●動画:
https://youtu.be/DwTqiwdD0AA
私のうちの長男が小学1年生のとき、学校から算数の宿題が出ました。
曲線のマス目で区切られた図がかいてあり、それぞれのマスの中にいろいろな足し算が書かれています。
その足し算が同じ答えになるものを同じ色で塗るという宿題です。
子供をみると、ため息をつきながらやっています。
誰でもできることを作業的にやる宿題ですから、つまらないのです。
私は、すぐに、「お父さんがやってやるから、おまえは、本でも読んで遊んでな」と言いました。
子供は、大喜び(笑)。
宿題は、父が仕上げて、おしまいにしました。
子供時代に大事なことは、できるだけ楽しい時間を過ごすことです。
なぜなら、楽しく生きることは、人生の目標だからです。
私のうちの長男も次男も、小1から言葉の森で作文を書いていました。
ときどき、何かの都合で欠席することがあります。
どこかに出かけたり、たまたま風邪を引いたり、その日が休日だったりした場合です。
そのときも、私は、振替の出席はさせませんでした。
子供の立場に立ってみれば、何らかの事情があって休んだのですから、それを取り戻すために別の日に振替の出席をすれば、その分、本来自由であった自分の時間が失われます。
もし、自分が子供だから、そういうことは嫌だと思うと思ったからです。
もちろん、振替の出席はしていいのです。
しかし、ごくたまに、何ヶ月も前の欠席を全部調べて、その分をまとめて振替で出席させる保護者の方がいます。
親は、それで満足かもしれませんが、そういう子供は、将来決して勉強を好きになりません。
親が、勉強を苦しいものと思ってさせているから、子供も勉強を苦しいものとして受け取ってしまうのです。
勉強のよくできる子は、勉強を楽しいものとしてやっています。
それを作るのは、親の姿勢です。
表面的に面白そうな勉強をさせるというのではありません。
難しい勉強であっても、楽しいものとしてやらせることができるのです。
具体的な例として思い出すのは、発明家の中松義郎氏のお母さんについての話です。
もうひとつは、日本の宇宙ロケットの父と言われる糸川英夫氏のお母さんについての話です。
この二人の天才の成長は、親の子育ての仕方によるものです。
その根底にあるのは、親の勉強観だったと思います。