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記事 175番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/12/29
古典を読む as/175.html
森川林 2007/08/06 17:08 
 小中学生のみなさんには、まだ先の話ですが、高校生や大学生になったら、何よりも難しい一流の本を読むようにしてください。
 難しい一流の本とは何かというと、学校の教科書に出てくるような古典と呼ばれる本です。
 そして、古典と呼ばれる本を読み出したら、途中どんなに読むのが苦しくなっても、必ず最後まで読み切るようにしてください。ほとんど意味のわからない本でも最後まで読み切ると、意味のわかる本を何冊も読んだときより、大きな価値あるものが残ります。それは、何かというと、物事を抽象的に考える力です。
 最後まで読まないと、その本に書かれているいろいろな知識は残りますが、それらの知識は、クイズ番組の知識と同じようなもので、ほかの場面に応用できる抽象的な力を持った生きた知識にはなりません。
 古典と呼ばれる本の一つの目安は、岩波文庫に収録されているような本だと考えればよいでしょう。一言で言えば、書名や著者名だけは、どこかで聞いたことがあるという本が古典です。
 高校生や大学生のみなさんは、時間のある夏休みに、ぜひ古典に挑戦してみてください。

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記事 174番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/12/29
あとから伸びる子の勉強法 as/174.html
森川林 2007/08/06 17:07 
 小学校の低中学年のころは普通の成績なのに、学年が上がるにつれてどんどん成績の上がってくる子がいます。その秘密は、考える力にあります。
 小学校低中学年のころの成績は、勉強をすればすぐに上がります。すぐに上がるようなものは、ほかの子も勉強を始めれば、その差がなくなってきます。
 「頭の回転が50倍速くなる脳の作り方」(苫米地英人著)の中に、著者のアメリカ友人の話が出てきます。その友人は、子供に受験勉強のようなことをさせずに、その子をハーバード大学とスタンフォード大学という二つの名門大学に合格させました。その方法は、子供が小さいころから、世の中の仕組みを説明させたのだそうです。例えば、車が信号で止まると、「何で車は信号で止まらなきゃならないんですか」というような質問をして、その子に説明をさせるのです。
 つまり、こういう説明をさせることによって、子供に物事を抽象的に考える力をつけさせたということです。
 学年が上がるにつれて成績の上がる子の特徴は、低中学年のころによく本を読んでいるということです。本を読む時間が長いために、勉強をする時間はあまり長くとれません。従って、低中学年のころの成績は普通です。しかし、読書によって考える力が育っているので、学年が上がり勉強が難しくなるにつれて、どんどん成績が上がってくるのです。
 また、両親とよく対話をしている子も、学年が上がるにつれて成績が上がってきます。これも、同じ理由で、対話によって考える力が育つからです。
 では、もうその時期を過ぎてしまった子は、手遅れなのでしょうか。そうではありません。読書は、どの年齢になっても有効です。しかし、読書の質は、年齢が上がるにつれて難しいものにしていく必要があります。

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ikadoku 20070810 http://ikadoku.blog76.fc2.com/ 
こんにちは。
「頭の回転が50倍」読みました。
小学校低学年の子供がいるので、
早速、この仕組み説明法を実践しています。
TBさせていただきます。


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記事 173番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/12/29
意識と存在の接点 as/173.html
森川林 2007/08/06 17:06 
 量子力学の世界では、あまりに小さい世界なので、観察者の観察する行為によって、観察される対象が影響を受けてしまうということがあります。この極小の世界に、実は意識と存在の接点があるのではないかと思います。
 人間は、例えば「梅干し」という言葉を思い浮かべると、口の中に唾液が出てきます。「梅干し」という言葉(意識)と「唾液」という物質(存在)が体内のどこかで結びつく場所があるのです。それが極小の世界です。
 言葉の研究を進めるために、その極小の世界を実験で作ってみようと思いました。PHPという言語で、百万分の1秒(1マイクロ秒)の時刻を取得することができます。しかし、量子の世界は、もっと小さい単位です。そこで、1マイクロ秒で取得した波動情報を、他の1マイクロ秒で取得した波動情報と重ねあわせることにしました。二つの格子を重ね合わせると、その差が小さければ小さいほど、濃淡の差の波長は大きくなります。その濃淡の差を求めようという実験です。夏休みの自由研究になりそうです。

