検定のプレ 森川林
 日本語教育で、簡単なのは会話で、次が読書で、最後が作文です 4/8
記事 5493番
作文検定のプレ あお
日本語作文検定は、日本語を学ぶ外国人のための作文教育にも対応 4/8
記事 5493番
【合格速報】東 ふつ
合格おめでとうございます。 毎週真剣に取り組み、どんどん上 1/7
記事 5403番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
図書検定、9月 森川林
 図書検定は、9月から問題の出し方を変えるため、一時工事中に 9/2
森の便り
「口頭検定、改 森川林
「口頭検定、改めスピーチ検定に」 https://www. 9/2
森の便り
作文の森リン点 森川林
言葉の森のホームページの記事を更新しました。 「森リン 9/2
森の便り
暗唱検定、口頭 森川林
 暗唱検定とスピーチ検定で、iPhoneから音声入力するとエ 9/1
森の便り
言葉の森新聞2 言葉の森事務局
言葉の森新聞2026年9月1週号 通算第1913号 文責  9/1
森の便り
暗唱検定の記事 森川林
 8月29日、ホームページに暗唱の記事を載せました。 8/31
森の便り
未来の仕事 森川林
教える仕事はなくなる。 教わる人がいなくなるから。 書く 8/30
森川林日記
おすすめ図書の 森川林
 これから毎月、幼長から高校生までの100冊のおすすめ図書リ 8/26
森の便り
ホームページに 森川林
「7月のおすすめ図書を明日26日に公開――読書は未来の自分を 8/25
森の便り
勝ち負けを争う 森川林
勝ち負けを争うのは奴隷のスポーツ、 勝ち負けを競うのは奴隷 8/25
森川林日記

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン