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教えることに手間をかけず、育てることに手間をかける(facebook記事より) as/1449.html
森川林 2012/02/20 11:13 



 子育ては長距離走。
 手間をかけない方が長続きする。
 教えることに手間をかけるのではなく、
 育てることに手間をかけよう。

 例えば、子供が作文を書くとき、難しい課題だと自分で書き進められずに、親や先生に聞くことがあります。
 そのときに、一生懸命に教えるのは、教えることに手間をかけることになり、長続きしません。
 その場で熱心に教えるのではなく、それまでにその課題を毎日音読させ、音読させた長文の内容について親子で楽しく対話をしておくことです。
 これが、育てることに手間をかけることです。

 子供が小さいとき、親はつい手取り足取り勉強を教えてしまいがちです。
 しかし、教えることに手間をかけると、親がいないと勉強ができないようになり、かえって長続きしません。
 何よりも、教えることに手間をかけると、子供を叱る回数が増えてくるのです。
 そして、叱られながら勉強したことは、そのときは覚えたように見えても、すぐに忘れてしまいます。
 人間は、嫌なことは忘れるようにできているからです(笑)。

 勉強は、教えることを極力少なくして、そのかわり、子供が自分でやれるようなやり方を工夫し、毎日自分でやる習慣をつけるという子育ての方に力を入れていくことです。

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競争の教育から創造の教育へ as/1448.html
森川林 2012/02/20 11:12 



 競争が好きなのは人間だけ。
 ライオンやトラは、だれがいちばん強いかで競い合ったりしない。
 人間らしい喜びは、競争に勝つことにではなく、
 新しい何かを創造することの中にある。

 闘犬や闘牛の文化がありますが、そういうのを見て喜ぶのは人間だけで、当の犬や牛にとっては、はた迷惑なことだと思います(笑)。
 犬や牛の本当の喜びは、仲よく平和に暮らすことです。

 人間は、仲よく暮らすだけでは飽きてしまうので、もっと生き生きとした目標が必要になります。
 その目標を、生き生きとした競争と勘違いしてしまう人が多いのですが、競争はちょっとした味つけのようなものに過ぎず、本当の喜びは創造の中にあります。

 しかし、創造には、それなりの準備も必要です。
 これからの教育は、競争に勝つための教育から、創造の準備のための教育へと変わっていく必要があると思います。

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