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記事 172番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/12/29
いろいろな本を並行して読もう as/172.html
森川林 2007/08/06 16:59 
 人間の脳には、物事を並行的に処理する力があります。
 そうでなければ、月曜日に見たテレビ番組と火曜日に見たテレビ番組の中身がごちゃごちゃになってしまいます。しかし、実際にはテレビ番組が頭の中で混ざってしまうことはなく、次の月曜日になれば、先週の月曜日の延長でちゃんと番組を理解することができます。
 読書も同じです。1冊の本を最後まで読むというのは、根気のいるものです。途中で飽きてくるときがだれにもあります。そのときに、別の本を読むのです。例えば、数冊の本を手元に置いておき、ある本を読んで飽きたら、次の本を読み、その本も飽きたらまた次の本を読むというふうに、同時に読み進めていくことができます。
 これは、勉強でも同じです。受験生にとって、夏休みは、たっぷり時間のとれる期間です。1日7、8時間勉強ができれば、かなり進歩があります。しかし、一口に7、8時間といっても、自分の努力だけでそれだけの時間を確保することはかなり大変です。そこで、大多数の人は塾や予備校に通うことになります。しかし、勉強は自分の力でやっていく方がずっと能率よくできます。
 長時間勉強をするコツは、一つの勉強に飽きたら、ほかの勉強に切り替えるということです。勉強そのものに飽きて遊びに行く時間を作ると、長時間の勉強を確保することはできません。次々とほかの勉強に切り替えて、トータルで長時間を確保できればよいのです。
 受験生でないみなさんは、夏休みに、こういう並列読書でたくさんの読書時間を確保してください。

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言葉の森の新しいペット、3羽のウズラ as/171.html
森川林 2007/08/06 16:57 
 言葉の森に、新しいペットがやってきました。3羽のウズラたちです。言葉の森のWoods(森という意味)にちなんで、というのは、あとからつけた理由です(笑)。本当は、単なる思いつきで買ってきました。
 3羽の名前は、それぞれ、ウーちゃん、ズン太朗、ランちゃんです。かなり安易な名前です。
 これまでにいたペットは、オカメインコのバノとブンチョウのサクでしたが、放し飼いにしているうちに、開けた窓から飛んでいってしまいました。外に出た経験がないので、いったん外に出ると、家に戻る方向がわからないらしいのです。
 そこで、今度はウズラを増やして、半野生状態で育てることにしました。生まれたときから外に出しておくので、どこかに遊びに行っても、たぶんすぐに戻ってくるでしょう。というふうにうまく行くかどうか。


  

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記事 170番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/12/29
プレジデントFamilyに感想文の記事 as/170.html
森川林 2007/07/20 11:16 
 「プレジデントFamily9月号」に、読書感想文の書き方の記事が載りました。
http://www.president.co.jp/family/

 読書感想文というと、つい感想を書くことに主眼を置いてしまいがちです。ところが、感想や意見は、だれが書いてもあまり変化がなく、ある枠内に収まってしまいます。
 例えば、おいしいものを食べたときの感想を聞かれた場合、感想は、「おいしい」「すごくおいしい」「とってもおいしい」ぐらいに収まります。つまり、感想や意見には表現の変化をなかなか盛り込めないのです。
 読書感想文の感想も同じです。単純に言えば、「おもしろい」か「つまらない」かが、感想の究極の形です。
 しかし、同じようにおもしろいと感じても、その感じ方は人によってさまざまなはずです。では、さまざまなところはどこかというと、自分の体験に照らし合わせて感じた部分と、自分のこれからの行動に結びつけて感じた部分です。
 そこで、感想文の指導は、自分のこれまでの体験や、自分のこれからの行動に結びつけて書く部分を増やすということになるのです。

