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国語力をつける方法は簡単と言えば簡単(facebook記事より) as/1485.html
森川林 2012/03/14 07:08 



 国語に自信のある子は、
 解くときの気合いが違う。
 国語の問題は浅く読めば×になり、
 深く読めば○になるように作られている。

 国語以外の他の教科の成績がいいのに、国語だけが振るわないという場合、その子は解き方のルールを知らないのです。

 現在の国語の問題は、ひとつのゲームのようなルールの上に成り立っています。

 つまり、答えは必ず文章中にある、正しいものを選ぶのではなく、間違っていないものを残す、採点しやすいように設問のキーワードに沿って書く、などです。

 国語の問題は、点数に差をつけるために出されているので、浅く読めば×になり、深く読めば○になるようになっています。

 こういう背景がわかっている子は、そのルールに合わせて深く読むから高得点が取れます。

 それがわかっていない子は、勘とあてずっぽうで解くので、浅くしか読めず、結果として×になります。

 そして、問題を作る人は、このルールを更に解きにくくするために、読みにくい問題文を選び、短時間で長い文章を読ませるようにします。(^^ゞ

 本当は、こんなゲームのような国語問題でテストをせずに、作文と面接で国語の力を見ればいいのですが、そのやり方だと時間がかかって大変なので、やむをえず国語の問題を出しているのです。

 だから、対策は簡単。

 まず、国語の問題の解き方のルールを知ることです。

 そして、そのあとは、本当の実力をつけるために、難しい文章をばりばりと読んでいけばいいのです。


 ということで、今日のテーマは国語。(勉強の話になってしまいました。(^^ゞ)

1、国語についてひとこと、
 又は、
2、「こ、く、ご」で五七五、
 又は、
3、何でも自由にどうぞ。


 国語の問題の解き方のルールを知るのは簡単です。

 実際の模擬試験などの結果をもとに、お父さんやお母さんが、なぜその答えなのかということを子供に理詰めで説明してあげます。

 お父さんやお母さんが理詰めで説明できない問題は、できなくてもいい問題です。(そういう問題もあります)

 時間は長くても2、3時間。これだけで、次回から国語の成績が上がります。

 しかし、その上がり方は、その子の読む力までですから、あとは気長に難しい文章を読む練習をしていくことです。

 参考までに、「センター試験国語の解き方の例」
https://www.mori7.com/as/365.html
(赤字のところだけ読むだけで、解き方のコツがわかります)


 今日は、3月の明るい空で気分もさわやか。

 そろそろお花見の準備です(笑)。

 それでは、今日もいい一日をお過ごしください。

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森林プロジェクトでの作文の勉強の進め方 4 「新しいスタイルの作文発表会で、子供の成長を中心にした社会に」 as/1484.html
森川林 2012/03/13 20:43 



 作文の勉強は、普通、作文を書き終えたあとの評価までで終了します。作文を書き終えたあと、その作文を発表する機会というものはこれまでもありましたが、それは双方向のコミュニケーションの乏しいもので、それほど子供たちの関心を引くものではありませんでした。

 しかし、現代の情報ネットワーク環境を利用すれば、この発表とコミュニケーションを結びつけていくことができます。そのやり方は、次のようなものです。

 まず、子供が書いた作文の中を月に1回清書させます。その清書には、できればその子のかいた絵も入れておきます。また絵と文章以外に、その作文の内容を典型的に表している部分を大きく四行詩のような形で書き出させておきます。

 なぜ絵や四行詩を作文に付け加えるかというと、一目でその作文の印象を見ることができるからです。発表会で、文字だけの作文がずらっと並んでいても、なかなか読む気はおきませんが、絵や四行詩が書いてあると、その印象で中身の作文も読みたくなることが多いからです。

 そのように仕上げた清書を、インターネットを利用して、発表会用の掲示板などにアップロードします。今は、画像以外に、動画なども手軽にアップロードできるようになりました。だから、子供が自分の作文を暗唱して、原稿を見ずにスピーチするような発表の仕方もできます。

 発表会の掲示板などにアップロードされたA君の作文を見て、Bさんの親子がコメントを書きます。すると、A君の親子もそれを見て、今度はBさんの作文にコメントを書きます。このように、発表とコミュニケーションを両立させていけるのが、SNS時代の作文発表会です。

 従来の作文発表会では、全員の作品を並べるだけでしたから、発表会らしいまとまりをつけるために、コンクールやコンテストで優秀作品を選ぶという形になりがちでした。しかし、この優秀作品を選ぶという方法は、大多数の子供にとって何の意味もありません。そして、書くこと自体が好きで書いている子供たちにとっては、かえってマイナスの面も大きかったのです。

 コンクールより、もっと手をかける方法としては、先生が一人一人の作文にコメントを書くということも考えられますが、そういう無理なやり方は長続きしません。SNS型の双方向の発表会であれば、どの子も同じように主人公として参加できます。

 そして、この動きがもっと広がれば、その子の書いた作文を、家族や友達が見るだけでなく、田舎のおじいちゃんやおばあちゃんが見てコメントを書くこともできるようになります。近所のおじさんやおばさんがコメントを書くというケースも出てくるでしょう。

 これが、子供の成長を中心にした社会作りにつながっていきます(「大人の仕事を中心にした社会」から「子供の成長を中心にした社会」へ)。そして、この場合、子供の成長とは単なるペーパーテストの成績のことではありません。子供たちにとって最も大切な、日本語で読み書き考える力と、創造性の精神と、他人に共感する力を育てていくことになります。

 こうして、日本の社会のすみずみまで作文文化が広まったとき、日本は、世界中の人々の理想となる、新しい知性と愛と創造の国になっているのだと思います。


(写真は「SOZAIjiten」より)

 お皿にのせるときは、並べ方の工夫も大事。

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