凧を手っ取り早く揚げようと思って、
走って揚げると確かに揚がるが、
その凧は駆け凧になって、
もう弱い風では揚がらなくなる。
ということを、子供のときに、みんなで凧揚げをしながら経験しました。
だから、小さい子が面倒臭がって走って凧を揚げようとすると、
「こうちゃん、それじゃ駆け凧になっちゃうよ」
などと言ったものです。
子供は、遊びの中で結構いろいろなことを学んでいます。
褒美をあげてさせたことは、褒美がなくなると、かえって意欲をなくすという心理学の実験があります。
長続きする勉強のできる子に育てようと思ったら、勉強と褒美をなるべく結びつけない方がいいのです。
でも、全く褒美なしでも動かないので、そこは工夫のしどころです。
弱い風でも静かに揚がる凧にすれば、凧はある高さからは、自分の力でどんどん揚がっていきます。
褒美ばかりで育った子は、大人になっても、褒美で人を動かそうとするでしょう。
でも、人は多くの場合、心意気で動くのです。
明治維新を担った若者たちも、褒美で勉強をしたのではなく心意気で勉強をしたのだと思います。
そして、これからの人間の動機の多くの部分は、心意気になるような気がします。
そこで、今日のテーマは、心意気。
1、心意気についてひとこと、
又は、
2、「ここ、ろ、いき」で五七五、
又は、
3、何でも自由にどうぞ。
それでは、今日も、いつもの心意気で、いい日曜日をお過ごしください。
(写真は「SOZAIjiten」より)
「だれか、ぼくのこと呼びましたか」
「君じゃないって。しかもイカだし」
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検索のインターネットから交流のインターネットへ。
道路だと思っていたものが、
いつの間にか縁台が並び、
思い思いに人が集まる広場のようになっていた。
世の中の進歩が速くなっています。
今はまだ主流ではないことも、何人かが気がついて周りの人に伝えるだけで、それがいいことならすぐに広がるようになってきました。
そういう時代に幸せに生きられるのは、他人より強い人ではなく、むしろ他人に優しい人でしょう。
自由な競争という原理は、普遍的に正しいもののように思われていますが、ひとつの家族の中で、親子や兄弟が自由な競争で暮らしている家庭はまずありません。(あったら、かなりストレスがたまりそう(笑))
強いものは譲り、弱いものは助けられ、互いに相手に対する自然な配慮の中で暮らしています。
日本の国全体も、やがてこういう家族のようになっていくでしょう。
インターネットのバーチャルな世界は、リアルな世界の反映だと思われていますが、逆にそのバーチャルの中で生まれた新しい世界が、これからリアルな社会の中に作られていくのだと思います。
そこで今日のテーマは、インターネット。
1、インターネットの世界についてひとこと、
又は、
2、「ど、う、ろ」「ひ、ろ、ば」で五七五、
又は、
3、何でも自由にどうぞ、
今日は建国記念の日。
新しい日本をこれから作る祈念の日とも言えるかもしれません。
インターネットを新しいツールのひとつとして、よりよい日本の社会をこれから作っていきましょう。
それでは、今日もいい一日をお過ごしください。
写真は「SOZAIjiten」より
(クラウドの中にそびえる富士山)
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受験直前の子の作文は、ぐんぐん伸びる。
真剣みが違うから(笑)。
だから、いつもは優しく褒める指導の先生も、
受験生にはばんばん直す。
普段からその真剣さでやればいいのに、と思うのは他人です。
やはり人間はお尻に火がついて初めて本気になるのです。(かちかち山みたいですが)
逆に、普段はあちこち寄り道しているから、人生のいろどりが豊かになるのでしょう。
これから受験の人もいると思いますが、早いところはもう一段落。
いろいろな思い出があったでしょうが、人生の先輩たちからのひとことはたぶん、
「勝って兜の緒を締めよ」
「麦は踏まれて強くなる」
そして、
「人間万事塞翁が馬」
などでしょう。
受験という今の勝ち負けを超えて、ずっと先まで続く未来の自分をこれから豊かにしていきましょう。
そこで、今日のテーマは受験。
1、受験についてひとこと、
又は、
2、「じ、ゅ、けん」で五七五、
又は、
3、何でも自由にどうぞ。
かつて扇谷正造は、人生の三つのイベントとして、受験、就職、結婚を挙げました。
この三つにどう対応したかということが、その人の生き方のスタイルを作っていくのだと思います。
大事なのは勝ち負けではなく、その姿勢なのだということが、年とともにだんだんわかっていくのです。
それでは、今日も先の長い人生を考えて、いい一日をお過ごしください。
▽本当の合否は、あとからわかる(参考記事)
https://www.mori7.com/as/1167.html
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大妻中
栄東中
桜修館中
白鴎中
合格おめでとう!
桜修館中は、「おかげさま」という言葉についてだったそうです。試験のときに言葉の森で勉強した作文を綴じて持っていったということです。作文の試験の場合は、自分がそれまでに書いたものがいちばん頼りになるのです。
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千賀一生さんの「ガイアの法則」という本に、「輪の教育」という言葉が出てきました。
ちょうど、言葉の森が考えていた森林プロジェクトの対話の教育と目指すところが似ていると思いましたので、その言葉を使わせていただきました。
教える人がいて教わる人がいる
直線的な一本道の教育から、
対話と発表と交流の
輪になって学ぶ教育へ。
点数という基準を物指のようにあてて、その直線定規を少しでも前に進ませるような教育は、過去の人間不在の教育です。
これからの教育は、自ら学ぶことが喜びとなるような教育でなければなりません。
その要は、点数による競争ではなく、対話による交流で意欲が意欲の源泉となるような仕組みです。
しかし、対話が成り立つためには、双方が豊かなものを持っていることが必要です。
その豊かなものを育てるものが、毎日の読書や暗唱と新しい体験です。
そのような輪の教育が家庭の中で生まれれば、それはやがて家庭の枠を超えて、地域の社会の中にも広がっていくでしょう。
子供と家庭と地域の教育が、未来の教育の姿です。
しかし、これは、まだ実現するまでに時間がかかります。
今の社会では、まだ子供たちは、勉強とは人からさせられるもので、人に教えてもらうものだと思っているからです。
それは、また大人の意識の反映でもあって、今の社会ではまだ多くの大人は、勉強とは、させられるもの、教わるもので、勝ち負けのあるものと思っているからです。
だから、逆に、大学に合格して勝ち負けが一段落すると、もう勉強しなくてもいいと思ってしまう子も多いのです。
大人も子供も、日々向上して新しいものを創造する、これが未来の理想の社会の姿だと思います。
今の社会は、まだイス取りゲームのような社会ですが、未来の社会は、各人が自分らしいイスを作る社会です。
みんなでイスを作り合い与え合う社会をこれから作っていきましょう。
いいすか(笑)。
ということで、今日のテーマは、輪の教育。
1、輪の教育でひとこと、
又は、
2、「わ、つ、か」で五七五、
又は、
3、何でも自由にどうぞ。
20世紀までは、奪い合い競い合うことによって進歩してきた社会でした。
21世紀は、作り合い与え合うことによって進歩する社会にしていきましょう。
それをまず教育から。
それでは、今日もいい一日をお過ごしください。
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神奈川県立湘南高校
おめでとう!
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合格の報告を受けた学校を紹介します。(順不同)
これから新しい学校生活がんばってください。
古川黎明中
立教女学院中学(帰国子女)
宮城県日立一高付属中
名古屋大学教育学部附属高校
群馬県立中央中等教育学校
秀明中
日大三中
聖徳学園中学校
恵泉女学園中学校
東京純心女子中
麻布中
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国語の成績の根は読書。
読書をせずに国語の勉強をするのは、
根がないのに、
枝ぶりをよくしよとするようなもの。
中学受験を終えた子が言葉の森に来るきっかけは、ほかの教科の成績はよかったのに国語だけが悪かったということが多いです。
高校までの一貫校なので、これからじっくり勉強したいというのです。
昨日も、そういう新中1の子が教室に来ました。
教室でこれからの勉強の手順を説明したあと、
「あ、それから毎週、そのときに読んでいる本を持ってきてね」
すると、
「本ですかあ。うちに本ないんです」(笑)
教室にある本を貸してあげました。
それから、こんな子もいます。
やはり、「本を持ってきて」と言うと、
「本は、『朝の10分間読書』で学校で読んでいるから、うちでは読まないんです」
次のような子は、かなり多いです。
「勉強が忙しくて、本読めないんです」
受験期にはそういうことはありますが、受験中でも何でもない子が、勉強が忙しくて本が読めないとなると、かなり問題です。
国語の成績がいい子は、実は国語の勉強のようなことはしていません。本が好きで毎日本を読んでいるだけです。
例えば、1日30分本を読んでいる子がいたとします。
一方に全然本を読まない子が、週に2回各1時間半、塾や予備校で国語の勉強をしていたとします。
最初の子の方が、あとの子の2倍以上、文章を読んでいる時間が長いのです。
こういう裾野の部分が全然違うために、ちょっと国語の勉強をしたぐらいでは国語の実力はつかないのです。
そこで、今日のテーマは、読書と国語。
1、読書や国語についてひとこと、
又は、
2、「ど、く、しょ」又は「こ、く、ご」で五七五、
又は、
3、何でも自由にどうぞ。
もちろん国語の成績を上げるコツはあります。
それは、実際に国語の問題を解かせて、どういうふうに答えるかを理詰めに説明する方法です。
でも、それは、慣れればだれでもすぐにできるものです。
ところで、読書だけでは、国語の成績が伸び悩むときが来ます。それは、中学、高校と学年が上がったときです。
このころになると、読書の量ではなく質が問題になってくるので、難しい文章を読む時間がないと、国語の力がつかないようになるからです。
だから、国語の勉強に結びつく読書は、好きな本の多読と、難しい文章の復読(繰り返し読むこと)です。
そして、受験前になったら、過去問をやって解答のコツを理詰めに教えてもらえばいいのです。
2日間の雨も上がり、今日は青空が見えてきました。
今日は暖かないい天気になりそうです。
それでは、今日も読書を楽しみながらいい1日をお過ごしください。
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