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1月の森リン大賞(小6の部) as/1174.html
森川林 2011/02/19 12:00 





1月の森リン大賞(小6の部120人中)

初心忘れるべからず
ブレイド

 幼い子供には、現実と空想の区別をすることは極めて難しい。そのため、どんなことでも現実だと思いすぎる傾向があるのではないか?大人からしたらそう思うこともあるかもしれない。だが、子供の頃のこの純粋な心がもつ考え方は、少しも間違っていることはない。この心があってこそ皆があたりまえに思っているような生活ができる。それはどのようなことかというと、例えば飛行機が都会の空を飛んでいる光景があるのは、ライト兄弟の発明のおかげだ。子供には「なぜ?」「どうして?」という心がある。その心が○○をしたい!!という心に、強い意志に変わるときは何かを作ったり、発明したりするだけの力が生まれるときかもしれない。

 子供の考え方の中には、すばらしい発見をする可能性をもつことがあるかもしれない力が備わっているとも考えられる。

 地動説を唱えたことで有名な、ガリレオ・ガリレイはそれまでとは違ったものを発表したため、世界の人を笑わせたり、反対に、カンカンに怒らせたりしてしまった。それまでは太陽が地球のまわりをまわっていて、さらにコロンブスが生まれるさらに昔は、地球の両端は滝になっていて、そこから水はこぼれ落ちると考えられていた。

 大人になればなるほど、物事を常識や理屈で考えて、それで物事を片付けてしまいがちである。あまりそれはいいこととは言えない。頭の中の「わからないこと」を一つ一つ解明していくことが大切だ。偉人の名前を沢山出すようだが、世界中の人が知っている、発明王エジソンも子供時代を「なぜなぜぼうや」と言われてすごした。エジソンは「ガリ勉派」ではない。「『ガリ勉派』の人は色々なことをただ知っているだけで、知識を使わない人のことを言う」とある本に書いてある。エジソンは何派かというと、おそらく「探究派」ではないだろうか。「探究派」の人は、役に立つことをしている。偉人にはこのような探究派が多いのかもしれない。

 僕のもっと幼い頃は、頭の中が「?」だらけだった。虹を滑ることはできるのか?サンタは一体どこから、どのようにして家の中に入ってくるのか?このようなことが僕にはとても不思議だった。

 学校で勉強したり、本を読んだりすることによって、少しずつ現実と、空想の境界線が見えるようになる。勉強する上で子供が本当に楽しいことは、先程述べたような境界線が見えるようになることだと思う。勉強をすればするほど、数々の謎が一つ、また一つと解き明かされていくからだ。男性が中学生で声変わりするようなもので、ほとんどの大人は疑問を持つ、幼い頃心の中に備わっていたものを段々忘れていってしまう。勉強すると、このような心を忘れてしまいがちなので少し寂しい気がする。「初心忘れるべからず」ということわざがある。この言葉は日ごろいつも忘れてはならない言葉だ。この言葉がことわざである意味を僕は改めて実感したような気がした。

 疑問とは世界を広げるための扉だと思う。これからも初心を忘れずにいようという気になった。


順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1初心忘れるべからずブレイド88124161708284
2テレビの良さ、悪さけん87142556658192
3常識的にならない方法まりす83124857556783
4お正月の生活けん道少年82123549769090
5衝撃的なイメージともじろう81116252759184
6読書かねめ8195251687693
7いいウソ元親81123349507286
8驚ける能力ミス・バニー8091752597392
9我が家のおせち料理ふっくー791228437910890
10きりかえスイッチピット791115437210089


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1月の森リン大賞(小1-小5) as/1173.html
森川林 2011/02/18 16:50 
 1月の清書をもとにした森リン大賞です。
 点数は自動採点ソフト森リンで集計したものです。
 学年ごとに無理のない字数を目標とするために、採点する字数の上限を決めています。(小1は200字まで、小2は400字まで、小3は600字まで、小4は800字まで、小5は1000字まで、小6以上は中高生もすべて1200字までとしています)




1月の森リン大賞(小1の部82人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1あたらしいボールはくし6021339445776
2かわいいうさぎきなこ6022543475283
3てっぱんやききみけ6033742435096
4ライオンキングながた6023342465090
5とんどのじゅんびルビー5950039435183
6じきゅうそう清良5929938444887
7ハンバーガーやさんきよれ5817238435374
8なわとびきゆけ5849037435086
9あたまがごちゃごちゃになったことあじさい5748449435280



