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日常生活で豊かな日本語を(facebook記事より) as/1641.html
森川林 2012/10/28 06:11 



 日常生活で豊かな日本語を使って、例えば読書をしたり対話をしたりする結果が、国語のテストに現れるのに、日常生活はそのままで国語のテスト対策をしてしまう人が多い。

 日本語という母語が土台となって初めて、他の言語が身につくのに、日本語自体が形成途上の幼児期から英語を教えてしまう人が多い。

 人間が本当に自覚して勉強を開始するのは15歳ぐらいからなのに、小学校低学年から勉強をさせすぎて、勉強に飽きさせてしまう人が多い。


 なぜこういう大事なことが伝わらないかというと、子供の教育が、同年齢の子供たちの中だけで孤立して行われているからです。

 例えば、小1の子を持つお母さんと、高3の子を持つお母さんとの間に交流があれば、大事なこととそうでないことの区別がもっとはっきりしてくるはずです。


 子育ては、どの家庭でも、半分成功半分失敗です。

 いいと思ってしたことが裏目に出たり、よくないと思っていたようなことがいい結果になったり、いろいろありますが、子供には自律回復力があるので、大体みんなまともに成長していきます。


 しかし、異年齢の子供たちやお母さんお父さんがもっと交流できる場があれば、今よりずっと自然で効率的な教育の環境ができると思います。



 今日も、さわやか日曜の青空。

 明るい空を背景に、街路樹に赤い実がなっていました。

 それで、最近小鳥が増えているのかなあ。

 それでは、今日もいい一日をお過ごしください。

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国語力と読書の関係のつづき(facebook記事より) as/1640.html
森川林 2012/10/27 04:56 



 読書をしても国語の成績は上がらないという人がいます。

 確かに、易しい本の読書だけでは、入試問題の難しい文章に対応できません。

 また、短期間の範囲に限れば、読書がすぐに国語の成績に結びつくわけではありません。


 しかし、読書が人生を豊かにする大きな世界であるのに比べ、国語の成績は人為的に作られた重箱の隅にすぎません。

 ということを、これまで書いてきました。


 今日はつづけて、読書をD、国語をKとして図解すると(数学の勉強みたい(笑))、

┏━━━━━━━━━┓
┃ ┏━━━━━┓ ┃
┃ ┃ ┏━┓ ┃ ┃
┃ ┃D┃K┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┗━┛ ┃ ┃
┃ ┗━━━━━┛ ┃
┗━━━━━━━━━┛

 D→Kが成り立たないということは、だから、非D→Kということではありません。

 そして、常にK→Dなのです。


 だから、言葉で言うと、


×読書をしない子は、国語の成績がよい。(そんなことは言えない)

◎国語の成績のいい子は、読書をしている。(それは言える)


 読書の方が、国語よりも広い集合です。


 したがって、国語の成績を上げるためには、読書+α+βが必要だということです。

 αは難読で、βは解き方のコツです。出題者との相性というγも時にありますが。

 (難読というのは、難しい本の読書という意味の造語)


 読書だけで国語の成績を上げている子は、その読書に自然に難読も含まれているのです。



 「中学生の勉強室「というfacebookグループに、教科書を百回音読して力がついたという投稿が載っていました。

 英語の教科書は、最近会話体の文が多すぎる気がしますが、それでも文法と必修単語のエッセンスです。

 国語の教科書は、意外と思うかもしれませんが、物語文と説明文の優れた文章がバランスよく配置されています。


 こういう適度に難しい精選された文章を繰り返し音読するのがいちばんいい勉強法です。

 家庭でやる学習は、安上がりで効果絶大なのです。

 しかし、軌道に乗せるまで親の気合いが必要です。o(*⌒O⌒)bふぁいとっ!!


 (中根)


(写真は道端に咲いていたピンクの小さい花)

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