ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 1591番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/29
ほかの通信講座で作文の勉強を始めるマイナスを考えて、最初に言葉の森へ as/1591.html
森川林 2012/08/06 20:49 



 最近、言葉の森の体験学習を始める人の中で、次のように言う人が増えています。

「今まで、○○で作文の勉強をしてきたけど、やはり全然書けないので、言葉の森にした」(○○には、いろいろな名前が入ります)

 今年の春は、他の作文通信講座が、中高一貫校入試の作文試験に対応しようとしたためか、一斉に宣伝を行いました。ある通信講座などは、週に何度も広告を出し、それも小学生新聞を1面全部使うような派手なカラー広告を出していました。しかし、そこで書かれている内容は、これまで言葉の森が書いてきたことの焼き直しのようなものばかりでした。

 タレント教育評論家が監修しているので、いい教材だと思った人も多いのだと思いますが、実際の指導内容については、いろいろな指導法の寄せ集めです。

 その結果、カラフルな楽しそうな教材に(そして、毎週ではなく月に1回とか2回とかいう手軽な料金に)惑わされて、そういう通信講座で作文の勉強を始めてみた人も多かったと思います。

 ところが、楽しくできそうな気がして始めてみたものの、そういうところでは実際の指導のノウハウがなくただ赤ペンを入れるだけの添削が中心なので、結局、課題が少し難しくなるともう続けられなくなるのです。

 ところが、いったん赤ペンによる添削だけで、作文がなかなか書けなくて苦しい思いをした子供は、もう作文という言葉だけで拒否反応を示すようになります。作文のような表現する勉強は、嫌いにさせるのは簡単です。間違いを注意だけしていれば、だれでもすぐに書くことが嫌いになります。しかし、世間のほとんどの赤ペン添削は、そういう間違いを直す指導が中心です。

 この春、言葉の森以外の作文通信講座で作文の勉強を始めた子の中には、作文が苦手になった子がかなり多かったと思います。いったん作文が嫌いになると、もうほかのところでまた作文の勉強を始めてみようという気にはなかなかなれません。

 だから、作文の勉強は、電話指導で確実に書けるところまで指導する言葉の森で始めていくことが大切なのです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
言葉の森の特徴(83) 

記事 1590番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/29
家庭学習をどのように進めるか 5(英語の学習法) as/1590.html
森川林 2012/08/03 23:21 



 英語の勉強を始めるのは、小学校4年生からです。4、5、6年生というのは、日本語の能力が既に安定していると同時に、外国語を習得する能力がまだ高い時期だからです。

 これが、小学校1、2、3年生で英語の勉強をするようだと時期的には早すぎます。小学校3年生までは、日本語の能力を確実に身につけていく時期ですから、この時期に日本語以外の言語の勉強をすると、日本語能力が正しく成長しなくなる可能性があります。

 今の親の世代は、自分が英語で苦労してきたために、子供にその苦労をさせまいと思い、早期の英語教育をさせる傾向があります。しかし、早期の英語教育はうまく行かなくても問題はありませんが、日本語教育がうまく行かないとそれは一生の問題になります。現代は、CDやDVDなど機器を利用した教育が可能なので、やりすぎの危険性は昔よりも高くなっています。

 英語教育を始めるのに遅すぎるという心配はありません。しかし、早すぎとやりすぎによる危険性だけは親が注意しておくべきだと思います。


 さて、小学校4、5、6年生から始める英語の勉強の教材は、英語の文章と英語の音声です。まず、子供が興味の持てそうな易しい英語の物語の本を選びます。その場合、CDがついていることが条件です。

