ナミアゲハの幼虫
●動画:https://youtu.be/yTtkD8BVhEw
つい言ってしまうのが、否定する言葉です。
「ちゃんと勉強しなきゃだめじゃない」
「しない」「だめ」というダブルの否定の言葉を聞いて、「よし、がんばろう」と思う子はまずいません。
そういうときは、
「勉強すると、こんないいことがあるよ」
という言い方をすればいいのです。
ただし、子供を誘導するためにこういう言葉を使うのではありません。
明るく楽しく暮らしていくために、日常会話の端々で肯定的な言葉を使うということです。
注意されたり否定されたりして育った子は、それなりにいい子になります。
だから、ある程度の注意は必要です。
しかし、その度合が強いと、その子の生き方が萎縮したものになります。
つまり、失敗しないこと、注意されないことを中心に生きるようになってしまうのです。
子供が音読をしているとき、近くで聞いているお父さんやお母さんは、ついひとこと注意をしたくなると思います。
それが、多くの子供が音読を嫌いになる原因です。
どんな下手な読み方をしていても、そこで、うそでもいいから、お父さんやお母さんが、
「音読、だんだん上手になってきたね」とか、
「難しい文章をよく読んでいるね」とかいう言葉掛けをするのです。
すると、不思議なことに、何の注意もしないのに、だんだん音読が上手になってくいきます。
肯定的な言葉掛けをすると、その言葉に一致する方向に現実が動いていくのです。
「うそでもいいから褒める」これが、子育てのキーワードです。
ただし、繰り返し言いますが、これは子供を誘導したりコントロールしたりするためではありません。
生きていることは、基本的に肯定的なことだと伝えるための声掛けなのです。
▽参考記事
「「やる気のない子」と叱る前に親ができる10の事 「指示・命令・脅迫・説得」で人は動かない」
https://toyokeizai.net/articles/-/674443
子育ての上手なお母さんは、自然にやっていることです。
全部読む必要はありませんが、次の言葉は覚えておくといいと思います。
====引用
(1)(一歩先のことを伝える)【例:早く起きなさい→ご飯できたよ】
(2)「やる気になる時間帯と場所を見つけてみない?」
(3)「まずは1つ(1分)だけやってみたらどうかな?」
(4)「別にいいんじゃないやらなくても」
(5)「いい感じだね?」
(6)「ありがとう、嬉しい、助かった!」
(7)「着実に前進しているね?」
(8)「どちらからやる?」
(9)簡単、簡単!
(10)「ヒントは〇〇」「制限時間30秒ね」【クイズ化する言葉】
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