ゲストさん ログイン ログアウト 登録
 オンラインクラス保護者懇談会1月資料 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 4620番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/19
オンラインクラス保護者懇談会1月資料 as/4620.html
森川林 2023/01/22 07:36 


動画:https://youtu.be/B4fuW6SM5ug

■作文クラス

 事前の準備が作文力の上達を左右します。

 低学年の場合は、題材の準備が大事です。
 子供が作文に書きたくなるような出来事を用意してあげ、できればそれを写真などに撮って発表室に入れておいてください。
 子供が絵をかいて発表するかたちでもいいです。
 子供の勉強というのではなく、親子で作る作文の思い出ということでやっていくと、子供の意欲も高まります。

 幼長や小1の、作文がまだ十分に書けない時期は、お母さんが子供の代わりに書いてあげ、その作文にルビを振り、子供が読めるようにしておくといいです。
 子供が書くのは、絵だけ、又は、題名だけ、又は、最初の数行だけというようにしておくと、子供は安心して作文の勉強に取り組めます。
 そして、親の書いた作文を読むことで、自然に作文の書き方が身につきます。

 小学校中高学年の場合は、子供の取材に、お母さんやお父さんの体験実例は話して答えてあげてください。
 親子の対話によって子供の語彙力が増え、考える力がつきます。
 これも、親子の対話の思い出を作るということでやっていくといいです。
 そのためには、土日など親子で話のできる時間に、作文の話をする習慣を作るといいです。

 中学生や高校生になると、だんだん親への取材ということはなくなります。
 生徒が自分で考えた準備を、発表室に事前に入れておいてください。
 そのときに、できれば関連する調べたデータなども入れておきましょう。
 数字のデータが入ると、文章の説得力が増します。
 また、入試の作文にも、そのデータが使えるようになります。

■国語読解クラス

 基本は、問題集読書の音読です。
 問題を解くのではなく、問題文を音読します。
 1冊を最後まで読み終えたら、また最初に戻り読んでいきます。
 1冊を5回以上読むことが目標です。
 読解検定の点数がなかなか上がらないという場合は、この問題集読書の不足が原因です。
 問題集読書で難しい文章を読むことに慣れてくると、国語の力だけでなく、考える力がつきます。
 これが、ほかの教科も含めて学力全体の向上にも役立ちます。

 問題集読書と別に、読解検定の解説も毎週2問やっておきましょう。
 自分が間違えたところだけでなく、合っているところも含めて、なぜその答えになるのかを書きます。

 国語の成績が上がる子は、以上の二つの基本的なことをしっかりやっています。

■総合学力クラス

 小学1年生から4年生までは、勉強面で難しいところはありません。
 4年生で多少難しい算数の問題や、国語の難しい語彙が出てきますが、やれば誰でもできるぐらいの難しさのレベルです。
 この時期に大事なことは、家庭での毎日の勉強習慣です。
 勉強は長時間はやる必要はありません。しかし、毎日時間を決めてやるようにしていきましょう。

 勉強の中で最も大事なものは読書です。
 忙しいときは、読書だけになってかまいません。
 ただし、「読書」と呼べるものは、字のスペースが絵のスペースよりも大きいものとします。
 絵本や学習漫画のように絵や写真の多いものは、楽しく読んでいいのですが、それらは毎日の読書という扱いにはしません。
 文章を読む力は、あらゆる学力の基本なので、毎日の生活の中で必ず文章を読む時間を確保していきましょう。

 読書の次に大事なものは暗唱です。
 総合学力クラスは、みんなで暗唱を発表する時間があるので、どの子も自然に暗唱に取り組んでいます。
 暗唱は、毎日やる方が定着しやすくなります。
 毎日10分の暗唱の時間を確保しておくといいと思います。

 総合学力クラスで、これから小4になる人は、それぞれの教科に特化したクラスに移動してもいいです。
 国語読解クラス、算数数学クラス、プログラミングクラス、創造発表クラスなど、自分の関心に応じて体験学習に参加してみましょう。

■算数数学クラス

 算数数学の勉強は、いつも書いていることですが、1冊を完璧に仕上げることが基本です。
 ただし、最初に基本問題だけをしっかり終わらせ、余裕があれば難問にも挑戦していくといようにするといいです。
 問題集は、どの学年も、大体、例題、確認問題、標準問題、発展問題のような構成になっています。
 最初に、例題と確認問題と標準問題だけを完璧に仕上げ、そのあと発展問題に取り組むようにするといいです。
 小学1、2年生の間は、問題集に直接答えを書いていいですが、小3以上は、問題集には○×をつけるだけにし、式と答えはノートに書くようにしてください。
 難しそうで解き方がわからない問題は、いつまでも考えるのではなく、すぐに答えを見て解法を理解するようにしましょう。
 受験のための算数数学は、考える勉強ではなく、解法を理解する勉強と割り切ることが大事です。

 小学生の問題集の難問は、中学受験向けの問題です。
 この中学受験向けの難問が解けるようになっても、中学生以降の勉強に生きてきません。
 難問が難しいと思うときは、難問は飛ばして、標準問題だけできればいいと考えておきましょう。

 中学生の問題集の難問は、国立私立高の受験向けの問題です。
 普通の公立高校の問題には、トップ校であってもそのような難問は出てきません。
 標準レベルの問題が完璧にできることを最初の目標にしておきましょう。

