●動画:
https://youtu.be/WDv4IdsyX84
「全く新しいオンライン教育」とわざわざことわるのは、このオンライン五人クラスの教育の先進性がまだ多くの人に知られていないからです。
言葉の森がオンラインの少人数クラスの教育に本格的に着手したのは、今をさかのぼること8年前の2013年に「寺子屋オンエア」という名称で始めたのが最初です。
当時、私は、オンラインの少人数クラスの対話のある教育に、未来の可能性を考えていました。
今、コロナ対策として、間に合わせ的にオンライン教育を始めたところは、もともとの出発点が違います。
リアル教育が、コロナのためにできなくなったから、リアルのコピーとしてオンラインの教育を行っているところは、リアルよりも不十分なオンライン教育しかできません。
言葉の森のオンライン五人クラスは、コロナがあろうがなかろうが、オンライン教育自体に、リアル教育を超える可能性があるから行っているのです。
その可能性とは、第一に、発表と対話のある教育ができることです。
第二に、だから、知識の詰め込みの教育ではなく、思考力、創造力を伸ばす教育ができることです。
第三に、自学自習を基本とするので、個別対応の能率のよい学習ができることです。
第四に、その自学自習を支える、担当の先生の個別指導があることです。
もちろん、オンライン五人クラスには、まだ弱点もあります。
そのひとつは、同学年の同レベルの生徒が5人集まるのはまだ難しい面があることです。
もうひとつは、1クラスの生徒数が少ないクラスでは、発表と対話が不十分にしかできない場合があることです。
しかし、これは本質的な弱点ではありません。
この反対に、理想的なオンライン五人クラスの授業を行っているところもあります。
そこでは、参加する生徒が、互いに信頼関係を持ち、学習面で切磋琢磨しながら楽しく授業に参加しています。
こういうオンライン五人クラスが広がれば、そこで多くのオンライン学友ができ、その友人関係は小、中、高、更には大学生や社会人になっても長く続いていくようになるでしょう。
さて、デルタ株の広がりに対して、文科省が休校の指針を出しました。
「複数感染なら5~7日間を目安に学級閉鎖、複数学級感染なら学年閉鎖、複数学年閉鎖なら学校閉鎖」というものです。
私は、個人的には、コロナは確かに人的な被害があるが、それはどういう病気でも同じで、ワクチンなで無理に抑え込まなければ自然に終息していくものだと思っています。
しかし、今の世界全体のコロナ対策を見ていると、ワクチンだけが解決策のような視野の狭い見方になっているために、そのワクチンの広がりが逆にコロナの変異株を作り出す背景になっている面があると思います。
最も常識的な考え方は、免疫力を強化して、コロナに感染しても自力で抗体を作って切り抜けることです。
しかし、このへんは、いろいろな異論があると思いますので、これ以上議論はしませんが。
話は戻って、今後のコロナの動向を予測すると、ある程度の学級閉鎖や学校閉鎖は起こると思います。
長い目で見れば、コロナは収まるでしょうが、それまでにしばらくは不便な思いをする状態が続くでしょう。
また、もっと長い目でみると、今のコロナに代わる新しい変異株、又は新しいパンデミックが発生する可能性もあります。
このように考えると、経営ベースでリモートワークが広がったように、教育ベスでもオンライン化が広がると思います。
しかし、そのオンライン化は、今行われているようなリアルのコピーのオンライン化では、リアル以下の教育しかできません。
唯一の解決策は、言葉の森のオンライン五人クラスのように、リアルを超えたオンライン教育を行っていくことです。
この新しいオンライン教育であれば、これまでのリアル教育では不可能だった発表と対話と創造のある教育ができ、更に学力的にもリアル教育以上の成果が上げられるからです。