明けましておめでとうございます。
昨年末にたまたま目に触れた本が、ゲーミフィケーションとHTML5でした。
正月休みに入ってしまうので、急いで書店に注文。
31日に届けてもらいました。配達の方、ありがとうございました。
それで、今年は最初にこれらの本を読む予定です。
今の日本と世界にはいろいろな問題がありますが、これらを解決するひとつの道は、創造力のある子供たちを育てることです。
しかし、今の教育の中で、勉強は面白くないもの、強制されてやるもの、点数だけで評価されるものになっているようです。
幅広い学力と高度な思考力と豊かな創造性を、楽しく学べる仕組みを作っていきたいと思います。
Online作文教室言葉の森 代表 中根克明
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勉強は、本来もっと楽にできるものです。
そのためには、小さいころから家庭での生活習慣として勉強を組み込んでおくことです。
それは、例えば読書や対話や物作りの習慣です。
今、子供たちのやっている勉強のほとんどは、問題を解く勉強です。
そのために、勉強が苦痛に耐えるようなものになっています。
そして、時間をかけているわりに力がつきません。
なぜそういう勉強が行われているかというと、それは勉強の評価が、問題を解けたかどうかで行われているからです。
つまり、勉強の中身ではなくその結果、言わば勉強の抜け殻のようなものが、勉強の目的になっているのです。
それが最もはっきり現れるのが、国語の勉強です。
国語の得意な子の多くは、国語の問題集などをやっていません。
それよりも、自分の好きな本を読み、いろいろなことを考えたり話したり、あるいは書いたりしているだけです。
ほかの勉強も同じです。
問題を解く勉強よりも、問題とその答え方を一緒に読む勉強をしていくといいのです。
問題を解くことが目的なのではなく、問題の解き方を理解し、それを自分なりの創造に生かしていくことが勉強の目的です。
そうしたら、勉強はもっと面白いものになるのです。
このことで今考えているのが、
ひとつは、作文の勉強のゲーム化、
もうひとつは、子供向けのプログラミング講座、
そして、もうひとつが、自然の動物との触れ合い講座、です。
勉強が面白くなりそう(笑)。
今日はやっと晴れ。
北日本の方では、まだ吹雪が激しいようですが、そして世界中では寒波や洪水が続いているようですが、みんなが穏やかに暮らせる地球を願って、新しい年を迎えましょう。
それでは、今日もいい一日をお過ごしください。
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茶の湯の文化や、俳句の文化は、もともとは何の直接的な必要性もないところから生まれたものです。
同じようなものに、囲碁、将棋、野球、ゴルフ、紅白歌合戦などがあります。
現代では、もうこれらは確固とした基盤を持っているから、誰もが認める消費の対象となっていますが、宇宙人の目から見れば、不思議な習慣としか見えないでしょう。
だから、これからの日本、つまり豊かで、成熟して、教育熱心で、科学と技術の国である日本が目指す道は、既にある完成された消費に埋没することではなく、新しい文化を創造することです。
その文化の方向を、創造的な教育に向けること、これが日本を発展させる道です。
旧世界と同じレベルで、他の国々と競争するならば、軍事化を進めたり、グローバル化を進めたり、スクラップ&ビルドを進めたりするしかありません。
一方、旧世界から背を向けるだけならば、新しい鎖国の穏やかな停滞した国になるしかありません。
そのどちらとも異なる第三の道が、新しい文化を創造する国作りです。
IT技術の進歩によって、そういう試みが個人のレベルで行える条件が生まれています。
やがて、日本の各地で、毎年、そんな創造の文化の祭典が行われるようになる日が来るでしょう。
世界のどこでもやっていないことをまず日本から始めていきましょう。
このように考えると、身の回りに面白いものがたくさん見つかります。
たぶん、今も日本のあちこちでそういうアイデアが生まれているのだと思います。
今日は、どこも雨模様。空気に湿り気ができてちょうどいい具合です。
