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プログラミング教育その後―IchigoJamからMicro:bitへ as/4118.html
森川林 2020/08/25 11:43 

https://youtu.be/JatJZxD-dds

 言葉の森オンラインスクールのプログラミングコースの教材を考えていて、最初はよく使われているスクラッチにしようかと思いましたが、その後、IchigoJamが、ビジュアルプログラミングからできすとプログラミングまでいろいろできてシンプルなので、その方がいいかと思うようになりました。

 しかし、その後、いろいろ調べてみると、IchigoJamよりも、Micro:bitの方が導入しやすいし、発展性もあることがわかってきました。
 理由は、
・IchigoJamは、まだ情報量が少ない、
・Basicという古い言語が最初のプログラミング言語になっている、
からです。

 それに対して、Micro:bitは、
「英国放送協会BBCが開発した、英国の11歳と12歳の小学生全員に配布される低消費電力、低コストのシングルボードコンピュータ」で、
「技術的な仕様も、将来、非営利団体が生産できるようにオープンソース化され」、
プログラミング言語として、「Microsoft Block Editor、Microsoft Touch Develop、Python、JavaScript」などが使える、
ということです。(以上wikipediaより)

 Micro:bitに関する情報量も多いので、とりあえずMicro:bitでロボットを動かしたり、ゲームを作ったりするようなことを、javascriptやPythonでやっていこうかと思いました。

 海外のプログラミング教育を見ると、ドイツなどでは、htmlとcssでウェブを作るという授業もあるようです。

 プログラミングを学んで将来何に役立つかというと、プログラミングを仕事にするためではありません。
 例えば、自動車の運転を学んで、将来運転の仕事をするということがもう現実的なことでないのと同じように、プログラミングは将来誰でもができるものになってきます。
 そこで、自分の仕事にプログラミングが必要になったときに、すぐに使えるということが、プログラミング学習の意義になります。

 だから、ロボット作りやゲームは単なる導入の授業で、その後は、ウェブ開発とデータベース操作の授業になっていくと思います。

 ところで、今、ビジュアルプログラミングで、子供たちに小さいころからプログラミングの概念に慣れさせおくということが言われていますが、小学校低学年のころにプログラミングに慣れるということは、あまり必要ないように思います。
 もちろん、プログラミングは子供たちにとって、ただテレビを見たりYouTubeを見たりしているよりもずっと主体的なことですから、それなりの意味はあります。
 しかし、その意味は、子供たちが絵をかいたり、工作をしたりするのと同じ程度のものです。
 私は、それよりも、もっと自然や生き物に触れるような、より全面的な経験をすることが、子供たちの成長には欠かせないと思っています。



コメント欄

森川林 2020年8月25日 12時14分  
 日本のプログラミング教育は、世界の水準から遅れていると言われますが、それが逆に、リープフロッグになる可能性もあります。
 これまでの先行者たちの試行錯誤のいちばんいいところを受け継いで、よりよいプログラミング教育をしていけるということです。


nane 2020年8月25日 12時15分  
 子供たちがプログラミングを学ぶ意義は、将来、ロボットを作ったりゲームを作ったりすることではなく、将来、何かの分野で起業したときに、自分でその仕事にプログラミング技術を生かすことにあります。


nane 2020年8月25日 12時15分  
 小学校低学年のころから、特にプログラミングの概念に慣れる必要はありません。
 そういう概念は、中高生になってからでも、又は大人になってからでも、すぐに身につくからです・。
 むしろ、低学年のころは、プログラミングよりも、自然との触れ合いの方が優先すると思います。


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