小学生の勉強法で大事なことは、家庭学習の習慣をつけることです。
そのためには、親が勉強の内容と方法について関わることが必要です。
よく、塾に行かせて、その塾から出された宿題をやらせているだけの勉強をしている人がいますが、これでは実力はつきません。
親の目の届かないところで子供は勉強をしているらしいという安心感があるだけです。
また、学校の宿題を家庭学習の中心にしている家庭もあると思います。
順序としては、家庭で決めた学習が第一で、学校の宿題や塾の宿題は第二、第三です。
なぜかというと、学校の宿題などを学習の中心にしていると、たくさんやるときと少ししかやらないときのムラが出てくるからです。
宿題がない日は勉強しないということになれば、学習の習慣はつきません。
まず、家庭の方針として毎日何をするかを決めておくことが大事です。
宿題の中で、あまり意味のないものは、親が代わりにやってあげるくらいでいいのです。
小学校低中学年のうちは、習慣をつけることが第一ですから、勉強の量は少なめにして、子供がすぐに取り組んで、すぐに終えられるぐらいにしておくことが大事です。
親は、つい長時間勉強をさせようと思いがちですが、本人にまだ勉強の自覚ができる前に長時間の勉強をさせると、集中力のない勉強の仕方になります。
勉強の自覚ができるのは、小学6年生の受験直前のときか、中学3年生になってからです。
小学生のときに勉強をさせられすぎた子は、中学生や高校生になると勉強に飽きてしまうことがあります。
逆に、小学生のときに、たっぷり自分の好きなことをして、読書もして育った子は、いざ勉強が必要な時期になると、猛烈に勉強するようになります。
そして、すぐに、先に進んでいた子を追い越してしまうのです。
勉強の開始時刻を決めておくと、習慣はつきやすくなります。
開始時刻は、朝ごはん前、学校から帰ってすぐ、夕ごはん前などがいいと思います。
平日の勉強時間の目安です。
小1~3年……30~45分
小4~6年……60~90分
中1~3年……90~120分
土日やテスト前や受験前は、もっと長くなりますが、平日の基本ができていることが大事です。
ただし、子供がくたびれているようなときは、読書○ページだけにして、それを勉強をした扱いにするといいと思います。
小学生の勉強法を知るのにおすすめの本がありましたので紹介します。
中学生の勉強法を書いている人と同じ著者です。
「小学生のうちに身につけたい! 「勉強」のキホン」
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