それでは、新しい年の準備をしながら、今日もいい一日をお過ごしください。
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果物が内側から熟してくるように、
問題も答えもすべて内側からやって来る。
うまく行かないことがあったら、それは自分の努力が求められているのだと考えましょう。
そうすれば、問題は解決の方向に向かいます。
うまく行かないことを他人のせいだと考えるから、問題はますます固定化し、解決の道も外に求めるようになるのです。
問題も答えも、すべて内側にあります。
子供が勉強しないとしたら、それは、子供のせいでも、学校のせいでも、社会のせいでもなく、まず親が、自分の工夫の不足のせいだと考えることです。
そう考えるだけで子供は変化してきます。
そして、他人のせいだと考えていたときはイライラしていたものが、自分のせいだと考えることによって、心穏やかに前向きになってくるのです。
これは社会についても言えます。
今の社会がよくないとしたら、それは政治のせいでも、マスコミのせいでも、アメリカや中国のせいでもなく、まず自分たちの工夫が不足しているのだと考えることです。
そうすれば、今自分ができる仕事で、どう社会に貢献したらいいかということが明るい展望となってくるはずです。
朝早く、まだ西の空にまん丸な月が浮かんでいました。
今日も、きれいな空が広がっています。
このあと天気は急に崩れそうですが、空気が乾燥していたからちょうどいい具合です。
それでは、多忙な年末、今日もいい一日をお過ごしください。
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勉強は、平凡なことの積み重ねです。
効果を期待せずにただ続けていって、効果のことなど忘れたころにその効果が出てきます。
ラーメンマンは、お湯入れて3分間でできますが(笑)、
人間はもっと時間がかかるのです。
国語がすごく苦手という小2のお母さんから相談がありました。
小2で国語が苦手というのは、国語の勉強をしていなかったからではなく、あまり本を読んでいなかったからです。
「でも、なかなか本を読もうとしないんです」
「どんな本でもいいので、毎日10ページ以上読むと決めてください。お正月でも、どこかに出かけたときでも、例外なく毎日読み続けると、読書の面白さがわかってきます」
こういうときは、暗唱とか、音読とか、漢字の練習とか、ややこしい高度なことはしないことです。
いろいろなことをすると、親子げんかになり、結局どれも長続きしないことになります。
読書だけに絞って毎日続けることが大事です。
短期間の猛特訓でがんばるという方法もありますが、それは本人が自覚して取り組むようになってからの話です。
小学生のころは、平凡なことを毎日続けていくのがいいのです。
そして、読書が本当に軌道に乗ってきたら、それから少しずつ音読や暗唱に取り組んでいけばいいのです。
しかし、毎日続けるというのは、これまでの習慣を変えて新しい習慣を作ることですから、実はかなり難しいことです。
子供ひとりの力では決してできません。
平凡なことを続けるためには、お母さんの不屈の精神が必要なのです。(ちょっとオーバーですが本当です。)
寒い日が続きますが、空気が透明で気持ちのいい毎日です。
こういう平凡な日が続くことに感謝して、今日もいい一日をお過ごしください。
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この記事の、電話をした者です。
やはり声の主は中根先生だったのですね。(^^)
質問にお答えいただき、ありがとうございました。
いつも、更新楽しみにしています。
先生の文章を読むことで、元気と勇気、希望を戴いています。
電話で仰った、「親子喧嘩をしてまで(音読を)強いてはいけない。」
すとんと胸に落ちました。
面倒くさがり小2長男との闘い。目が離せない2歳次男との闘い・・・親の私が新聞を読むのもままならない暮らしの中で、
自分も子供にも、シンプルなことを毎日続けるのは意外に難しい。と日々実感していますが、
歯を磨くように・ご飯を食べるように、読書が生活に欠かせないものとなるよう、
