ログイン ログアウト 登録
 面白い理科実験とアクティブラーニング Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 3920番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/23
面白い理科実験とアクティブラーニング as/3920.html
森川林 2019/11/18 08:28 

 理科実験の本を何冊か揃えてみました。
 「実験おもしろ大百科」は415ページもあります。

 中身はこんな感じです。

 中身は豊富です。実験の面白さが中心に書かれています。

 「でんじろう先生の学校の理科がぐんぐんわかるおもしろ実験」
 ページ数は127ページですが実験の仕方が簡潔に書いてあるので内容は豊富です。
 またその実験の結果がどういう理屈で成り立っているのかということも書いてあります。



 「理系アタマがぐんぐん育つ科学の実験大図鑑」
 ページ数は160ページです。全ページカラーで、なぜそうなるのかという理屈が詳しく書いてあるので高学年の生徒にも読み応えのある内容になっています。



 「理系アタマがぐんぐん育つ科学の実験大図鑑」は、本が大きすぎるので本棚に入りにくいという難点はありますが(笑)、この本が一番のおすすめになると思います。

 なぜ理科実験の本を探しているかというと、これからの勉強はアクティブラーニングが中心になってくるからです。
 言葉の森の作文は、もともとアクティブラーニング的な勉強です。
 この作文の勉強に、創造発表的な勉強と、自主学習的な勉強を組み合わせていくことを考えています。

 文部科学省ではアクティブラーニングの目標を、主体性があり、対話があり、創造性がある学習というようなことで定義しています。

 この学習の定義にピッタリ合うのが、創造発表クラスの学習です。
 参加する生徒が少人数で全員に発表の機会があり、またその発表の内容は個人個人が自由に自分の個性を生かして選んできたものです。
 また、実際に実験をしたり観察したりするという実行の伴うものが多いので、そこで自然に保護者との対話や生徒どうしの対話が生まれます。
 個性があり創造性があり対話があるというところが、アクティブラーニングの目的そのままなのです。

 ところが、このアクティブラーニング的な学習を、従来の答えのある勉強でやろうとすると効果は半減します。
 これまでの国語・算数・理科・社会・英語のような勉強をアクティブラーニングとして組み立てようとすると、ある程度のお膳立てをしなければなりません。
 また、お膳立てされて答えがあらかじめある世界でのアクティブラーニングは、子供たちにとってそれほど魅力のあるものにはなりません。

 アクティブラーニングの学習法には、その学習の方法にあった学習の内容が必要です。
 その学習の内容として第一の候補となるのが、自由な理科実験ということなのです。

 言葉の森の創造発表クラスは、現在テキストも一応ありますが、参加者それぞれが自由にテーマを決めて研究したことを発表しています。
 自由にテーマを決められるというのはいい点ですが、このやり方では保護者の負担が大きくなる面もあります。
 そこで、理科実験の内容が選べるように面白そうな本を探していたのです。

 今後この「科学の実験大図鑑」などをもとに、小学生だけでなく中学生、高校生も含めた創造発表クラスを広げていきたいと思っています。



同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
アクティブ・ラーニング(0) 発表学習クラス(0) 

コメント欄

森川林 2019年11月18日 8時40分  
 従来の勉強をするだけなら、わざわざアクティブラーニングでやる必要はありません。
 自主学習で、目標を決めてやっていけばいいだけです。
 この自主学習は、先生に教わる勉強よりもずっと能率がいいのですが、低学年のうちから自主学習の習慣をつけておくことが必要になります。
 新しい創造的な勉強は、自主学習ではできません。
 それは、友達との対話があることによって面白くなる勉強だからです。
 作文の勉強はどちらのやり方でもできますが、今後はアクティブラーニング的な作文学習が中心になってくると思います。



nane 2019年11月18日 8時43分  
 うちの子が小学生だったら、まずやらせてみたいのが、作文クラスに次いで創造発表クラスの学習です。
 この創造発表クラスの勉強に向いているのは、勉強を楽しめる子です。
 言われたことをきちんとやるだけでなく、言われていないことも工夫してやるような子が創造発表クラスの学習に向いているのです。


コメントフォーム
面白い理科実験とアクティブラーニング 森川林 20191118 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
よらりる (スパム投稿を防ぐために五十音表の「よらりる」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
アクティブ・ラーニング(0) 発表学習クラス(0) 
コメント1~10件
読解問題の解き Wind
面白かった 10/11
記事 4027番
長文の暗唱のた たろー
この世で一番参考になる 9/30
記事 616番
「桃太郎」を例 匿名
役に立った 8/15
記事 1314番
日本人の対話と 森川林
ヨーロッパの対話は、正反合という弁証法の考え方を前提にしてい 8/6
記事 1226番
日本人の対話と よろしく
日本人は上に都合がよい対話と言う名のいいくるめ、現状維持、そ 8/5
記事 1226番
夢のない子供た 森川林
「宇宙戦艦ヤマトの真実」(豊田有恒)を読んだ。これは面白い。 7/17
記事 5099番
日本人の対話と 森川林
 ディベートは、役に立つと思います。  ただ、相手への共感 7/13
記事 1226番
日本人の対話と RIO
ディベートは方法論なので、それを学ぶ価値はあります。確かに、 7/11
記事 1226番
英語力よりも日 森川林
AIテクノロジーの時代には、英語も、中国語も、つまり外国語の 6/28
記事 5112番
創造発表クラス 森川林
単に、資料を調べて発表するだけの探究学習であれば、AIでもで 6/27
記事 5111番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
2024年11 森川林
●サーバー移転に伴うトラブル  本当に、いろいろご 11/22
森の掲示板
現在森リンベス 森川林
このあとの予定。 ・森リンベストを直す(直した) ・森リ 11/20
森川林日記
Re: 入会手 言葉の森事務局
 お世話になっております。  弟さんのみご入会が1週間 11/15
森の掲示板
入会手続きにつ やすひろ
お世話になっております。 個別掲示板を開けませんので、ここ 11/15
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習