文章の要約ができるのは、小学5年生ごろからです。小学4年生までは、物事を構成的に考える力がまだ十分に育っていないので、要約の練習をするには無理があります。しかし、小学5・6年生ごろの要約は、かなり長くなってしまうのが普通です。中学生になると、次第に楽に要約できるようになってきます。
以下は、中学生や高校生の人が要約する場合の方法です。
まず、対象となる文章を(1)すばやく最後まで読みながら、(2)線を引いていきます。
(1)で大事なことは、じっくり読むのではなく、最後まで読むということです。文章は、全体像がわかって初めて細部がわかります。細部をきちんと読んで全体がわかるのではありません。これが文章を読みなれていない人の陥りがちな点ですからよく気をつけてください。特に、大学の入試問題のような種類の文章では、最後の数行を読んで初めて全体がわかるという仕組みになっているものがかなりあります。逆に最初の数行はだれが読んでもちんぷんかんぷんのようなことが書いてある場合があります。読みなれていない人は、この最初の数行でつまずいてしまうことが多いのです。
(2)の線を引く箇所は、「大事そうなところ」「わかったところ」「おもしろいところ」です。しかし、ここで大事なことは、「大事そうなところ」を中心に線を引くのではなく、むしろ「わかったところ」「おもしろいところ」を中心に線を引くということです。というのは、最初に読んでいるときは、何が大事なのかよくわからないからです。文章の内容とはあまり関係がないかもしれないが、自分なりによくわかったところ、又は、自分なりにおもしろいと感じたところを中心に線を引いていきます。
次に、線を引いたところだけを数回読み直します。線を引いたところというのは、文章全体の数パーセントですから、ざっと眺める感じですぐに数回読み直しできます。すると、不思議なことに、文章の全体像が頭に入ってくるのです。線を引いたのは、「わかったところ」「おもしろいところ」が中心です。しかし、その線を引いた箇所だけをとびとびに読んでいると、線を引いていない箇所も含めて全体のイメージがつかめてくるのです。
ここで、今度は、本当に「大事なところ」に改めて線を引き直します。ここで要約の字数が問題になってきます。1文を約50字と計算すると、150字の要約では3文、200字の要約では4文です。150字に要約する問題でしたら、線を引きなおす「大事なところ」は3ヶ所ぐらいです。
最後に、その「大事なところ」をつなげて文章にします。
要約の問題は、実力がついてくると、すばやく書いてもじっくり書いても、点数にあまり差が出ません。要約を書くのに時間をかけるのはもったいないので、すばやく要約して、肝心の作文・小論文の方にじっくり時間をかけましょう。
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読解マラソンの10.4週の問題で、正解と一部しか違っていないのに△や×になってしまうというバグがありました。
現在、このバグは直っています。
これまでに答えを入れた人は、こちらで入れ直しておきますので、ご了承ください。
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昨日(9月21日)発送した新学期の項目表の一部にミスがありました。
ミスの内容は、課題集の山と項目表の山が対応していない場合があるということです。
該当する生徒には、10.1週の山のたよりと一緒に差し替え用の項目表をお送りします。<(_ _)>
====該当する生徒コード(あいうえお順)
あある(高1) あおゆ(高3) あはち(中3) いあし(小6) いしか(中3) いすも(中1) いそほ(社) いそも(中3) いなさ(高2) いむり(小5) いるわ(小6) いれま(中1) いわえ(中3) ううめ(中3) うおる(小5) うけく(中2) うせさ(小5) うつい(中1) うとな(中2) うにて(小5) うのへ(小4) うふり(中3) うほや(小5) うまゆ(中3) うむむ(小6) うむり(小4) うめり(中1) うよい(小6) うらに(小6) うらの(小4) うれと(中3) うれり(中2) えあれ(小6) えいち(小5) えいは(中1) ええさ(小5) ええて(中2) ええむ(小4) ええり(高2) えけな(小5) えこら(小4) えさい(小6) えすく(中2) えせく(社) えせろ(中3) えたし(中1) えちえ(中1