動画
https://youtu.be/SddazrsXFOo
3月30日の朝日小学生新聞に、オンライン学習の記事が載っていました。
オンライン学習について、録画形式と双方向型があるという分類をしています。
録画形式は、スタディサプリに見られるような学習で、長所は好きな時間に見られる、繰り返し見られるということです。
短所は、集中が途切れやすいことです。
双方向型の例は、N予備校で、長所は質問がしやすいこと、短所は授業を受けたままになりやすいことと書かれていました。
言葉の森のオンライン学習は、このいずれとも違います。
最も大きな違いは、録画形式や双方向型の授業は無駄が多いということです。
つまり、分かっていることについても、見たり聞いたり時間がかかるということです。
これは、リアル形式の授業も同じです。
言葉の森の指導は、紙ベースの問題集を自主学習形式で行うやり方ですから、無駄なところは飛ばすことができます。
大事なところは、傍線を引くことができます。
分からないところは、繰り返し学習することができます。
これが最も大きな違いです。
好きな時間にできるかどうかということについては、言葉の森は振替授業で対応しています。
質問しやすいかということについては、個別指導の時間が確保されています。
集中して勉強できるかということについては、言葉の森は少人数クラスの対面授業ですから、自然に集中できます。小学1年生2年生でも、十分に取り組みます。
授業を受けたままになるということはありません。それは自主学習と自主学習のチェックが、学習の基本になっているからです。
オンライン学習は、オンラインという目新しさにとらわれているところがありますが、それではリアルな通学形式の学習の劣化コピーでしかありません。
オンライン学習の独自のよさは、例えばZOOMのブレークアウトルームの活用に見られるように、リアルではできないことをやるところにあります。
そして更にもっと根本的な問題は、今のオンライン学習のほとんどが、知識の詰め込みという既存の教育の枠組みの中で行われていることです。
与えられた知識をいかに効率よく詰め込むかということは、今でこそ価値があるように見えますが、いずれほとんど意味がなくなるものです。
例えば、もし今後オンライン形式で受験が行われるようになると、ネットの利用を取り締まることはできませんから、漢字を覚えるとか、歴史の年号を覚えるとかいうことは、ほぼ意味がなくなります。
そのかわり重要になるのは、それらの知識を活用する思考力や創造性になります。
その思考力と創造性、更には共感力を伸ばすことが、これからのオンライン学習の目標にならなければならないのです。