今日のfacebook記事より。
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センター試験が廃止の方向に向かい、年数回の到達度テストが行われるようになるそうです。
何事もそうですが、ペーパー試験だけで評価しようとすると、対策がすぐに立てられるので、すぐに重箱の隅をつつくような試験になります。
すると、そういう重箱の隅のつつき方のコツを知る人が高得点を取るようになります。(言葉の森のセンター試験国語対策などももちろんそうですが。)
そうして、成績と学力がどんどんかけ離れたものになっていくのです。
人生の大きなゴールは、いい仕事ができるかどうかです。いい大学に入れるかどうかではありません。
自分の好きな熱中できることがあり、基礎学力がしっかりついていればいいのです。
ところが、ペーパー試験で人間を評価するようになると、好きなことに熱中する時間は後回しにして、試験に出るところだけを勉強するようになります。
もちろん、受験の直前にそういう勉強をすることは大事です。勝負に勝つための勉強というものあるからです。
しかし、受験のはるか前からそういう勉強に取り組んでしまうと、成績だけはいいが学力の厚みがない人間になってしまいます。
例えば、読書をするよりも、読書の時間を削って作者と作品を結びつける知識を覚えた子の方がいい成績になるようなものです。
だから、今後の試験の方向は、ペーパー試験(到達度試験)は基礎学力をバランスよく測るだけのものにして、1点差を争うようなものにしないことです。
そして、そのかわりに、小論文と口頭試問と人望を中心とした評価をするべきです。
客観性には多少欠けますが、今のペーパー試験中心の選抜よりもずっと人間味のある、実態にあったものになるでしょう。
これからの試験は、成績よりも人間力を中心としたものになっていくと思います。
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子供たちの勉強の量と種類は年々増えているようですが、最初に学ぶのは勉強の仕方や時間の使い方のように思います。
低学年のころは、親がつきっきりで教えることができるので、どんなことでもうまく行っているように見えます。
しかし、やがて学年が上がり勉強の量が増え、帰りの時間もまちまちになると、次第に子供の勉強は親の手から離れ、子供が自分で時間をコントロールすることを求められるようになります。
大事なのは、この時期に自分で時間の管理ができるかということです。
だから、親の言うことをよく聞く低学年のうちから、できるだけ親が指示せずに子供が自分でやることを決めていくようにできるといいのです。
その方法のひとつが、簡単な記録をつけることと、自分で目標を決めて時間を計ることだと思います。
そして、低学年のうちは、勉強の中身自体は大したものではないので、決して無理をさせないことです。
親から見てものたりないぐらいのペースで勉強を進め、勉強の量や質よりも、自分でやったという姿勢を褒めていくことです。
毎朝の音読や暗唱なども、読み方がどんなに下手だろうと、時々はふざけて読もうと、やったこと自体をいつも褒めてあげるといいのです。
梅雨とは思えないようないい天気の日が続きます。
植木鉢が乾燥してくると、今度はかえって、雨でもちょっとほしいところだなあと思ったり……(笑)
しかし、そうなるとまた都合よく一雨来るのです。
それでは、今日もいい一日をお過ごしください。
(写真は、横浜で2番目に高い山、円海山の下を通るトンネル。高いと言っても標高153メートルだから低い。ってどっちや)
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馬を川に連れていくことはできるが水を飲ませることはできない、というのと似ているのが、作文が書けないときの子供の状態です。
低中学年の子供の場合、そのときは無理に自分の力で書かせることはありません。
「じゃあ、、お母さんが言ってあげるから、そのとおり書いてごらん」
と言って、アドリブで適当な文を言ってあげるのです。
そういう形で何行か書いていくと、大抵の場合、その流れで自分で続きを書くようになります。
しかし、自分で続きを書かない場合でも、それはそれでかまいません。
「よく書けたね。これでいいんだよ」
と言って、その作文は完成です。
低中学年の子供には、「できなかった」とか「失敗した」という感覚をできるだけ持たせないように、どんどん助け船を出していくのがいいのです。
手助けをしていたら自分の力でできなくなると心配することはありません。
人間はもともと自分の力でやることが好きなので、自信がつけば必ず自分でやるようになっていきます。
無理に水を飲ませようとするよりも、ただ川に連れていき、自分がおいしそうに水を飲んでいればいいのです(笑)。
今日もきれいな初夏の空が広がっています。
近所の公園のアジサイの花が、色づきかけていました。
これから、だんだん緑の濃い季節になっていくのでしょう。
それでは、今日もいい一日をお過ごしください。
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ところで、小学校低中学年の場合は、どんどん手助けをしてあげればいいのですが、高学年と中学生の場合はちょっと違います。
