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父母講座「国語力、作文力をつける家庭学習法」の資料 as/1823.html
森川林 2013/05/24 08:46 



 facebookの記事より。

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 5月23日(木)の父母講座が先ほど終了しました。
 今回は、当初の話の予定はごく簡単にして、その代わり最近の話題を中心にしました。

(箇条書き風ですので、読みにくいかもしれません。動画は編集したあとアップする予定です。)

変わる東大入試と、これからの学力
https://www.mori7.com/an/2.html

これからの教育に求められるもの
https://www.mori7.com/an/3.html

学力の中心は、国語力
https://www.mori7.com/an/4.html

国語力、作文力をどうつけるか
https://www.mori7.com/an/5.html

受験的国語力で解くセンター試験国語
https://www.mori7.com/an/6.html

頭がよくなる「1日10分」家庭学習法の国語編を読む
https://www.mori7.com/an/7.html

父母講座(子育て講座5月)
https://www.mori7.com/an/8.html


 これらの記事の中でも、特に役立つのは、「受験的国語力で解くセンター試験国語」だと思います。
 理詰めに解くとはどういうことかということを解説しています。

 しかし、もうこういう不毛な試験はやめて、希望する人は誰でも希望する大学に入れるようにするといいと思います。
 東大のオンラインによる反転授業の試行にも見られるように、入口はもう全世界に開かれています。入るのは誰でも入れるのです。

 入ったあと、そこで得た知識を、分かち合いたい人どうしが対話を通して共有するというのが大学の未来の姿になると思います。

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4月の森リン大賞(中3の部、高校生社会人の部) as/1821.html
森川林 2013/05/24 05:03 




 1位の作品は、要約の部分が多かったため代表作品にはなりませんでした。

4月の森リン大賞(中3の部68人中)

ゴミから考える生き方
ポケット

 ゴミには、あまり良いイメージを持つ人はいない。何故なら、ゴミというものは、自分のいらなくなった物の集まりだからだ。しかし、ゴミの中にも、その人がいらなくなっただけで、まだ使えるものはたくさんあると思う。また、新しいものに作り替えることも出来ると思う。しかし、昔はこうしたゴミをすべて燃やしたり、埋めたりして来た。最近になって、ようやくリサイクルという方法で、ゴミを分別して捨て、分別したうちの使えるものをまた新たな資源として使うようになった。このように、ゴミはすべてではないがリサイクルで資源として再活用が出来る。僕は、このゴミの様なものも生かせるような人間になりたいと思う。

 そのような人間になるには、二つの方法がある。一つ目は、やはり、物事の良い面を見るように常に心がけることが必要であると思う。何故なら、悪い点しか見ることが出来ない人は、ゴミのことも、要らないものだから埋めてしまい、また新しいものを買えば良いなどと考えるはずだ。到底、リサイクルは思い浮かばないだろう。しかし、物事に対して、冷静に判断し、且つ悪い点と良い点との両方を理解出来れば、リサイクルという方法は直ぐに思いつくだろうと思うからだ。また、そうすることは、他のことにも役に立つ。それは、例えば僕の体験したことにも当てはまる。僕が今、通っている学校での出来事だ。その学校にいるある先生が、結構変わった先生である。その変わった点とは、先生でありながら生徒に自慢をして来ることと、叱り方に心がこもっていないことである。自慢するということに関して言うと、同じことを一度ではなく何回も自慢して来るのである。先生の本来の役割は、生徒の手本になることなのに、逆に自慢ばかりして来るのはおかしい。褒めてしまうと今度はもっとしつこく自慢して来る。その先生が、顧問をしている部活では部員が先生を褒め過ぎて、先生が張り切ってしまい、最終的には、先生が部費を使い一人で活動を始め、生徒はそれを見て、うまく出来たら褒めるということになってしまった。僕もその部活に入っているので、それを見ていると、その先生は生徒のことより自分のことを考えているような気がする。また、叱り方に付いても、変である。自分は先生だから、一応怒っておけば良いのだと考えているようで、その場ではとても偉そうに生徒を叱る。しかしその叱り方は、ただ怒鳴っているだけで、全然心のこもっていない叱り方なのだ。

 このように変わった先生もいる。しかし、そのような人でも、良い所もあり、新しい発見がある。例えば、この先生を見ていると、授業のやり方が他の人と違う、などという発見がある。もちろん、他にも同じようなことが言える。例えば有名なサッカー選手のプレーを見て、自分がうまくなれるような手がかりを得ることが出来ると思うからだ。

 もう一つの方法は、今の減点主義のような、マイナス面を直すことを中心にした社会風土を変えて行くことだ。社会全体が変わらないと、せっかくリサイクルという方法を思いついても、実際に行うことが出来ない。社会全体が変われば、みんなの考え方も変わる。どのようにすれば、リサイクルという方法を思いつき、実際に取り組むことが出来る社会を作ることが出来るのだろうか。その方法として、各国のマイナス面を比較して、相対的にどの程度良いのかを分類する方法を提案したい。リサイクルが出来ている国とそうでない国との違いを分析し、出来るためにはどうするかを見つけるやり方だ。社会生活では、労働することは自分のためだけではなく、地域、国、そして世界のためであることを自覚することが必要だ。