) えちか(高1) えつい(小4) えとみ(中2) えなか(小5) えひあ(小6) えひつ(中1) えふぬ(小4) えふま(小4) えふる(小5) えまさ(小5) えまふ(小5) えみこ(小5) えめひ(小4) えもえ(小6) えもほ(小5) えやひ(小5) えゆう(小6) えよえ(中1) えりむ(中1) えると(小5) えるな(中2) えるれ(小6) えるろ(小4) えるわ(高2) おあと(小5) おある(中2) おいそ(小6) おいち(小6) おうか(高3) おうめ(小6) おうり(中1) おえは(小4) おおぬ(小6) おかて(社) おきき(中1) おきけ(中2) おきほ(小5) おきゆ(高3) おくみ(小6) おけふ(中3) おけほ(小5) おこお(中1) おこと(高3) おこら(小5) おしい(中1) おしせ(小5) おしろ(小5) おせむ(社) おそま(中3) おつい(小6) おつは(中2) おつむ(中2) おてさ(中2) おてむ(中2) おてら(中2) おとけ(中2) おとた(高1) おにす(中2) おにつ(中2) おにむ(中3) おにれ(小4) おぬう(小2) おぬさ(小3) おぬそ(中1) おぬの(小4) さへ(高3) には(高3) ほし(高3)
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整理して書いたほうが見やすいです。
(例)====
あ行
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い行
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10月からの新しい教材を、本日21日(木)発送しました。
項目表と住所シールについては、10.1週に「山のたより」と一緒に発送します。
新学期の教材で、変更箇所がいくつかあります。
(1)長文が横書きルビ付きになりました。
(2)短文集がなくなりました。
(3)読解マラソン集が新たに12ページ分加わりました。(ただし小1以上)
(4)毎日の自習は、(A)その週の課題の長文を音読(5分程度)、(B)読解マラソン集を3編分音読(15分程度。小1以上)、の二つです。(短文暗唱はなくなりました)
時間が取れない人は、長文の音読だけでもかまいません。
以上です。
読解マラソン集については、先生のほうでは特にチェックはしません。
ホームページに、自分で記録できるページがありますから、インターネットに接続できる人は、そこで毎週の読解マラソン集音読の記録をしておくといいと思います。
https://www.mori7.net/marason/index.php
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はじめまして。
年長からお世話になり、ほぼ一年が経とうとしている、子どもの母です。
作文教室は、先生との楽しいお話しと、文通に近い形で、楽しく取り組んでおりますので、大変、感謝しております。
さて、10月からの教材で、疑問に思うことが有りましたので、質問させていただきます。それは、長文、読解マラソンとも、横書きになったことです。もともと日本語は縦書き文化ですし、多くの本も縦書きです。また、作文を書く子どもの原稿用紙も縦書きです。目は、上から下へ流れるように慣れること、文字は上から下へさらさらと書くことに慣れることは、日本語を学習する上では、大事ではないでしょうか。「作文教室」に横書き教材は、少々なじまないのではないかと思います。
コメントありがとうございます。
言葉の森の教材は、これまで縦書きと横書きを混在させていました。
今回、横書きに統一したのは、
(1)縦横混在だとどちらか読むのかわからない(笑)という声がときどきあること
(2)長文をすべてルビ付きにすると、現在の技術では縦書きにはできないこと(言葉の森の教材は自動的にルビをふっているので)
(3)子供たちの読書環境はほとんど縦書きなので、縦書きに触れる機会は十分にあること
(4)中学・高校・大学入試で作文や小論文の課題が出る場合、課題も横書きで書くのも横書きというスタイルが増えていること
という理由からです。
私(森川林)も個人的な好みとしては縦書きのほうがいいのですが、以上の理由から横書きにしました。
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