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低中学年から進学塾に行く弊害 as/1650.html
森川林 2012/11/12 08:59 


 小学校2、3年生の生徒の保護者から、「塾に行くようになったので勉強が忙しくなった」という相談を受けることが増えてきました。

 それだけ、学習塾が受験勉強の前倒しをするようになったからです。しかし、それは少子化に対応するための塾の都合によるものです。

 小学校低中学年の塾通いは、多くの弊害を生み出します。まず、塾は点数の差のつきやすい算数に力を入れることで勉強の成果を上げようとします。また、国語についても点数の差のつきやすい漢字の学習を中心にしがちです。そして、算数にしても国語にしても点数で競争させることによって意欲を引き出そうとします。すると、点数に表れにくい読書や対話や創造性を育てる遊びの時間がどうしても削られてくるのです。

 その結果、早くから塾通いをした子ほど、表面的な点数はよくなったように見えても肝心の考える力が育っていないために、学年が上がるにつれて伸びなくなってくるのです。

 また、低中学年から点数の競争をすると、成績に対する優越感や劣等感を持ちやすくなります。勉強の本来の面白さは、新しいことを学ぶということにありますが、競争を意識すると、勉強の面白さが勝ち負けの面白さになってきます。ところが、勝ち負けが意欲につながるのはせいぜい中学生までですから、肝心の高校生以降はかえって勉強に対する意欲がなくなるのです。

 小中学生の勉強は、家庭での学習が基本です。受験直前の時期には、志望校の過去問に合わせた難問を集中して取り組む必要がありますが、そういう難問を先取りして勉強する必要はありません。学年に応じた基礎の学習ができていれば、受験対応の力はすぐにつけられるのです。

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今の教育が未来の日本を作る(facebook記事より) as/1649.html
森川林 2012/11/10 08:24 



 経済の基盤にあるものは教育です。

 今の子供たちが、未来の日本の社会を作ります。

 だから、日本が最も力を入れるのは、子供たちの教育です。


 しかし、それは校舎や教材や人員にお金をかけることではありません。

 新しい教育の開発に力を入れることです。


 2009年のPISA(OECD65か国の教育到達度調査)の日本の得点は、数学9位、読解8位、科学5位でした。

 学習に対する親和性の高い日本語を有していながら、それが十分に生かされていないのが現在の状況です。


 志のある人が自由に教育を始める機会が増えれば、日本の教育は変わっていくと思います。



 今日も快晴。いい天気が続きます。

 明日は日曜。いい一日をお過ごしください。

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