ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 1483番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/12/3
学校に子供を合わせるのではなく、子供に学校を合わせよう。(facebook記事より) as/1483.html
森川林 2012/03/13 07:18 


 小鳥たちはいいなあ、学校に行かなくてもいいし、
 と思っている子も多い。
 学校に子供を合わせるのではなく、
 子供に学校を合わせよう。

 昨日、保護者からの電話の相談の中で、「実はしばらく前から学校に行かなくなって」という話がありました。

 自分自身の小学校時代を思い出しても、学校に行きたくない日というのはよくありました。

 でも、なぜ我慢して行ったかというと、かわいい子がいたからです(笑)。

 では、なぜ行きたくなかったかというと、枠にはめられた時間と空間が息苦しかったからだと思います。

 椅子に座って先生の話を聞いているのが退屈でたまらないので、授業中はいつも教科書に落書きを書いていました。

 勉強の目標と教材だけを与えて、方法は自由というのが人間らしい勉強の仕方だと思います。

 学校では、方法だけが厳格に与えられるところがあるのです。

 しかし、もちろんそういうところが「学校らしくて好き」という子もいるでしょう。

 いろいろなスタイルの学校を自由に選べるのがいいのかもしれません。


 ということで、今日のテーマは学校。

1、学校についてひとこと、
 又は、
2、「が(っ)、こ、う」で五七五、
 又は、
3、何でも自由にどうぞ。


 社会の発展に必要なのは、自由な試みです。

 日本は特に、個人の自由な創意工夫に任せた方がうまくいく国なのですが、日本人が素直なせいか、すぐに規則や規制を作りたがる人がいます。

 東北大震災を見てもわかるように、日本は、基本的に規則の要らない社会なのです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
教育論文化論(255) 

記事 1482番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/12/3
森林プロジェクトでの作文の勉強の進め方 3 「子供たちが作文を書いているとき、書いたあと」 as/1482.html
森川林 2012/03/12 18:53 



 森林プロジェクトで子供たちに作文を教えるときの流れを書いています。
 これまでの記事は、
「森林プロジェクトでの作文の勉強の進め方 1」
https://www.mori7.com/okash/index.php?id=33
「森林プロジェクトでの作文の勉強の進め方 2」
https://www.mori7.com/okash/index.php?id=35



 子供たちが作文を書いているとき、ある程度スペースのある場所でしたら、巡回指導のようなことをします。子供たちが書いている様子を見るために、ときどき先生が机の間を回ります。そして、「きれいな字だね」とか、「長く書いているね」などと短く声をかけて励まします。小さなミスだったら、その場で簡単に直してもかまいません。しかし、基本は褒めて回ることです。この机間巡視は、時間がなければやる必要はありません。



 子供たちが作文を書いたあとの添削や評価はどうしたらいいのでしょうか。評価は、基本的に子供たちが自分で判断してやるようにします。構成の項目ができていれれば「枝」のマーク、題材ができていれば「葉」のマーク、表現ができていれば「花」のマーク、主題ができていれば「実」のマークを子供が自分で書くようにします。

 先生が作文に書く赤ペンは、項目のできているところ、表現や実例や感想がその子らしいところを中心に、◎をつけたり、傍線を引いたりします。誤字や誤表記があれば△をつけて直しておきます。しかし、すぐに直ることを要求しません。子供は何度も同じ間違いをするからです。

 作文に表記のミスがあるのは、読む練習がまだ不足しているからです。読む練習を重ねていけば、何も注意しなくても自然に直ります。又は、一言の注意だけで直ります。しかし、読む力が不足しているうちは、何度同じことを言っても同じ間違いを繰り返します。そのときに、注意だけで直そうとすると、親や先生がだんだん叱るような直し方になるので、子供の方も注意されることに対して負担を感じるようになります。

 勉強は、早く上達させようとするとかえって長続きしません。気長にゆっくり直していくようにすると、いつも穏やかに指導をすることができます。



 評価する項目は、事前に指導した項目の出来具合だけにとどめます。事前に指導したことを、事後に評価するというのが教え方の鉄則です。指導と評価が一致していれば、子供たちは安心して作文を書くことができます。

 よくない例は、次のような指導と評価です。

 例えば、「会話を入れて書こう」とし指導していて、子供が会話を入れて書いた作文を持ってきたとき、「確かに会話は入ったけど、字が汚いねえ」と評価するのは、評価のルール違反です。

 逆に、事前に、「ていねいに書こう」としていて、子供がそれなりにていねいに書いて持っていったとき、「確かに字はていねいになったけど、字数が短いなあ」などと評価するのもルール違反です。

 要するに、事前に指導していないことは評価しないということです。評価する必要があった場合は、それは次回の指導に回して、指導したあとに評価するという形をとるようにします。



※次回は、作文の発表会。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
家庭で教える作文(55) 森林プロジェクト(50) 
コメント501~510件
……前のコメント
「森のオンライ nane
 振替は特にしなくてもかまいません。  子供の気持ちとして 8/7
記事 4109番
「森のオンライ 森川林
 8月10~16日は休み宿題です。  創造発表クラスは、振 8/7
記事 4109番
夏オン始まる。 nane
 漢字の書き取り練習などは、ひとりでやっていたら、面白くも何 8/4
記事 4108番
夏オン始まる。 森川林
 夏のオンラインスクールの特徴は、たぶん勉強友達ができること 8/4
記事 4108番
夏のオンライン nane
 個人的なことですが、6月からのアトピーが治りかけたのがやっ 8/2
記事 4107番
夏のオンライン 森川林
 直前になってしまいましたが、夏のオンラインスクールの勉強の 8/2
記事 4107番
夏のオンライン 森川林
 夏のオンラインスクールの詳細をアップロードしました。   7/22
記事 4106番
夏のオンライン 森川林
 夏オンは別教材です。 [教材]となっているところをクリッ 7/16
記事 4103番
夏のオンライン 森川林
感想文の本は、 ・宇宙人のいる教室(昨年も) ・川は生き 7/16
記事 4103番
7月の読解検定 森川林
 ご連絡が遅くなってしまいましたが、7月の読解検定は本日7/ 7/15
記事 4105番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
Re: 標準新 森川林
 これは、確かに難しいけど、何度も解いていると、だんだん感覚 12/2
算数数学掲示板
標準新演習算数 あかそよ
3の1はできました。 2は、答えを見るとなんとか理解できま 11/23
算数数学掲示板
2024年11 森川林
●サーバー移転に伴うトラブル  本当に、いろいろご 11/22
森の掲示板
現在森リンベス 森川林
このあとの予定。 ・森リンベストを直す(直した) ・森リ 11/20
森川林日記
Re: 入会手 言葉の森事務局
 お世話になっております。  弟さんのみご入会が1週間 11/15
森の掲示板
入会手続きにつ やすひろ
お世話になっております。 個別掲示板を開けませんので、ここ 11/15
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習