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記事 1780番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/12/4
今あるものを大事にしよう。作文も、今よくできているとこをろまず褒めよう。 as/1780.html
森川林 2013/04/05 06:40 



====今日のfacebook記事より。

 本当は、すべてある。
 時間も、お金も、知識も、才能も。

 ないと思って手に入れようとするからないのであって、あると思えばある。
 ただ、よそに預けているだけ。

 毎朝、エサを待つスズメやハトや子犬を見ていると、たぶんそういう人生観で生きている。

 ないものの数を数えるよりも、あるものを大事にしよう。
 そうすれば、毎日が天国。



 今日もさわやかな朝。
 薄曇りですが、過ごしやすい一日になりそうです。

 今日もいい一日をお過ごしください。

====ここまで。

 作文というものは、文章の中身だけでなくさまざまな要素が組み合わさっています。
 構成、題材、表現、主題のほかに、漢字を使うとか、字をていねいに書くとか、時間をかけすぎないとか、いろいろな要素があります。

 だから、子供たちの作文を見ると、必ずどこか注意したくなることが出てきます。
 そこで、つい注意してしまうから、多くの子が作文嫌いになるのです。

 作文というものは、いろいろな能力の結果です。
 結果の上であれこれ直そうとするのではなく、もとになる能力を育てていくことが大事です。

 その中心になるものが、読書と対話と、書き慣れることです。
 書き慣れるためには、子供たちの書いたもののまずいいところを認めてあげることです。

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知識の差を見るよりも、それぞれの個性で考えたことを見るのが大事(作文発表会で思ったこと)(facebook記事より) as/1779.html
森川林 2013/04/02 06:48 



====今日のfacebook記事より。

 雨の中のスズメたちを見ていると、こんな小さな体で、たぶん何百万年か何千万年か生き続けてきたのだから、スズメたちの中に大自然の英知のようなものがあるのだと思います。

 そして、人間にももともとそういうものがあるのでしょう。

 だから、未来の勉強とは、自分にないものを身につけるよりも、既に持っている英知を生かすということになるのではないかと思います。

 現在の社会では、教育とは知識を身につけること、経済とはお金を手に入れることのように思われています。(というか、実際そうですが)

 しかし、知識もお金も、本当はそんなに苦労して手に入れるものではなかったのだということがわかる時代がやがて来ると思います。



 と、浮き世離れしたことを言ったところで(笑)、今日も雨。

 せっかく咲いた桜の花も、ちょっと寒そうです。

 しかし、雨のあとには晴れが来る、とあたりまえのことを思い出して、今日も元気にいい一日をお過ごしください。

 (中根)



 話はまた戻って。

 今の子供たちの勉強を見ていると、知識を増やすことに力点が置かれているように思います。
 本当は、既に持っている知識を生かして、考えたり工夫したりすることが勉強の中心になれば、勉強はもっと楽しくなるのです。

 先日、言葉の森で子供たちの作文発表会をしたときに、その感を強くしました。
 ペーパーテストだと、知識の差によって点数の差がつくので、点数だけが価値あるもののように思われてきます。
 しかし、作文発表会で感じるのは、それぞれの子供たちの味のある個性です。
 低学年の子は低学年なりの言葉で、高学年の子は高学年なりの言葉で、それぞれ自分らしい作文を発表します。

 子供たちに差をつけないと不安に思うのは、むしろ教える大人たちなのではないかとふと思ったのです。

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