小学校高学年や中学生で作文がなかなか書けないのは、自信がないからというよりも、準備不足と読書不足によることが多いからです。
その話はまたいつか。
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好天の続く梅雨入り六月の空。
公園のツユクサがもう咲いていました。
このまま夏になりそう。てなことはないか。
いいことがありそうだと思っていると、物事はそういう方向に進みがちです。
だから、たまたま、あまりよいことだとは思えないことに遭遇しても、それがこのあとのいいことに結びつくのだろうと思っていると、結局そうなることが多いのです。
反対に、いろいろな心配事を予測して、
「こんなことをしていると、あんなことになる」
というようなことを言っていると、だんだん本当にそうなりそうな気がしてきます(笑)。
世の中は、みんな善人ばかりで、いいことばかりが都合よく起こるだということを、もっとみんなで言い合うような社会にするといいのだと思います。
子供は影響を受けやすいので、特にそういう言い方が必要です。
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だから、読書の好きな子にしたいと思ったら、「もっと本を読まなきゃだめでしょ」とか、「本を読んでないからそうなちゃったんでしょ」などということを言わずに、子供がたまたま本を読んでいる場面を見つけて、「本を読むのが好きなんだねえ」などとひとりごとのように言っておくといいのです。
子供がテストでひどい点数を取ってきたときも、「勉強しないから、こんな点数になったんでしょ」などということを言わずに、「大丈夫。実力があるんだから、点数なんて人のつけたものだから気にしない」と言っておくといいのです。
そうすると、子供は本当にいい子になっていくのです。
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季節は、移り変わります。
昨日は、今日とは同じではありません。
新しい時代を迎えるには、新しい考え方が必要です。
かつての社会は、生き残るために相手に勝たなければならない社会でした。
これからの社会は、生き残るため相手に譲らなければならない社会です。
それもしぶしぶ譲るのではなく、心から喜んで譲り合うような社会になるでしょう。
多くの人がそういう気持ちになれば、これまでの勝ち負けの社会を支えていた多くの仕事は不要になり、その代わり新しい創造的な余暇が始まるでしょう。
泥棒をしたり、鍵をかけたり、その鍵を壊したり、更にそれを壊されないようにしたりという、何も価値を生み出していないのにGDPだけを高めていたような仕事がなくなれば、豊かさは同じでも自由な時間がもっと増えるからです。
そんな時代が、もうそこまでやってきているような気がします。
昨日も、今日も、穏やかな日が続きます。
でも、梅雨の季節らしく、近所の庭のアジサイが花をつけました。
もうすぐ明るい夏がやってくるでしょう。
それでは、今日もいい一日をお過ごしください。
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言葉の森は、作文、読解、国語という専門的な分野を指導している教室です。
言葉の森では、これまでは、ほかの分野の勉強は教えていませんでした。それは、ほとんどの教科の勉強は、家庭で自分ひとりでできると考えていたからです。
しかし、近年、小学校低中学年からの塾通いの子が増え、本来遊ぶ時間を大切にしなければならない時期に勉強漬けの生活を送る子が増えていることに気がつくようになりました。
低学年から成績を上げることを目的とした勉強をしている子は、そのときは確かに成績は上がりますが、その分勉強に対するマイナスの感情を持つようになることがあります。また最も大事な創造性を伸ばす自由な時間が圧迫されることもあります。その結果、低学年のときに成績のよすぎた子は、高学年、中学生、高校生と学年が上がるにつれて勉強に対する意欲が低下するようになりがちです。
そこで、言葉の森では、家庭で楽にできて実力のつく勉強ということで、他の教科の勉強の仕方もアドバイスすることにしました。
英語は、この5月末に、政府の教育再生実行会議が提言を行ったように、これから小学校の授業の中で一層指導が強化されるようになります。
英語学習の強化自体は問題ありませんが、その英語教育重視の流れに対応するために、英語の早期教育に取り組もうとする人が増えているところに問題があります。
小学校3年生までは日本語を充実させる時期であるのに、幼児や低学年から英語に力を入れることで、日本語も英語も不十分な子供たちが増えているのです。
英語は、中学生から始めても間に合いますが、英語の感覚をつかむのに最適な時期は小学校4年生からです。しかし、その時期の英語の取り組みは、英語の単語や文法を覚えるような知識的なものでなく、英語を感覚的に身につけるようなものです。
そこで、言葉の森(通学教室)では、家庭でできる英語の勉強として、英語の本をもとに英語の文章を丸ごと暗唱するという自習を行えるような仕組みを作りました。
この自習を小学校4年生から行えば、毎朝10分ほどの学習で、英語の感覚が身につき、中学に上がってからの英語も得意になります。
