ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 1069番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/3/25
実力をつけるためのわかりやすい自習(その5)―問題集読書と四行詩 as/1069.html
森川林 2010/11/10 10:50 


 問題集読書は、入試問題集の問題文だけを毎日数ページずつ読書がわりに読むものです。読む力のある子には、こういう文章を読むのは楽しいものです。しかも、問題を解く必要はないので気楽に読めます。

 しかし、よくできる子であっても、小学校5年生ごろでは年齢的にまだ少し難しい面があるようです。難しさのなかにも面白さを感じることのできる学年は、平均すると小学校6年生以上になるようです。

 問題集読書の読み方で大事なことの一つは、線を引きながら読むことです。線を引く箇所は、自分なりによくわかったところ、面白いと思ったところです。決してその文章の大事なところに線を引くというのではありません。勉強として読むのではなく、自分の興味の赴くままに読むということです。

 問題集ででもう一つ大事なことは、その線を引いたところを中心に四行詩を書くことです。四行詩は、4行で書く詩です。ですから、長くてもせいぜい100字、短ければ20字程度の詩です。

 四行詩は、読んだ文章の一部の引用でも構いませんし、自分の感想を書くかたちでも構いません。

 四行詩の外見上の条件は四行で書かれていることですが、内容上の条件は、光る表現があること、自分なりの創造や発見があることです。これは、条件というよりも、四行詩を書くときの心構えのようなものです。

 小学校6年生や中学生、高校生の子供が書いた四行詩を読んでみると、どの子の詩にも必ず何ヶ所かは、光る表現やその子なりの創造や発見があります。だから、この四行詩はその子にとって、宝物となる可能性があります。

 しかし、そのためには、やはりしっかりしたノートに手書きで書く形にしたいと思います。作文用紙にバラバラに書いて先生に提出する形だと、せっかくの四行詩が散逸してしまう可能性があります。

 そこで、現在考えているのは次のような方法です。

 まず、四行詩はノートに手書きで書きます。そして、その週に書いた四行詩を携帯のカメラで撮ってウェブの自分の記録用のページにアップロードします。そうすれば、担当の先生もその手書きの四行詩を見ることができます。(もちろん、わざわざそういうことはせず、自分で四行詩を書いているだけでもかまいませんが)

 更に、四行詩の投稿ページを作り、よくできたものはパソコンから書き込めるようにしておきます。ちょうど、今ある「ダジャレの広場」のような投稿ページです。

 アナログ的な手書きのよい面を残しつつ、デジタルの世界での共有を図るということを、手書きのノートと携帯のカメラというツールを使って実現していきたいと思っています。(おわり)

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
四行詩(13) 

記事 1068番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/3/25
実力をつけるためのわかりやすい自習(その4)―難読で考えの核を作る as/1068.html
森川林 2010/11/09 11:07 



 読書は、自分の好きなものを読むのがいちばんと書きました。それは、毎日読むことが大事だからです。読み続けているうちに、必ず自分なりの読書の仕方が身についてきます。

 その意味で、漫画も悪いものではありません。読書が好きな子は、例外なく漫画も好きです。逆に、読書の嫌いな子は、漫画も読まないことが多いものです。

 しかし、同時に、読書の本当の意味は難しい本を読むことにあります。難しい本を読むことを、ここでは難読と呼びます。(「難読」の辞書的な意味とは少し違いますが)

 やさしい本を十冊読むよりも、難しい本を一冊読む方が価値のあることが多いものです。

 だから、バランスよく言えば、自分の好きな本を多読でバリバリ読み、その中でも、特に気に入った本は復読で何度も繰り返して読み、その一方で、難しくて歯が立たないような本も難読でコツコツ読む、というのが読書の理想の姿だと思います。

 そして、この中でいちばん欠けがちなのが難読です。なぜなら、読んでいてもわからないことが多いのでつまらないからです。

 ちなみに、私がこれまで読んだ中でいちばん難しい本だと思ったのがヘーゲルの「精神現象学」です。何しろ、全ページ、どの文章を読んでも意味がつかめません(笑)。日本語に訳している人も、ドイツ語を日本語に置き換えているだけですから、たぶん内容を理解しているわけではなかったと思います。

 それでも、こういう本を読み終えると、必ず自分の中に残るものがあります。それが自分の考え方の核になります。

 この考え方の核というものは、やさしい本をいくら読んでも身につきません。

 それは、ちょうど人間の経験についても、やさしい経験をいくら積んでも一人前にならないが、死ぬか生きるかという瀬戸際の経験をすると、ひと回り成長するようなことと似ていると思います。

 さて、そんなにオーバー話ではなく(笑)、子供も小学校5、6年生から中学生ごろ年齢が上がると、難しいものや困難なものに挑戦したいという気持ちが自然に生まれてくるようです。

 楽しくやさしく楽にできるものを喜ぶのは、小学校4年生ごろまでです。小学校5年生ごろからは徐々に、難しくて苦労するものや挑戦するものに喜びが移っていきます。

 そのころの時期にちょうどふさわしい読書として、言葉の森では問題集読書をすすめています。(つづく)

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
読書(95) 
コメント331~340件
……前のコメント
基礎学力コース 森川林
幼長、小1、小2対象の基礎学力コースの無料体験学習は、1月1 12/19
記事 4383番
作文の上達度は 森川林
 作文力がどのくらいついたかということは、本人にはわかりませ 12/17
記事 4382番
幼長、小1、小 森川林
 基礎学力コースは、小1の子にはおすすめです。  国語と算 12/5
記事 4377番
即自存在、対自 森川林
 中学生のころは、たぶん子供が人生で最も打算的に生きる時期で 12/3
記事 4374番
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●【重要】7月の新学期から作文用紙と封筒用紙の配布を廃止します――手書きの人は作文ノートの利用をおすすめします
●森からゆうびん2026年2月
●思考力を育てる作文教育

●本で最も進んでいるオンライン教育――少人数の対話と個別指導 無料体験学習 受付中。
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。小1から高3のオンライン少人数教育。
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育

●小学1、2年生は作文を始める適齢期です
●小学3・4年生は、作文がいちばん伸びる時期です
●小5・小6から、作文は「考える作文」に変わります。

●高校入試につながる作文力を、中学生から
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(高校向け)
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(塾高校向け)

●学校のための日本語作文検定(学校向け)
●学年ごとの「書く力」が一目でわかる(学校向け)
●総合型選抜・小論文評価業務に関するご提案(大学向け)

●学習塾のための日本語作文検定(塾向け)
●「書ける」ことが塾の強みになる(塾向け)
● 小1からのオンライン作文で、「読む力・書く力・考える力」を一生ものにします(生徒向け)

全国初の本格的な日本語作文検定作文の客観的評価で、誰でも作文が好きになり実力がつく。特許取得の独自のアルゴリズムとAIによる対話型600字講評。(学校塾向け)
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育 言葉の森
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。

●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習