 夏休みは、幸い時間がたっぷりあります。「道は生きている」の本を読んで、家族で道の探検などに出かければ、体験はどんどん増えます。「犬に本を読んであげたことある?」の本を読んで、試しに家で飼っているネコに本を読んでやれば、新しい発見があるはずです。
 そして、夏休みの最終日に、1日で感想文を仕上げようと思うのではなく、3、4日かけて毎日400字ずつ書くようにしていけば、負担はほとんどありません。
 この特集記事を読んで、楽しく楽に感想文を書いていってください。

 学校の先生方にお願いしたいことは、小学校低学年に読書感想文の宿題を出すようなことは、ぜひやめていただきたいということです。低学年の感想文指導には、何の教育的意義もないからです。

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記事 169番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/12/29
直すよりも褒める勉強法 as/169.html
森川林 2007/07/19 10:36 
 低学年の子が書いた作文を見ると、いろいろ直せそうなところがたくさんあります。そこで、大人(親や先生)が直してあげると、すぐにうまくなります。しかし、直して上手にする方法は、一見成果が上がるように見えますが、いくつかの問題があります。
 第一は、直して上手にできるようなところは、年齢が上がれば自然に直るようになるものがほとんどだということです。例えば、「わ」と「は」の区別などは、小学校中学年になればどの子も自然に正しく書けるようになります。それは、文章を読む量が増えるにつれて、自然に身につくものだからです。もちろん、低学年のうちに正しい書き方を教えること自体には何も問題はありません。問題なのは、それを事々しく何十分もかけて教えることです。
 第二は、直す指導を受けると、子供も最初は素直に聞いていますが、次第に憂鬱になってきます。せっかく自分が一生懸命書いた作文の中身のいいところにはほとんど触れずに、間違えたところだけを直されていては楽しいはずはありません。子供は作文を通して、自分の心を表現しています。子供が見てほしいのは、作文の中身の方であって、表現の仕方の方ではありません。
 第三は、直す指導をしていると、教える側の怒る回数が増えるということです。直されるようなところは、その子が間違って身につけたところですから、一度の注意ですぐに直るわけではありません。しかし、大人はつい、理屈で説明すれば、次からはすぐにできるはずだと思ってしまいがちです。そのために、同じことを二度も三度も注意しているうちに、つい大人のいらいらした感情が出てしまうのです。
 第四は、直す指導を続けていると、すぐに教えることがなくなるので、やがて注意しなくてもいい細かいことまで注意するようになるということです。しかし、直す指導で始めた場合、ただ書かせてほめるだけという指導にはなかなか切り換えられません。小学校高学年から作文指導が少なくなる理由の一つがここにあります。
 では、どういう教え方がいいのでしょうか。
 それは、いいところを褒めることです。そして、その一方で、毎日の自習によって読む力をつけることです。
 毎朝、歯を磨いたり顔を洗ったりするのと同じように、決まりきった自習を続けているうちに、気がついたらいつの間にか作文が上手になっていた、というのが理想的な教え方です。
 自分の子供のいいところを褒めるというのは、実は難しいことです。親はつい、褒めるよりも直すところや注意するところを見つけてしまいがちです。特に、女性は、男性に比べて欠点に敏感なので、子供の欠点も目につきやすいようです。その点、父親は欠点には鈍感なので、子供のいいところを褒めやすいという特徴があります。
 子供の欠点が目についてもそれは気にせずに、いつも明るくいいところを褒めるというのは、ある意味で、親の勉強と言ってもいいかもしれません。

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記事 168番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/12/29
13日午後7時ごろサーバー混み合い as/168.html
森川林 2007/07/13 19:35 
 7月13日(金)午後7時ごろ、netのサーバーにアクセスが集中し、いろいろなページが開きにくくなりました。
 現在、原因と対策を検討中です。<(_ _)>

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●国語の勉強法
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●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
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●中学受験国語対策
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