https://www.mori7.com/kg/ei/jm.php
なお、このページで紹介しているソフトやウェブサイトは、ほとんどフリーのものですので、同じような英語の勉強法は、家庭でも独自に作れます。
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先日、小学生の子のお母さんから電話の相談がありました。
「塾の国語のテストの点数がすごく悪くて……」というのです。
点数が悪くて相談をされる方に共通しているのは、ほとんどの場合そのテストの中身を見ていないことです。
大事なのは、点数ではなく、その中身です。
点数が悪くても笑って済ませられる場合もあるし、点数がよくても危機感を持たなければならない場合もあります。
実は、学力とテストの成績は、最近ますます一致しなくなりました。
先日もセンター試験対策のことを書きましたが、最初に60点の平均点ぐらいしか取れない生徒が、数時間の説明で次の週からは満点近い成績を取るようになります。
【参考記事】「受験的国語力で解くセンター試験国語」
https://www.mori7.com/an/6.html
だから、国語の本当の学力を知るのに、いちばんあてになるのは、その子の読書と対話と作文です。
本を読んでいて、普通に対話ができて、文章がしっかり書ければ、テストの成績はあとからどうにでもなります。
同じことは、英語にも数学にも言えます。
大事なことは、成績をよくすることよりも、学力の土台を作っておくことです。
成績は、受験の前になってからよくすることを考えればいいのです。
普段の勉強は実力をつけるための勉強、受験の前の勉強は勝負に勝つための勉強という区別をしておけば、余裕のある能率のよい生活が送れると思います。
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それでは、国語の実力をつけるためには、どうすればいいかというと、
1、朝ご飯前の毎日の長文音読(できれば暗唱も)
2、毎日の夕方の読書10ページ以上(できれば50ページ以上)
3、課題の長文をもとにした親子の対話(できれば家族全員で)
4、毎週の作文
そして、更に余力があれば、
5、問題集読書
です。
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受験作文指導の記事をアップしました。
https://www.mori7.com/an/14.html
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■■読解力記述力もつく受験作文指導
感想文で読解力をつけ、
要約で記述力をつける独自の通信教育。
■受験作文小論文指導の豊富な実績
言葉の森は、大学入試で小論文試験が取り入れられる何年も前から、作文小論文の指導を始めていました。
高校入試や公立中高一貫校入試で作文試験が課されるようになったときも、独自に問題集を作って対応したのが言葉の森です。
このような長年の実績で、どのような問題が出ても、的確な指導ができるようになりました。
■ただ書かせて添削するだけでない事前指導
作文指導というと、多くの場合、生徒に文章を書かせて、それを先生が添削する形の教え方になっています。
しかし、事後的な添削だけでは、欠点を直すことはできても長所を伸ばすことができません。
これに対して言葉の森の指導は、事前にどういう方向で書いていくかをアドバイスすることが中心です。
このため、文書を書く目標ができるので、誰でも自分の実力を伸ばすことができるのです。
■作文の勉強を通して国語力、読解力をつける
言葉の森の作文指導は、小学校高学年から、難度の高い説明文を読んでの感想文指導が中心になります。
入試問題に出てくるような文章を読んで、その内容を理解し、自分なりの実例を通して感想を書く練習なので、作文力とともに読解力がつきます。
低学年から国語と作文が得意になっていると、どの教科の勉強もスムーズに進むようになります。
■ひとまとまりの文章を書く力があれば、記述問題にも対応できる
言葉の森の作文指導の特徴は、文章の構成を重視し、段落ごとの関係がはっきりした文章を書く練習をしていることです。
このため、ひとまとまりの作文を書く中で、個々の段落を簡潔にまとめる力がつきます。
また、感想文の指導では、長文を要約する練習をするので、読解力と記述力が自然に身につきます。
文章を読む学習と作文を書く学習を組み合わせて指導するのが言葉の森の特徴です。
■担任制の電話指導の通信教育だから、誰でも書けるようになる
通信教育で作文の指導を行う場合、課題が易しい低中学年のうちはどのような教材を使ってもそれなりに楽しく書かせることができます。
しかし、高学年になって受験に対応した難しい作文課題になったとき、通信教育の教材だけでは書けなくなる子がかなり多いのです。
それは、低中学年で楽しく書くことと、高学年で受験対応の力をつけることとが結びついていない勉強をしているためです。
言葉の森では、毎週の担任の講師からの電話指導で、その生徒の実力に応じた説明をしています。
そのため、低中学年から感想文を含めた難しい課題に取り組むことができるのです。
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