道路の横の植え込みになぜか野生のナスの花。
安倍内閣の成長戦略のひとつとして、国家戦略特区構想が議論されています。その中に、公立学校の運営を民間に委託する特区構想が盛り込まれています。
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公立学校運営を民間委託 国家戦略特区で議論
2013.5.29 19:13
政府は29日、規制緩和などで企業を誘致する「国家戦略特区」に関する作業部会を開いた。公立学校や有料道路の運営を民間に委託する案や、外国人医師の国内での医療行為を解禁する案など特区の具体策を議論。
国家戦略特区は「世界で一番ビジネスをしやすい環境をつくる」のが目的。対象は大都市圏に加え、地域で農業関連の特区なども検討する。
具体策では他にも、羽田、成田両空港で離着陸の割り当てを柔軟化することや、先進医療の保険外併用診療の範囲拡大、都心の居住促進に向けたマンションなどの容積率見直しといった項目を重点的に検討している
産経ニュースより
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130529/plc13052919150017-n1.htm
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そこで、言葉の森が、こういう民間委託に関わる場合を考えてみました。
まず、第一は、小学校高学年から中学生、高校生における作文小論文指導です。
現在、学校における作文指導は、小学校低学年のころはかなりよく行われていますが、学年が上がるにつれてだんだん行われなくなっていきます。それは、生徒の作文を添削することで先生にかなり負担があるからです。
特に、中学や高校では国語の専科の先生が指導するようになるので、その先生が担当する生徒の作文を評価するというのは、時間的にほとんど不可能になってきます。
ところが、言葉の森は、森リンという自動採点ソフトを開発しています。また、項目指導という、生徒が自分で自分の作文を評価できるシステムを作っています。
現在、学校には1クラスの生徒が同時に使えるパソコンがあるはずですから、作文の授業のときは、パソコンルームでクラス全員が作文を書く形で進めることができます。
まず、課題の長文を事前に読み、その長文をもとに自宅で家族で話をしてくるのが予習です。この家族との対話というのも、教育的意義があります。
次に、授業の前に、書き方の方向を説明します。この説明は10分程度です。言葉の森の電話通信の時間と同じぐらいです。
そのあと、生徒が一斉に作文を書きます。書き終わった生徒から、その作文を森リンで採点します。機械の自動採点ですからその日のうちにすぐに語彙力などの点数が出ます。
そして、次の授業は、その森リン点の上位の生徒の作文をみんなに見せ、なぜその作文の点数が高かったのかを説明します。これなら、作文の勉強がゲームのような感覚で楽しくできます。
作文の学習で最も大事なことは、まず文章を書く機会を増やすことです。
しかし、150字や200字の短い記述問題をやっても、書く力はつきません。また、その文書の内容も、生活作文のようなものばかりではやはり力がつきません。
しっかりした論説文を読み、その文章に対する感想を600字から1200字の範囲で書くという学習を、毎週何回か続けていく必要があります。
こういう作文の学習を続けることによって、子供たちの思考力や創造性が、教える先生の負担を増やさない形で育っていくと思います。