ニチニチソウ
受験生のお母さんは、まず過去問を買ってあげてください。
これが、受験勉強のスタートです。
そして、生徒は、夏休み中に、自分が力を入れようと思う教科を集中して勉強するのです。
勉強時間は、よく1日8時間と言われていますが、私は6時間でもいいと思います。
朝2時間、午後2時間、夕方2時間です。
受験の1年間は、どんなにがんばっても弊害はありません。
早くから長時間やりすぎることが問題なので、1年間であれば、どんなにがんばってもいいのです。
塾や予備校に通うと、能率が低下します。
そこに通うことが勉強のように思ってしまうからです。
しかし、勉強に対する自覚のない小学生は、自分だけで家庭で勉強するのは難しいと思います。
中学生は、自分だけで勉強できる生徒とそうでない生徒が半々です。
高校生は、自分だけで勉強ができると思います。
過去問対策の必要性を伝える記事がありました。
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東大合格者語る「過去問は後回し」超キケンな訳 受験や資格試験でも効率性を考えて勉強を
https://toyokeizai.net/articles/-/768083?utm_source=rss&utm_medium=http&utm_campaign=link_back
■基礎を固めてから過去問は遅い!
「どうせ今やっても点数が取れないのはわかっているから、しっかり基礎を固めてからやりたい」という人もいますが、これはタイパの面では悪手です。
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最初に過去問を解いておけば、自分が今やっている勉強が本番の問題とどう関係しているのか、何のためにやっているのかがわかります。
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タイパというのは、タイムパフォーマンス、時間あたりの効果のことです。
こんな略語使うなよと言いたいところですが(笑)、しかし内容はそのとおりです。
初心者は、最初に「まず実力をつけてから」と思いがちです。
目的は、受験に合格することなのに、一般的な実力をつけることが目的になってしまうのです。
昔、数学の苦手な高校生がいました。
その生徒が、何の勉強をしていたかというと、夏休み中図書館に通って、熱心に計算の練習から始めていたのです。
同じようなことをしている人は多いと思います。
まず過去問を解き、自分の実力がどの程度か知り、今後の対策を決めることが基本です。
しかし、私はこのことを昔からずっと言っているのに、実行できる子はほとんどいませんでした。
みんな、秋ごろになってから、力試しのつもりで過去問をやってみるのです。
なぜかというと、塾や予備校も、過去問対策の重要性を言わないからです。
その理由は、春から生徒が過去問に取り組むと、問題の傾向が多様なので講師が対応できないからです。
だから、過去問対策は、家庭でやるのが基本です。
こんな当たり前のことを、これまで何度も書いてきました。
でも、最近やっと前述のような記事が出てきたので、これから少しずつ改善されるかと思います。
過去問が基本ということを、保護者の方はよく覚えておいてください。