不屈の精神で頑張ります。(^^)/
来年も、よろしくお願いいたします。
ぷらむさん、そうだったんですか。
勝手に書いてすみません。
でも、とてもよくある話なのです。
親がつい自分のペースで急にがんばらせようとしてしまうので、子供が抵抗するということが多いのです。
子供が本人の意思でやっているように思うぐらい、少しずつ引っ張っていくことが大事です。
そのために最も手軽なのが、毎日の読書10ページ以上です。
それも、親がいいと思うような難しいものではなく、子供が好むものを読ませることです。
具体的には、漫画や学習漫画や図鑑や雑誌以外の、つまりちゃんと文章を読むようになっている形のものであれば何でもいいので、小学生だったら「怪傑ゾロリ」のようなものがおすすめです。
そして、子供が本を読んでいる姿を見たら、「よく本を読むようになったねえ」とひとりごとのようにつぶやいて褒めてあげることです。
そのうち、本当に面白い本にめぐりあって、食事に呼んでも来ないというようなことが出てきます。
そういう状態になってから、音読や暗唱を始めていくといいと思います。
掃除の合間に、パソコンを見ると、お返事が・・・
中根先生、ありがとうございます。
勝手に、なんて・・・いいですよ。うれしいです。
読解力をつける、というテーマで、これまでも記事がありましたので、検索したら「音読するのは読解マラソンか、暗唱長文か、毎週の課題か?」がわかるのかも。と電話をするのをためらったのですが、
パソコンを開くと2歳児が「ママは暇だ」と判断するのか?膝に飛び込んできて(^^;)まともに読むことができないので・・・電話しちゃいました。すみませんでした。
言葉の森にお世話になって2年になる娘も、入学と同時にお世話になった長男ももちろん、暗唱・音読をする余裕が(本人もつきあう親も)なくて、せっかくの教材もったいないなあと。。。
つい、長い休みになると、暇そうな子供を前に(終業式前の、担任との面談の言葉も記憶に新しいし)欲張ってしまいますね。
男の子は、女の子のようになかなか素直に言う事を聞かないので(怒)余計に、悩みの種です。
算数も文章題になると「問題の意味がわからない。」とふてくされるので。。。
最近、ゲームを父親に隠されているせいか?私にテレビ見過ぎ!と注意されると、家にある5冊の「かいけつゾロリ」の本のみ、繰り返し読んでいます。(大げさに驚いて、褒めています)
そういう消極的?な選択からではなく、自発的に読書しよう、という形に持っていきたいところですが。
fbをしないので、お薦め本情報が乏しいのが残念ですが
長男はロボットの絵をよく描くので、ロボットの話の本・・・などと思って探したりもしました。
が、中学年用などで漢字が読めないようなので、ルビをうってやろうかな。などと思いつつ、できない(^^;)
親も子も、無理なことは続きませんね。
ぼちぼち気長にやってみます。
ありがとうございました。
ぷらむさん、こんにちは。
図書館に行くと、その子の興味のある分野で面白く読める本が結構あります。
特に、子供向けのノンフィクション(科学の本など)は、書店ではなく図書館の方がずっと充実しています。
毎週1回家族で図書館に行くと決めて、毎日の夕方の食後の時間は家族みんなで本を読むと決めておくといいと思います。(しかし、無理せずに、10ページ以上でいいとして)
音読させてみてつっかえるようなら、自分で読むのにまだ慣れていないので、読み聞かせをしてあげるといいと思います。読み聞かせが読書の土台になります。
気長に毎日ということが大事です。
がんばってくださいね。
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形のあるものには、その形を維持しようとする生命が宿ります。
だから、子供の勉強の習慣は、できるだけ同じ形でやっていくのがいいのです。
年末やお正月は、いろいろなイベントが続きますが、
朝の勉強の習慣など短時間でできるものは、できるだけ同じように続けていってください。
大人は、もう生活の形はできているから、そして同じことを続けていると飽きるから、たまに変化のある日常を楽しむのがいいのですが、子供はそうではありません。
大人の生活と子供の生活は性格が違います。