1月の森リン大賞(小2の部128人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1タッチパネル、ポンポンとらたいがくん6644241496479
2ウィンタースクールでアリス6641542486292
3トモコレさわむ6660242476089
4世界にひとつだけの「イグアナがなる木」ハリーポッター65113338496987
5おばたりょく地の鳥みやま6551538436696
6スケート楽しいー大こうふんリリア6591639476179
7かげ遊びをやったことひいい6539142436092
8じごくのしゅくだいプート6556342445990
9小学校一年生の三学期(感)くあゆ6572142445692
10スキーりょこうじんか64101741476876



1月の森リン大賞(小3の部162人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1冬休みのスキーサファイア7364741628583
2温かい太陽アルセウス7266546586687
3いろいろな微生物子ねこ7192144536883
4体のポカポカ 心のポカポカりすっぴ7199447516886
5二通りの帰り道きゅうちゃん71136444496893
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10ああ、気持ちがいいなトップスくん7059739556383



1月の森リン大賞(小4の部137人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1ワンちゃん・ダッシュダイヤモンド78860435410186
2ヤマト発進レオキング7885847659286
3休み時間の定番うっちー7898648648189
4害虫さわぎメゾピアノ77101443657595
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1月の森リン大賞(小5の部135人中)

私の大切な家族
なむき

「はー、やっと出来た!」
大みそか、私の家ではおせち料理を作る事が毎年恒例になっている。筑前煮、鯉、海老、かずのこ豆、田作り、ひょう、ぜんまい、伊達巻、かまぼこ、栗きんとん。どれも縁起が良い食べ物ばかり。もちろん、全て母の手作りだ。私は母に、
「大変そうだね、手伝うよ。」
と声をかけた。
「ありがとう。」
「ねぇ、お母さん、どうして毎年おせち料理を作るの?」
「家族全員が、一年間健康で過ごせますようにっていう願いを込めて…かなぁ?大切な家族だから。」
 私が、家族って大切なんだと痛感したのは、父が「くも膜下出血」という病気にかかった時だった。突然の出来事だった。その頃私はまだ幼かったが、父が倒れた=死んでしまうにつながっていた。目隠しをして手術室に入る父に、
「お父さん、頑張って!」
と声をかけると
「瑞恵か?大丈夫だよ。頑張ってくるよ!」
私は涙が出るほど嬉しかった。父の手術は成功し、今は元気に仕事をしている。

 ことわざではないけれど、私は「家族を大切に」をいつも心がけている。それほど気にしなくても最近はそれが出来るようになってきた。世間では、自分の家族に危害を加えたり、殺したするという悲しい事件が多発している。私は、そうしたいと思う自分の心を押し殺さなければならないと思う。そんな事をしてしまうのは気持ちが分からないから。心と心が通じ合えばきっと家族の絆は深まると思う。そのためには、家族だんらんすること、よく話し合う事だと思う。
「家族を大切に」
「自分、そして世界中の人々を愛し続ける」
私はこの二つが大切だと思う。家族の絆を深めていけば、平和で戦争もなくおだやかな日本、世界になると思う。そのためにもまずは家族を大切にすることから始める事が大事だと思う。

 出来上がったおせち料理を、母と一緒に重箱に詰めた。我が家の分、おじいちゃんとおばあちゃんの家の分、おばちゃんの家の分。彩り良く、丁寧に…。最後にインゲンを添えて完成!その後はいつものように
「パッシャーン」
記念撮影。
「今年で十枚目だね!」
私と母は、顔を見合わせてニッコリした。


順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1私の大切な家族なむき8088444779484
2年末年始の過ごし方アルセウス80114843648184
3天才ソクラテスベースボール8099248617881
4タイミングが大事きくた80101552547090
5スキーヴォルデモート791177428310487
6スキーとお正月キバゴ☆79102539839781
7一しゅんのタイミングききほ79116547609486
8新年明けまして お正月の、ユーモア感みっくまっく79220338699281
9タイミングが全てトレジャーハンター79111751518481
10さよならプレハブ、こんにちは新校舎まーりん79179643567483


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