 日本で出版された英語の物語の本は、日本語による説明が不必要に入っている場合があるので、英語圏で出版されたものの方がいいようです。

 昔、私は、教材としては、中学の英語の教科書がいいと言っていました。しかし、最近の中学の英語の教科書は、短い会話ばかりが載っているので、教材としてはあまりふさわしくありません。しかも、教科書に載っているその簡単な会話ばかりの文章とは結びつかない形で、文法的な勉強をするようになっています。こういう勉強の仕方では、英語はかなり勉強のしにくい教科になります。これは、むしろ、子供たちの間に、できる子とできない子の差をつけるための勉強になっているような気さえします。つまり、教科書と学校の授業だけをやっている子は実力がつかず、教科書と授業以外の勉強をやっている子だけが力がつくような仕組みになっているのです。


 英語の教育では、まず英語圏の絵本など(CD付き)を選びます。この本のCDを繰り返し聞き耳を英語に慣れさせると同時に、その英語をそのまま暗唱できるようにします。慣れてきたら文章も暗写できるようにし、それと同時に単語の意味や文法的な説明をしていきます。

 毎日CDを5分から15分聞きます。勉強するのは小学校4年生以上ですから、子供が自分でCDを聞くように習慣づけていきます。

 日本語の暗唱は、言葉の森では1か月で900字を暗唱するようにしていますが、英語の場合は1か月で200から300ワードが目安です。1日に暗唱するワード数は、20から30ワードです。この30ワードなら30ワード分を20回から30回音読で繰り返すと、日本語と同じように丸ごと暗唱できるようになります。

 暗唱する前に、子供が自分で辞書を使い、単語の意味と読み方を調べるようにします。

 単語の意味は、ノートなどに書き出します。読み方は、英語の文章にふりがなをつける要領で書き込んでいきます。

 親や先生は、その意味や読み方のふりがなを見て、不適切なところがあれば直してあげます。家庭学習で大事なことは、子供ができるだけ自分の手でやっていくようにすることで、親や先生が子供たちに教える場面は少なくしていくことが大事です。


 次は国語の勉強法です。(つづく)

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
家庭学習(92) 
コメント411~420件
……前のコメント
必ず国語の成績 nane
 国語の力をつけるのは、長い時間がかかります。  作文の力 3/8
記事 4203番
必ず国語の成績 森川林
 毎月の読解検定の平均点は60点ぐらいですが、初めてテストを 3/8
記事 4203番
作文は褒めるだ nane
褒める指導の反対は直す指導ですが、直す指導をすると、子供がく 3/7
記事 4202番
作文は褒めるだ 森川林
作文の勉強を初めたばかりの生徒の保護者からよく受ける質問が、 3/7
記事 4202番
受験用の作文指 nane
 プレ受験作文は、なぜ小5からで、小4からでないかというと、 3/5
記事 4201番
受験用の作文指 森川林
 近日中に、小5以上の生徒を対象にしたプレ受験作文コースを開 3/5
記事 4201番
国語力を短期間 nane
久しぶりに記事アップ。 いろいろな仕事を形付けている途中で 3/4
記事 4200番
国語力を短期間 森川林
 国語力には、短期間で上がる面と、時間をかけてもなかなか上が 3/4
記事 4200番
【合格速報】宝 四季島
おめでとうございます。 高校での更なる活躍を期待します。 2/18
記事 4194番
自主学習クラス nane
 公中受験作文は、中学生の指導項目で勉強した方が書きやすい面 2/15
記事 4195番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
標準新演習算数 あかそよ
3の1はできました。 2は、答えを見るとなんとか理解できま 11/23
算数数学掲示板
標準新演習算数 あかそよ
3の1はできました。 2は、答えを見るとなんとか理解できま 11/23
算数数学掲示板
2024年11 森川林
●サーバー移転に伴うトラブル  本当に、いろいろご 11/22
森の掲示板
現在森リンベス 森川林
このあとの予定。 ・森リンベストを直す(直した) ・森リ 11/20
森川林日記
Re: 入会手 言葉の森事務局
 お世話になっております。  弟さんのみご入会が1週間 11/15
森の掲示板
入会手続きにつ やすひろ
お世話になっております。 個別掲示板を開けませんので、ここ 11/15
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習