例えば、毎朝起きてすぐに音読と暗唱の習慣がついているなら、お正月でも、どこかに出かけたときでも、同じようにその自習を続けていくといいのです。
いい習慣を続けることは難しく、悪い習慣はすぐ身につきます。
できるだけ同じように続けていくことが習慣を育てる方法で、やがてその習慣が第二の天性になっていくのです。
毎日、いい天気が続きます。
夜中に空を見ると、月がまん丸く浮かんでいました。28日は満月です。
地球の周りを月が回り、その地球と月が太陽の周りを回っています。
この太陽系の形も、何か人間にはわからない生命のようなものが宿っているのでしょう。
年の暮れも押し詰まり、仕事の仕上げに忙しい日々ですが、今日もいい一日をお過ごしください。
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ゲームの面白さは、変化と上達とコミュニケーションだが、
勉強にも同じ要素がある。
ただし、面白さを感じるまでの登りの道が、単調で長いので飽きる。
しかし、そこは工夫のしどころで、将来、勉強はゲームのように面白いものになる。
母「もういい加減に勉強やめて、遊びなさい」
子「もうちょっとだけ。お願い」
などということになるかも。
では、どういうものが面白さを生み出すかというと、数値化とビジュアル化を小さなサイクルで行うことだと思います。
しかし、ビジュアル化といっても、人間には想像力があるので、3Dの本格的なものである必要はありません。
ポイントは、どういうところを数値として抽出するかということです。
その数値が勉強力の本質と結びついていることが大事です。
数値化の身近な例はテストの点数ですが、テストの内容によっては勉強力と結びついていないものもありそうです。
作文の場合で言うと、最もよく目につく数値は字数です。
だから、低学年の子は、「たくさん書けた」と言って喜ぶことが多いのです。
しかし、字数はある時期から作文力の主要な数値ではなくなります。
次に出てくる数値は、語彙の多様性と語彙の難易度です。
パソコンで作文を入力すると、その作文がどれだけ多様で高度な語彙を使っているかが集計できます。
こういう数値を、今後ビジュアルに活用していきたいと思っています。
言葉の森では、今「森リン」という自動採点ソフトを使っていますが、こういうものをもっと開発していきたいと思います。
https://www.mori7.com/index.php?e=1560
今日、横浜はすっかり快晴ですが、北日本は吹雪のようです。
世界各地では、猛寒波のところが多いようなので、今年の冬はどこでも寒くなるのかもしれません。
それでは、暖かくして今日もいい一日をお過ごしください。
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数学は積み重ね。基礎から積み上げて高くなる。
だから、わからなくなったらわかるところまで戻る。
国語は読み重ね。何度も繰り返して読んで自分のものになる。
だから、わからなくなっても戻るところがない(笑)。
わからなくなったら、何度も読むことです。「読書百遍意自ずから通ず」
最初はわからなかったことも、だんだん浅くわかるようになり、いろいろな経験をするにつれてより深くわかるようになります。
だから、大事なことは、できるだけ難しい本を読むことです。
ただし、小学生はそれでは読書がはかどらないので、易しい面白い本と並行して読むことです。
更に、小学校低学年や読書のまだ苦手な子は、易しい面白い本だけでもいいのです。
でも、高校生や大学生は、難しい本を読むのが仕事です。
では、難しい本というのはどういう本かというと、目安は歴史の教科書に出てくるような誰でも名前を知っている古典です。
具体的には、岩波文庫の青帯や白帯のような本です。(本当はもっといろいろありますが)
と考えると、国語の勉強は学校を卒業してもずっと続くのです。(大変)
昨日は天皇誕生日でした。
今日はその振替休日。
12月の明るい青空の日が続きます。
日本の長い歴史に思いを馳せて、今日もいい一日をお過ごしください。
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