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【合格速報】東京医科歯科大医学部に合格したEさんの話 as/1476.html
森川林 2012/03/09 13:47 
 3月9日の朝、Eさん(高3女子)から、「前期で受かっていました」と電話がありました。
 小学生のころ、言葉の森で勉強していたEさんは、その後、私立の中高一貫校に。
 言葉の森は、もうやめていましたが、先日、突然教室に来て、「小論文の勉強を見てもらえますか」。
 聞くと、前期は数学が失敗したので、後期の小論文でがんばるということでした。
 久しぶりの小論文でしたが、書いてみると、字は下手ですが(笑)、字数も、時間も、内容も、語彙の豊富さも、しっかり合格圏内です。。(なぜか字のあまりうまくない子に、いい文章を書く子が多いのです)
 「これなら大丈夫だから」と言って、「後期の試験までに毎日1本、合計10本書くこと」と目標を指示しました。
 数日して持ってきた小論文の過去問3年間分は、しっかり書けていたので、「これなら合格」と励ましておきました。
 しかし、心の中で、前期で合格しているのではないかと思ったのです。というのは、試験の結果を報告するときに、「ここがだめだった」とはっきり間違った箇所を思い出せる子は、よくできていることが多かったからです。
 そして、9日の朝、電話が鳴って、「○○ですけど」という声を聞いたときに、結果を聞く前から合格とわかりました。
 ということで、せっかく書いた文章は使いませんでしたが、「記念にとっておいたらいいんじゃない」と言っておきました。
 ちなみに、東京医科歯科大学の毎年の小論文は、医学に関するもののほかに日本文化に関するものが必ず出ていました。幅広い教養を見るということなのでしょう。

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受験や入試は勝つための勉強(言葉の森作文ネットワークの記事より) as/1475.html
森川林 2012/03/09 06:41 



 入試は勝つための勉強だから、
 戦う前に作戦を立てることが必要になる。
 まず勉強法の本を読み、次に過去問で相手を知り、
 それからおもむろに勉強に取りかかろう。

 入試はだれもが初めて経験することなので、わからないことだらけです。

 しかし、ほとんどの人は、漠然と学校の勉強をしっかりやるとか、友達や先輩の話を聞くとか、塾や予備校に通うとか、周囲の流れに身を任せて勉強しています。

 みんなが同じようにやっているので、そういう勉強でもそれなりに合格するのですが、実はかなり遠回りの勉強をしているという子がほとんどです。

 いちばんいいのは、この春休みに、入試に関する勉強法の本をまとめて読むことです。

 そして、志望校の過去問を、答えを書き写しながらでいいので、全部解いてみることです。

 すると、これからどういう勉強をしていけばいいのかという方向がおぼろげながらわかってきます。

 勉強はそれから始めるのです。

 作戦を立てる時間がないまま勉強を始めるのは、地図を持たないまままず歩き始めようというようなものです。

 入試というのは、実力をつけるための勉強ではなく、勝つための勉強ですから、これまでの勉強とは取り組み方がかなり違います。

 未来の社会は、勝ち負けなどなくなる社会ですが、今はまだ、人間は、勝ち負けのある世界でたくましく生きることも必要なのだと考えて、力強く勉強に取り組んでいってください。


 ということで、今日のテーマは、受験と実力と勝負。

1、実力と勝負についてひとこと、
 又は、
2、「しょ、う、ぶ」で五七五、
 又は、
3、何でも自由にどうぞ。


 高校も大学も、入試の結果が出てきました。

 合格した人は、それはそれでよかったのですが、不合格だった人は、そのくやしさが実は大きな財産になるのです。

 あとからふりかえってみると、人間が成長するのは、苦しかったときです。

 不合格は、もっとたくましく生きろという天の声なのだと思って、新しい一歩を踏み出していきましょう。


 天気図を見ると、前線が日本列島に沿って、台湾から、はるか北海道の先まで、龍のように延びています。

 この雨雲は、日本を守る龍の姿なのかもしれません。

 と景気のいいことを考えて(笑)、今日もいい一日をお過ごしください。


▽言葉の森作文ネットワーク
http://www.facebook.com/kotobanomori

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