ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 1776番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/21
今日は作文発表会 as/1776.html
森川林 2013/03/27 20:07 



 今週は、言葉の森港南台教室の作文発表会です。
 自分の作文をみんなの前で発表するのですが、みんな長文暗唱の練習をしているので、作文も暗唱して発表してみようということでやっています。
 暗唱にまだ自信がない場合は、原稿をときどき見ながら発表します。

 どの子も、演台でしっかり発表をしていました。
 発表のあと、聞いている生徒からいろいろな質問が出ます。
 その質問にも、それぞれ上手に答えていました。

 発表会が終わり、みんなが帰ったあと、名犬ゆめも、発表会に登場。

 でも、なんだか、忠犬ハチ公の除幕式みたい……。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
教室の話題(26) 息抜き(19) 

記事 1775番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/21
国語力をつける根本的な勉強法 7「問題集読書の方法」 as/1775.html
森川林 2013/03/27 03:15 



 小学生の生徒が中学入試の問題集の問題文を読むとき、普段の生活ではあまり接したことがない語彙に触れることになります。それが、例えば、「異色、討論、容認、名詞」などの言葉です。本人が日常生活の中で、「お母さん、今日の給食のおかずは異色だったよ」とか、お母さんが、「へえ、よくそんな組み合わせを容認してくれたわねえ」などという言葉を交わしていれば抵抗はありませんが、そういう言語生活をしている生徒は、もちろんあまりいません。
 大人の場合も、「限界効用」とか「即自存在」などという言葉が出てくるような文章を読むと、意味は理解できても眠くなることがあります。子供の場合も、難しい文章を読むと、意味は理解できても内容を自分のものとして把握することが難しくなるのです。
 試験問題は、読み取りが難しい文章を読ませて、しかもその中でも特に読み取りにくい部分を問題として出すようになっています。ここで、国語の点数の差が出てきます。この差は、読解の仕方のテクニックだけで埋めることはできません。読解のテクニックを使う前提として、読む力をつけておく必要があるからです。その読む力の土台が、難しい語彙になじんでおくことなのです。

 小学生の生徒にとって難しい文章の代表的な例は、中学入試問題の文章です。同様に、中学生にとっては高校入試問題の文章、高校生にとっては大学入試問題の文章が難しい文章の例になります。こういう文章を読み慣れておくことが文章読解力の基礎になります。
 しかし、中学入試問題の文章は、小6までに習った漢字についてはふりがなが振られていません。ここで、漢字集の暗唱で身につけた漢字の読みと漢字のイメージ化が生きてきます。
 漢字の書き取りは、学年相応のものができれば充分です。漢字の読みだけは、学年よりも先に進んでおく必要があるというのはこのためです。しかも、その漢字の読みは、ただ読める以上に、その意味がイメージ化できるぐらい自由に読めるようになっている必要があるのです。

 問題集読書の方法は、次のような形で進めます。
 まず、全国の1年間分の入試問題集を購入します。これは、1、2年前のものでもかまいません。
 通常の国語問題集は市販のものであれ、塾専用のものであれ、あまりおすすめしません。入試問題集は、年々新しくなるので、現代の時代状況に沿ったテーマが出ますが、普通の問題集はどうしても古いものをそのまま載せがちだからです。
 時代の状況は、年々刻々と変わっています。一昔前はどこでも環境問題が二酸化炭素の排出量と関連させて出ていましたが、その後地球温暖化の元々のデータに疑問が出てきたため、今後の環境問題は別の方向で論じられるようになると思います。入試問題の場合は、こういう時代の変化を反映しやすいのです。

 購入した入試問題集は、そのままでは分厚すぎるのであまり活用できません。人間が毎日利用するものは、適度のサイズと適度の軽さが必要ですが、問題集は毎日利用するには大きすぎ重すぎるのです。
 そこで、入試問題集の背表紙を裁断して50ページぐらいずつホッチキスで留め直します。その際、自分なりにきれいな表紙をつければ、更に楽しく学習できます。この50ページほどの分冊であれば、カバンの中に入れることもできるし、行き帰りの電車の中で開いて読むこともできます。これを問題集の分冊と呼びます。

 問題集の分冊は、毎日5ページぐらいずつ、問題を解かずに問題文だけをただ読書がわりに読んでいきます。
 問題集読書で大事なことは、1冊を1回読んだだけで終わらずに、4回から5回繰り返し読んでいくことです。
 中学入試問題集は約1300ページ、高校入試問題集は約400ページありますから、その1冊を繰り返し4回読むとすると、毎日5ページずつ読んだとしても、中学入試問題集は3年間使えます。高校入試問題集も1年間使えます。
 難しい文章を繰り返し読むためには、音読するか傍線を引きながら読んでいく必要があります。黙読で読むと、勉強の自覚にまだ乏しい小中学生のころは、ただ字面を目で追うだけの読み方になってしまうことも多いからです。
 何度か読んでいるうちに、意味のわからないところが出てきたら、辞書などで調べてもいいのですが、身近な両親に聞いてもかまいません。勉強を長続きさせるコツは、あまり厳密な方法でやらずに気楽にやことだからです。また、文章の意味は、辞書で調べるよりも、身近な人に聞いた方がわかりやすいことも多いからです。(つづく)

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
国語力読解力(155) 漢字(17) 問題集読書(33) 
コメント11~20件
……前のコメント
総合学力クラス 森川林
子供は、暇そうにしているのがいちばんです。 年がら年中がん 6/22
記事 5107番
さまざまな勉強 森川林
勉強は、作文と読書と算数数学と歴史を中心にやることです。 6/21
記事 5106番
作文力がこれか 森川林
作文力をつけるために必要なのは読書と対話。 出力の前に入力 6/19
記事 5105番
作文を書くとき 森川林
 接続語と助動詞は、実は重要です。  中学生や高校生で、文 6/18
記事 5104番
国語は、読む力 森川林
国語の力をつけるための音読は、1冊の問題集を繰り返し読むのが 6/16
記事 5103番
国語力は、テク 森川林
国語力をテクニックで身につけようという考えそのものがあさはか 6/14
記事 5100番
本当の勉強は、 森川林
子供は、自然に成長していれば、みんな時期が来ればそれぞれにが 6/12
記事 5098番
これから大学生 森川林
MMさん、ありがとうございます。 これは、10年以上前の記 6/12
記事 820番
これから大学生 MM
先生の書かれていることは今読んでもそのまま通じます。 10 6/11
記事 820番
毎週作文を書く 森川林
作文の勉強というのは、負担の大きい勉強です。 だからこそ、 6/11
記事 5097番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
現在森リンベス 森川林
このあとの予定。 ・森リンベストを直す(直した) ・森リ 11/20
森川林日記
Re: 入会手 言葉の森事務局
 お世話になっております。  弟さんのみご入会が1週間 11/15
森の掲示板
入会手続きにつ やすひろ
お世話になっております。 個別掲示板を開けませんので、ここ 11/15
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習