■英語クラス

 英語力の最も能率のよい勉強法は、英文をまるごと暗唱することです。
 指定の本には、CDもついているので、CDを聴いてその音声のとおりに暗唱できるようにしておきましょう。
 中学生は、英語の教科書の暗唱、暗写も毎日やっていきましょう。
 英語の問題集は、問題を解くのではなく、答えを理解する勉強と考えて取り組んでいきましょう。
 これは、理科や社会の問題集についても同じです。
 問題を見て、すぐに答えを見て、その問題と答えのセットを理解するということです。
 こういう形で、1冊の問題集を5回以上繰り返し勉強していきましょう。
 問題集の中の文法の説明の部分は特に大事ですから、しっかり読んでいきましょう。
 英語の勉強を本格的に始めるのは、小学校高学年や中学生になってからで十分です。
 小学校低中学年の間は、英語力ではなく国語力を最重点にして取り組むようにしましょう。
 低学年のときに英語をやりすぎると、肝心の日本語力が阻害される場合があります。

■プログラミングクラス

 プログラミングは、将来、自分で何か新しいことを企画して取り組むときは、必ず必要になってきます。
 今の小学校低中学年の生徒は、学校でプログラミングの授業を行うようになっていますが、高学年や中高生の生徒は、そういう機会がないまま学年が上がったという人がほとんどです。
 学校の授業には期待できませんから、独自にプログラミングの学習をしておくことが必要になります。
 Scratchは、本さえ読めば誰でも始められますから、初心者でも全く心配は要りません。
 Scratchで、プログラミングの感覚を身につけたあとは、JavaScriptとPythonでコードプログラミングの練習をしていきましょう。

 プログラミングの勉強のためには、子供専用のパソコンが必要になります。
 パソコンの操作は、保護者もわからないことが多いと思いますが、インターネットで調べれば必要なことはほとんどわかります。
 お父さんやお母さんが協力して、子供のプログラミング学習を進めていってください。

■創造発表クラス

 これからの日本の教育は、世界の標準に合わせて大きく変わります。
 これから大事になるのは、知識の詰め込みで合否が決まるガラパゴス的な入試に対応することではなく、思考力を育て創造性を発揮する力をつけることです。
 創造発表クラスは、自分の興味、関心、個性にもとづいて、実験、調査、工作、研究を行い、それを発表するクラスです。

 東大の推薦入試、京大の特色入試、さまざまなAO入試、イグノーベル賞などに対応できる力をつけるということでイメージ化するとわかりやすいと思います。
 しかし、最も大事なことは、勉強を楽しむということです。
 「個性を学問に、学問を創造に」というキャッチフレーズで学習を進めていきます。
 今は、小中学生向けのいい本が多数出ているので、そういうものも紹介していきます。


 対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
懇談会・個人面談(0) 

コメント欄

コメントフォーム
オンラインクラス保護者懇談会1月資料 森川林 20230122 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
ねのはひ (スパム投稿を防ぐために五十音表の「ねのはひ」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
懇談会・個人面談(0) 
コメント1~10件
国語読解問題の 森川林
 あるとき、高3の元生徒から、「国語の成績が悪いのでどうした 3/28
今日は読書3冊 森川林
苫米地さんの「日本転生」は必読書。 3/25
共感力とは何か 森川林
言葉の森のライバルというのはない。 森林プロジェクトで 3/23
3月保護者懇談 森川林
 いろいろ盛りだくさんの内容ですが、いちばんのポイントは、中 3/22
中学生、高校生 森川林
 意見文の書き方で、もうひとつあった。  それは、複数の意 3/14
【合格速報】栃 森川林
 おめでとう!  受験勉強中も、硬い説明文の本をばりばり読 3/13
受験作文と入試 森川林
将来の作文入試は、デジタル入力になり、AIで自動採点するよう 3/13
大学入試が終わ 森川林
大学生になっていちばん大事なことは学問に志すこと。 18歳 3/12
【合格速報】東 森川林
 T君、いつも椅子に腹ばいになってずっと本を読んでいたものね 3/11
1月の森リン大 森川林
 小1から高3までの作文が並ぶと、学年に応じて、みんなの考え 3/11
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
日本復活の道筋 森川林
 工業製品を経済発展の原動力をした資本主義は終わりつつある。 4/17
メモ 森川林
https://www.mori7.com/za2024a0 4/16
単なる作業 森川林
勝海舟は、辞書を買うお金がなかったので、ある人から夜中だけ辞 4/8
勉強は、人に教 森川林
勉強は、人に教えてもらうのではなく、 自分で学べばよい。 4/7
タイマー勉強法 森川林
 勉強も、家事も、仕事も、やらなければならない細かいことがた 4/2
人間の役割 森川林
うちの子が1歳か2際のとき、 車で30分ほどの三浦海岸につ 4/2
舞岡のシラサギ 森川林
舞岡八幡宮に行ったら、帰りにシラサギがいた。 3/29
身体や物理的現 森川林
身体や物理的現実は、時間や空間に限定されているが、意識はそれ 3/29
メジロとか、ヒ 森川林
メジロとか、ヒヨドリとか、スズメとか、ヤマバトとかが、毎日わ 3/28
批判と創造 森川林
人を批判することはたやすい。 大事なことは、批判ではなく創 3/27

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習