 最近の出来事では、前回の衆議院議員選挙が顕著な例である。選挙の結果、自民党が圧勝であった。それは、民主党が政権を取った後、約束を守らなかったからだ。そのため、国民は、民主党は約束を守らないと批判し、自民党に票を入れた。しかし、民主党にも良い点はある。それは、今まで自民党では出来なかったことを民主党はやったからだ。しかし、それはあまり大きなことではなく、気付いていない人が多かった。また、この選挙の一番の問題は、周りの意見に流されて投票してしまった人がいることだと思う。確かではないが、そうした人がいる限り、これ以上日本は良くならないと思う。それに、そうした人は、自分の意見を持っていないという、考え方を改めるための前提条件を満たしていないと思う。このように、なかなか社会全体を変えるのは難しいが、変えることが出来れば、より良い社会になると思う。

 確かに、ゴミを焼却したり埋め立てたりして処分し、その悪い点を無くすことも大事なことだ。しかし、物事の良い面を生かして行くことは、それ以上に大事なことである。「短所を無くす一番の方法は、今ある長所を伸ばすことである。」という名言がある。やはり、短所ばかり気にするのは良くないのではないかと思う。何事にも良い点、悪い点の両方を理解し、その場に応じて、長所を伸ばせる広い心を持った人間になりたいと思う。


順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1手間をかけるということはるりん87118856777687
2ゴミから考える生き方ポケット87207562727189
3必要な手間黒髪メガネの人85112957788886
4ゴミとの付き合いいちご83104553758292
5ゆとりをもって生活したいなおつ83101656728187
6時間はねペン82105054656793
7人々が時間に百合81105357646889
8時間に縛られずブレイド801141519310789
9動く小林少年8081843818189
10強い人間まりあ8099049656789



4月の森リン大賞(高1高2高3社の部144人中)

文化
BOY

「真面目」で「傾聴を迫る」クラシック音楽から、本来切断してはならない音楽作品から切り刻んで差し出すコマーシャル音楽。この変化は、音楽、というよりその受け取り方が、いつの間にか変容しつつあることを示しているのではないだろうか。このようなクラシック音楽の一部分を15秒で流すような軽薄短小な文化に流されるべきではない。

 そのためには、物事の原点に目を向けてみることだ。哲学という学問はまさに物事の原点に目を向けたものだと思う。人類の起源や神の存在など、答えの見つからないことに対してひたすら考える。そうして気づくこともたくさんあると思う。僕も一度この世界にある言語はいったい誰がいつから話し始めたものだろうと思い、言語の原点に目を向けて考えてみたことがある。もちろん答えにはたどり着かなかったが、その過程で気づいたことはある。どんな言語であっても大昔の人たちが使ってきていまこうして受け継がれている一つの文化なんだと、僕らの代で決して絶やしてはいけないものなのだと気づいた。今世界には600以上の言語が存在する。しかし、その数は今急激に減ってきてもいる。例えば、親が日本人でも生まれも育ちもアメリカならきっと日本語を話すことはほとんどなくなってくるだろう。こういったことが世界の地方で行われ、マイナーな言語が消えてきているのだ。どんな言語も立派な文化だ。消えていいものなど一つもない。言語の原点を考え、昔の人たちの考えを知り、僕たちはその文化を生涯絶やことのないように努力しなければならない。

 また、第二には、学校教育などでもじっくりと物事を考える場をつくることだ。そもそも文化とは簡単なものではない。じっくりと考えるべき大切なものだ。過去に様々な栄冠をつかんできた人たち。例えばノーベル賞を取ってきた人たちなんかはきっと考えて考えて考えつくしてきた人たちだと思う。最近ではIPS細胞でノーベル賞を取った京都大の山中伸弥さん。山中さんだってじっくり考えたからこそ得た名誉だろう。もちろん成功ばかりではなった。ずっと成果が出ずに毎日毎日考えて考えていただろう。ただその一回の大きな成功のために考えることをやめなかったからこそ山中さんはノーベル賞をとれたのだと思う。この社会がすぐに正解を出すことを要求するようでは、このような偉人は生まれなかったはずだ。考えること、それこそが、重厚長大な文化を作っていくための方法の一つだと思う。

 確かに、最近の15秒CMのような軽薄短小の文化に人は流されがちだ。しかし、軽薄短小とは社会の流行ではなく、社会の弊病なのだ。だから、社会をつくりだす人の方から変わって、この弊病を直し、重厚長大な文化をつくっていくべきではないか。


順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1文化BOY92121573928887
2クエスチョンことのは90129269787995
3精神と技術のつり合いよよよ89127667708090
4深く見つめるなるか8711136710110895
5軽薄短小を改めるきよほ86135754817789
6技術と精神のつり合いききか85139359869490
7豊かさとはしらたき831581579610896
8知識の詰め込みポンピー8398266707487
9生命の道しるべアホ神God82104158899881
10私たちにできることテマリ82116152799189


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森川林 20130524  
 今日はあとで、金沢自然動物園で、キリンの写真を撮ってくる予定。

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